魔物大量出現の後2
箱からドス黒い瘴気が出てきて、そこから魔物が出現することで、複数の国に魔物が侵攻する事件が起きた。
これに加担していたオズワルド王国は、王が国家反逆罪で、息子に捕まった。
その場で、どちらが制圧するかで形成が決まる場面に、俺は魔法を使うことで協力した。
あとは、誰が引き継ぐか気になるところもあるので、関わりは持たなければいけないと思うけど、今は事件の後始末などがあるため、俺たちは、それに協力しないので、ライオネル公国のもらった海辺の屋敷に泊まっている。
俺たちがオズワルド王国から帰ってきて、数日、たったところだ。
今日も王都に買い物に言って食料を調達しようと考えていると、サイラス王から魔法通信が入った。
俺は最近、紙を魔法で送れるようにしていたので、、事件の詳細をレポートにまとめて、各国に送って置いた。
1枚の紙に詳細を書いて、一度に送れば、相手の魔法通信に実体化する便利なものだ。
担当してくれたのは、コリンだった、コリンは、普段はあまり喋ることはないけど、文才があるのには、驚いた。
もちろん、監修はしているけど。
サイラス王からの伝聞には、オズワルド王国から早馬がお城に来て、俺とコンタクトを取りたいと言って来たそうだ。
「クリス様、オズワルド王国の王子から、クリス様に来てほしいと言う伝聞が届きました」
「えっ、そうなんですか?」
「やっぱり、親書を書いてもらったからと言うよりも、クリス様、相手に連絡先を告げずに帰ってきたでしょ」
「あっ、そうだったかな?」
「王子は言っていたそうですよ。連絡先がわからないって」
「まぁ、あまり関わり合いたくないからね、それもあって」
「そうでしょうね、あなたは国の運営は無頓着だし、貴族も、あなたにとって関係ないものでしょうから」
「うん、まぁ、そうね‥‥‥」
「あははっ、まぁ、だから、そんなあなたに盟主をお願いしたわけですし」
「とにかく、オズワルド王国からの使者の件、お願いしますよ、急いでいるみたいでしたよ」
「うん、わかったよ、サイラス王」と言って通信を切った。
それをリビングで聞いていた、メンバーは、俺が通信を切る前に、出る用意をし出す。
もう、ここにはレイチェルはいないから、残った、いつものメンバーで、また、旅立つことにする。
イザベラが「本当に、クリスといると、いつも忙しいね」
ソフィアが「まあ、しょうがないよ、私たち、もう貴族だし、これが、仕事みたいなものだから」
セラフィーナが「そうですね、私も、国のことよりもクリス様について行く方が、面白いですから」
シャーロット「そうね、本当に、あの退屈な、お城の生活が逆に今では懐かしいわ」
ソフィア「お城の生活は退屈なの?」
シャーロット「嫌になるくらい退屈よ、舞踏会もあるけど、人の顔色伺うばかりだし」
セラフィーナ「そうですね、私も、皆さんといる方が、活気があるって言うか、ワクワクしますね」
シャーロット「そうそう、貴族のご機嫌、取らなくていいだけ、本当にいいわよ、お城にいるお兄様やお父様に同情するわ」
アリシア「そうなんだ、貴族って大変だね」
シャーロット「もう、アリシアと交代したいくらいですよ」
セラフィーナ「特に次期国王になるわけじゃない姫様は大変だよ」
シャーロット「そうですよ、知らない貴族に嫁ぐこともあるんだから」
アリシア「へー、そうなんだ」
シャーロット「はい、知らないのに他の国にお嫁に行くこともあるんですよ、 1度も会ったことがないのに相手の国に行って数カ月後には結婚するっていうのもあるんですよ。
まぁ、その点、私は恵まれていますね、大好きなクリス様と一緒にいられるし、 お父様も喜んで進めてくれるし、しかも、クリス様は普通の人ではありませんから」
アリシア「本当に、そうだね、でも、クリスは、昔は泣き虫で弟みたいだったんだよ」
イザベラ「うん、なんとなくわかるよ、以前は、私たちの後ろからついてくる感じだったから、私たちは初めてクリスと会ったのは、冒険者ギルドの中だったんだ。
