魔物大量出現6
小説の初めにプロローグ1〜7を書き加えました。
これはアルベルトの物語になります。
よかったらご覧ください。
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俺は親書をもらったサイラス王に、話を聞いてみたくて王の元にきた。
「オズワルド王は何か、隠しています」
「王が隠している?」
「はい」
「もしかして今回の魔物に関してだと考えているわけだね」
「はい、その通りです」
「それで状況は?」
「魔物と人の間に広範囲の魔法結界を張って、停滞されていますので、今は戦いは起きていませんが、俺が結界を解くと魔物が王都になだれ込んで壊滅するでしょうね」
「つまり国がなくなると‥‥‥」
「はい」と俺はハッキリと言った。
「 私が思うには、何かのことを画策して、それが失敗したんじゃないかと思うんです、 何をどうやったのかと言う事まではわかりませんけど」
「つまり貴殿が、言っていた瘴気も、オズワルド王が、画策したということだね」
「はい」
「うーむ、それは困った」
「 まだ、確定したわけではありませんので、各国に知らせるわけにはいかないんですけどサイラス王には親書をいただいたので先にご報告しようと思って」
「うん、そうだな、ありがとう」
「 もしサイラス王さえ承認しただければ魔物に関係した国には知らせるべきだと思います」
「そうだな、頼めるか」
「はい、わかりました」
と言って、俺は、その場で魔法通信を開いて、魔法通信は、誰かがいるようになっているので、俺は了解も得ずに話をする。
「こちらクリスです、オーリス王国、ライオネル公国、リッチェスト国に説明します。今、俺たちはアズワルド王国に来ていますが、今回の事件にオズワルド王が関与している可能性が出てきました。
よって、隣接する国は、警戒をお願いします」とだけ言って通信を切った。
俺たちの他に空を飛べる奴がいれば別だが、未だに、そんな奴、会っていないから、地面からいくしかないので、隣接する国に警戒をひいてもらう。
「ということでサイラスも隣接しているので、、ご注意ください」
「うむ、、わかった」と言って、俺は瞬間転移で馬車の中に戻ってきた。
アリシアが「もう急にいなくなるし、急に戻ってくるから、驚くよ」
イザベラが「本当よ、ジャネットが説明してくれなかったら、殴るところよ」
「あっ、ジャネット、ありがとう」
「いえ、ご主人さまは、考えたことを、すぐに実践に移す方ですから、我々も、それでいいと思いますし、何よりも、クリス様は、盟主なんですから、盟主というのは王よりも上で、まとめ役なわけですから、王をも従えることができないといけませんので」
ジャネットのおかげで殴られることなく済むわけだから、感謝。
イザベラは、少しは以前よりは、優しくなったけど、相変わらず暴力的だな。
なんてことを話していると、戦場に着いた、いや、戦場だったところに着いたけど、今は動物園の檻の状態。
イザベラが「うわ、なにこれ」
ソフィアが「壁がある」
アリシア「もしかして、これもクリスの仕業?」
「もしかしなくても、俺しかいない」
「そうなんだ」とアリシア
「ご主人さま、これから、どうしますか?」
「うん、現場の指揮官に会う必要がある」
「現場の指揮官は‥‥‥、あの人っぽいですね」
現場で高級な装備で偉そうに指示を出している。
俺たち全員で、偉そうに指示を出している人に近づいていくと、向こうから気がついてくれた。
「なんだ、お前たちは、俺は、今、忙しい」と素っ気ないことを言って、指示に戻る。
「あのー俺たち、オズワルド王から言われてきたんですけど。
「なに、王からだと?」
「はい、あー、ついさっき伝令が出ていたな、何でも、どこかの貴族が戦闘に参加したいとか」
「はい、私たちなんですが」
