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ウルフとの再戦



メンバーとの別れじゃないけど、必ず生還する、帰ってくると、俺は強く思える。


しかし、ウルフと、もう一人の奴は、強敵になるのは、間違いない。


俺を殺した奴のことを正体不明と言おう


正体不明の奴は強敵の中でも、たぶん最大クラスだろう。


そこらにいる魔物なんか、対象にならないほどに。


今は俺は、オーリス王国のお城にいるので、俺にも油断はあったけど、奴も油断させるために神レイチェルに扮していたわけだし。


じゃなかったら、俺が殺されることもなかったかも。


しかし、奴は、どうして、そこまでして俺を殺そうとしたのか?


そうでもしないと、俺を殺すことができなかったのか?


今は、周りで動き回るメンバーの女性たちを見ながら、俺だけが座ってコーヒーを飲んでいるけど、最近、このコーヒーがお気に入りなんだ。


女性たちは紅茶の方が良いみたいだけど、俺はコーヒーが気に入った。


以前はなかったんだけど、国交樹立から、他国からコーヒー豆が入ってくるようになったそうだ。


コーヒーは暖かくして飲んでも良いし、俺の氷魔法で冷やしたり、氷を入れたりすると美味しくなるから、よく飲んでいるよ。


今は、俺は、差し出されたコーヒーに氷魔法で氷を作っていると、テーブルの上に、幾つものコップが置かれた。


ニコニコしながら、コップを差し出されれば、氷を作ってあげなきゃいけなくなる。


全員分の氷をコップに作ってあげて、やっと落ち着いたみたいで女性たちはテーブルの周りに置いてある椅子に座って、俺が入れた氷を美味しそうに飲んでいる。


俺も、女性たちが美味しそうに飲んでいるコーヒーを飲むことにする。


そこに侍女の人がクッキーとフルーツを出してくれた。


この部屋には侍女が3人待機しているので、「コーヒーを3杯、用意してくれませんか?」と伝えると、すぐに、コーヒーが入ったカップが用意されたので、俺は、そのカップに氷魔法で氷を作って「あなたたちも休んでください」と言ってコーヒーを勧めた。


「いえ、クリス様、とんでもないことでございます、勇者様に入れていただくなんて」と言ったので


「遠慮なさらずに、どうぞ」というとやっと受け取ってくれた。


侍女のひとりが、「あー冷たくて美味しいです」と言って飲んでくれた。


「クリス様、本当にありがとうございます、本来なら、クリス様は、私たちなんかには気を使う必要もないのに」


「それがクリスの、良いところです」とアリシア


「いいえ、アリシア様も、そうですが、ここにいらっしゃる方は貴族の方ばかりですから、申し訳なく思っております」


アリシア「私なんか、田舎の平民だから、そんな気を使う必要なんかないですよ」


「うん、そう、そう、アリシアなんか、田舎者だから気を使う必要なんてない」


「あっ言ったな、イザベラぁ」


「もう、イザベラの村だって私の田舎の村と同じくらいじゃないの」


「田舎者同士だよ」とソフィア


「そうそう、田舎者」とコリン


「なんだかコリンに言われると、自分が本当に田舎者と思えてくるから不思議」


「それは、どういう意味? アリシア」


「別に深い意味はないよ」と言ってならない口笛を吹くまねをしている。


「まぁ、俺たちは成り上がりの田舎ものだよ」と俺


「そうだね」とアリシア


「でもクリスが、一番の成り上がりの田舎者だね」


「うん、全員がね」


そこにジャネットから念話が入ってきた。


俺が瞬間的に、集中したのを見て、女性たちは、念話が入ったことに気がついた。


「ジャネット、どうしたの?」


「はい、なんだか、そちらが楽しそうだなって思って、私たちが、ここにいる意味はあるんでしょうか?」


「うーん、そうだね、ウルフの奴の居場所はわかっているから、ここに集まってもいいと思うよ、ただし、部屋を確保したままでお願いしたい」


「そうですね、王様に、そう言ってきます」


「ロゼッタ、パトリシア、アレク、アデル、エイミー、アイリス、聞いていたね、王様に言って部屋を確保したまま、戻ってきて」


「はーい、わかりました」と言って念話を解除した。


それぞれが5分くらいで、ここ、オーリス王国に集結した。


久しぶりに全員が、揃うことになる。


アレクが戻った時には、バックにお菓子や、フルーツが多く入っているバックを持っていた。


アレクが俺に近づいてきて、


「ご主人さま、今度、ミーアが会いたいって」


「ミーアって、皇帝の娘さんのこと?」


「うん、そう」


「うーん、今度、時間が空いたらね」


「うん、約束だよ」


「うん、わかった」


俺が了承するとアレクは嬉しそうにしていた。


神獣たちが、全員、揃うことになる。


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