クリスが、冒険者ギルドに登録した日だと思うけど。
今でも、あの日のことを覚えているよ。
クリスったら、冒険者になったばかりだから、気弱そうに私たちに声をかけたのよ」
アリシア「へー」
イザベラ「でもね、冒険者になりたてのFランク冒険者が、依頼を受けて魔物討伐に行ったら、強い魔物をどんどん、倒しちゃうし、なんなのよ、この人って思っていたの」
アリシア「そうなんだ」
「初心者の冒険者なんて、嘘なんじゃないかと思ったこともあるわ」
ソフィア「その時からクリスは、初心者なのに、トップクラスの実力があったのよね」
コリン「でも、今、思えば、嘘みたいだよ」
イザベラ「うん、そう思う‥‥‥」
ソフィア「あの時、クリスが声をかけてくれなければ、死んでいたかもわからないし、ただの冒険者が、いくら大きな功績を立てても貴族位なんて、もらえないよ」
アリシア「それは言えるわね。
私ちが、貴族になって、お金も稼げているのは、全てクリスのおかげだよ、だから皆んな、クリスを支えていこうね」
「うん」
「もちろん」
「離さないわ」
「お兄様より、クリス様に王になってもらいたいわ」
「クリス様に、私より次期国王になってほしいわ」なとと、こちらをチラ見しながら話してる女性たちが、いるけど、君たち声が大きいよ。ヒソヒソ話になっていないよ。
女性たちは集まって、ヒソヒソ話から始まって、徐々に熱が上がってきて、声も普通になっているよ。
しかも、全員が俺の方を見ているし。
俺は神獣たちと話している、俺の周りには、ジャネット、ロゼッタ、パトリシア、アレク、アデル、エイミー、アイリスの7人がいる。
それぞれの神獣たちに、メンバーを守ってほしいということと、担当を決めている。
準備ができたので、俺たちはオズワルド王国に瞬間転移することにしたけど、あったことがある王子が、今、何をしているか確認してみると、会議中だ。
その会議には、あったことがある第三王子と、あとは数人の人が座っている」
そうぞれの人の後ろに、数人の騎士が立っている。
派閥争いか? もう、本当に嫌になる。
まぁ俺があの時助けたのは、たまたま、その現場にいた第3王子と言うだけであって、第3王子の上には、当然だと思うけど第一王子もいれば、第二王子もいるのでこういうことになるのは当たり前だ。
1カ所に転移しやすいように、俺が魔法を使って、第三王子の後ろに瞬間移動する。
俺たちが第三者王子後に瞬間的に現れたことで第一王子と第二王子も驚いて立ち上がり、その後ろに控える騎士たちも剣に手を置いた
「何やつだ」と第一王子
第二王子「‥‥‥」無言だ。
俺たちは、俺はたったままで、女性たちは示し合わせていたように全員が、カーテンシーをしていた。
いつ、カーテンシーなんて芸当、覚えたんだ?
「こんにちは、王子」と言って俺は、第三王子のみに言った。
王子は立ち上がって、「おお、クリス様、待っていました」
第三王子以外の人には、初めてだったので、第一王子と護衛と第二王子と護衛に対して「私の後ろにいる、女性たちは剣の腕でも、魔法でも、ここにいある全員が束になっても勝てませんよ。
もちろん、その時には、私も参加しますが‥‥‥」と言って俺は、魔法で威圧する。
魔法で威圧すると、二人の王子は冷や汗をかきながら椅子に座ったけど、後ろの騎士の数人が床に倒れて泡を吹いている。
あれっ、一番、軽い威圧だったのに。
痙攣している人もいるから、早く運び出してほしい。
それに構うことなく俺は王子に近づいて、左手を差し出されたので、握手した
「 それで、今日はどういうご用件ですか?」
「それでは、サイラス王に送った書で、こられたわけですね」
「はい、サイラス王は、同盟国ですから、心配されていましたよ」
ロードリック「実は、困ったことが起きています。
今は、私が国の実験を握っていますが、それぞれの兄が王になりたいと言い出して」
「まぁ、そうなりますよね」