「あ〜、俺は、今は忙しいから、勝手にやってくれ、邪魔だけはするなよ」
「わかりました、あっ、この障壁解除してもいいですか?」
「‥‥‥これ、あまえたちが張ったのか」
「はい」
と言っても、なにも言ってこなかったので、俺たちは現場の端っこにきて、作戦行動の話をする。
でも、さっきから高級な装備をつけて偉そうにしていた人が、なにも言わずに、こっちを見ている。
やめてよ、と言いたくなるくらい、変な目で。きみ悪いから見ないで。
気持ちが悪い目を無視して、俺は余裕があるように地面に作戦行動を書いていく。
「じゃ、全員、わかったね」
「はい」
「うん」
「わかった」などの声を聞いて、今回は幼年組も参加するので、エイミーとアイリスはアデルのそばにいるようにと注意する。
魔法障壁を解除しようと思ったけど、思った以上に、現場にいる人が消耗しているのに気がついたから、そのままにしておいた。
だから魔法障壁に対して、メンバーだけが通れるように設定した。
他のものは通行不可にしておいた、ハッキリ言って足手纏いになり邪魔だから、
俺は、後ろに控える人の目線を気にしながら、魔物が少ない障壁から入ることにした。
そして、うざったいので、壁の色を透明から、灰色に変更して、見えないようにした。
俺を見るよりも、女性を見る目が、いやらしく感じたから。
確かに戦場なのに、どこに、そんな余裕があるのか、おかしい。
俺は、そんな将軍が率いる部隊なら全滅してもいいと、一瞬、思った。
ジャネットからも「何だか、奇異の目を感じますね」
「うん、そうだね」
現場の種群らしき奴、頭、おかしいじゃないかと思えるくらいな目をしてる。
メンバーの女性たちを、舐め回すように見ていた。
でも今は見えなくしている。
俺たちは、魔法障壁を通り抜けて、魔物を攻撃を始める。
俺は、以前、使った氷の魔法でアイススピアを作ったけど、見られてもいいから、一気に勝負をつけたいし、早く将軍の目の届かないところにいくため、殲滅をする。
アイススピアを2000本、一気に作って、魔物の眉間を撃ち抜く。
あとは女性たちの練習のため、残しておいた。
今回は、エイミーとアイリスも攻撃に参加しているから。
先ほどの作戦会議の時に聖属性の魔法を混ぜるように言っておいたから、何なく魔物を倒している。
俺たちが到着して、10分くらいで、、全ての魔物を討伐できた。
あとは現場に任せればいい。
俺は魔物がいなくなったので、魔法障壁を解除した。
そうすると壁の手前に、先ほどの変態将軍がいた。
「終わりました」と俺が将軍に言うと
将軍は「もう、倒したのか?」
「はい、じゃ、俺たちは、これで失礼します」と言って立ち去ろうとしたけど、
将軍が「説明してもらいたい」と言って、またもや女性たちを見ながら言っているので、俺は腹が立って、精神魔法を使って、性的な脳の部分を治すのではなく、破壊した。
もう2度と、いやらしい目で女性を見れなくなるように。
その途端に、俺に目を向けて真面目に話をし出した。
このバカな奴は、どうしようもない。
そこで、俺は腹が立ったけど、一応、礼儀として、カードを差し出した。
俺の身分が貴族であり、国の刻印が入っているカードを。
「では、クリス様は、本当に、今、噂の盟主なんですね」
「どのような噂か、わからんが、加盟国の盟主は、俺しかいない」ちょっと偉そうに告げる。
ここで下手に出ると、俺の盟主として、また、加盟国の問題になる。
俺は、王様のように振る舞うことにした。
「貴殿は、今まで、現場でなにをしていたのだ、馬鹿者め」
「はい、申し訳ありません」俺が上位にいるとわかると、突然、態度を変えやがる奴なんて、一番、使用できない。
「私が来たから、いいものも、もし、来なかったら、国が滅亡するところだ」
「その時は、貴様、一つの命じゃきかないぞ」
「ははっ、申し訳ありません」




