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故郷から手紙が届く

第26話 故郷から手紙が届く




俺がいる世界は冒険者と言う仕事があり、その冒険者にはランクがある。




一番、初心者はFランクから始まって、多くの依頼をこなして、やっとランクを上げることができるんだが、そう簡単にはランク上げができない。


と言うのは危険な依頼もあるからだ。




依頼には簡単な依頼もあれば、危険な依頼もあるからだ。


簡単な依頼を受けても、もらえる料金も少ないし、数こなさないとランクは上がらない。


しかし危険な依頼を受けて、達成すればするほど、ランクが上がりやすいくなるが、1つや2つ、こなしたからと言ってランクは上がらない。




危険な依頼は死に至る可能性も大きい。




つまり依頼を受けました、旅立ちましたけど、いつまでも戻ってきません、と言うのがあると言うことだ。




命をかけて仕事をするから「冒険する者」と言う意味もある。


冒険者ギルドが統括する組織だけど、無数あるみたいだ。


本部が、どこにあるのか、知らない。


知っても意味はないから。




冒険者には、ギルドカードが発行される。


これが国を移動したときの身分証にもなる。




もし依頼を受けて、旅立っても、冒険者ギルドに帰って報告を行わなければ死亡扱いになり、登録時に書いた出身地に連絡だけが届く時もあるが、全部じゃない。




よく知っている兄貴分だったケインは、帰ってこなくなってから数か月、待っても手紙一通こなかっから。




ケインの両親は、すごく失望していた、冒険者になることは反対だったらしいから。


ケインの両親は村でケインが畑仕事をしてくれることを希望していた。




なのにケインは帰ってくることはなかった。


だから墓はあるけど、中はなにも入っていない。





普通はランク上げをしようと思うのであれば、、地道に依頼をこなして、ランクを上げるために、生きていれば、次のランクに上がるためには2年くらいの努力が必要なんだけど。




当然、冒険者だから討伐依頼の時に殺されてしまう可能性もある。




また討伐の危険性から冒険者をやめる者もいる。




また、良いパーティーメンバーに恵まれない場合もある。




ランク上げと言うのは、冒険者であればだれでも高ランクを望む。




そのため新人であろうと高ランク冒険者であろうと、冒険者ギルドで何の依頼を受けるかで危険度が違ってくるし、安全なものなんて1つもない。





俺たちは複数の依頼をこなして、1年くらいたったころ討伐を報告するために冒険者ギルドに帰ってきた。




受付のお姉さんに討伐を報告して、4人ともギルドカードを差し出すと、お姉さんが何かの操作をして、言われた。




「おめでとうございます、皆さんランクが上がりました」




待ち望んだ瞬間だった。




当然だけど、Fランクだった俺は、いっこ上のEランクになった




コリンとイザベラは、Dランクになった。




パーティーのリーダーであるソフィアは、BランクにはなれなかったけどCプラスと言うランクになった。




Cプラスと言うランクは、もう少し魔物を討伐するとBランクになると言うランクらしい。




これも一応ランクアップと言えるのかなぁ。





俺たち4人は、これからどうしようかと思っている途中に、以前、自分の出身の村に出していた手紙の返事が届いたと聞いた。




実は以前アリシアのことが気になっていて手紙を送っていたんだけど、この世界は手紙が届くのが数カ月かかってしまう。




それも届けば良い方なんだけど。




途中で紛失したり、破れてしまったりすることも多いみたい。




あと料金が高いんだよね。





俺は手紙を受けたり、巻いてある紐を解いて、羊皮紙の手紙を読んだ。




その手紙の内容は急を要するものだった。


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