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戴冠式2



俺たちの正式な貴族としての式が終わろうとした時に、司会の人が、おかしなことを言い出した。


「次にオーリス王国より、正式な叙爵を行いたいと思います」


え〜、何それ‥‥‥


と思っていたら、オーリス王国の王様が、貴族の認定をおこなった。


ハァ〜これで終わりだ。


と思ったら‥‥‥


「続きましてライオネル公国より、貴族の叙爵を行います」


え〜、また?


と思ってたら、ダイラス連邦より正式な叙爵を行います」と司会の奴が言い出した。


ダイラス連邦の叙爵が終わったら、今度こそ、終わり〜と思っていたら。


この後に、サイラス王国、リッチェスト国の叙爵が行われた。


な、なんと、これで正式な貴族になってしまった。


しかも、俺のメンバー全員も功績から伯爵になった。


もちろん、幼年組のエイミー、アイリス、アデルは男爵位に止まったけど。


俺たちのメンバーは、全員が爵位持ちになったけど、こんなチームいないよね。


だからと言って、特例として、政務に携わることは免除されている。


その代わり、所属している国から要請があった場合に動くことになる。


まぁ、要請がなくても、行くから、いいけど。


だから、俺たちのことを、全部の国に知らせることになる。


そして俺に要請ができるのは、王様だけになる。


だから王直属の特別機動隊になると説明があった。


そんなこと、もちろん聞いてないけど‥‥‥勝手に決めないでほしい


俺を独占したい国もあったらしいから、その措置でもある。


そして、国と王の紋章が入った特別な身分証が発行されることになると説明しているけど、呆あきれて、もう聞いちゃいられない。


そして、何かあった時は、全ての軍や騎士などは、俺の指揮下に入ると言うことを説明しているけど、俺の頭は、「‥‥‥」状態だ。


全ての国の軍隊が、俺の指揮下‥‥‥なにそれ?


俺、そんなのできないよ。


俺、今まで現場、第一主義だから。


と思っていたら、なにも俺が指揮するんじゃなく、協力体制を築きたいみたいだから、しょうがない。


普段はベテランの将軍が現場にいるけど、命令系統は俺がいる場合、最優先されるそうだ。


まぁ、たぶん、俺の方が現場を見ているから、それを伝えればいいそうだ。


でも俺の意見は、最優先で尊重されるとのこと。


これは、各国の将軍にも伝えられていて承認されているとのこと。


なんと、反対する将軍はいなかったそうだ。


その理由は、俺が勇者の称号を持っているのと、今までの活躍が知れ渡っているからだそうだ。


なんだかすごく祭り上げられたような気がするけど、これで今まで俺が思い描いていた各国の軍隊も協力体制が築けたと言うことになる。


俺は、 この際だから勇者の称号を利用させてもらうことを考えた。


俺は今体格的には180センチを超えている体格をしているけど、年齢的には18歳だから、子供と言うイメージは見てないと思うけど、歴戦の 将軍たちから比べるとどうしても見劣りしてしまう。


まぁ、俺は偉ぶる事はしないけど。


全部の行事が終わったけど、俺はちょっと凹んでしまった。


まだ、緊張を解くわけにはいかないけど‥‥‥


緊急事態になれば、加盟国の全ての軍、騎士たちは、俺の指示に従うことになる。


って、あれっ、それって勇者の仕事じゃなく、もう一つの救世主としての分野じゃないかな、ということは、その力が働いたのかな?


ということで、ギルドカードも所持していいそうだけど、最高司令官の証明書のカードが交付されたよ。


このカードには、加盟国の国と紋章が記載されている。


もちろん現場で、知らない人がないように周知されるそうだ。


顔を知らないまでも、最高司令官の証明を持つ者に従えと‥‥‥


この証明書は特別な素材でできているので、大変、複製が不可能だそうだ、俺も、これを使うのは特別な場合だけにしてほしいと言われた。


複製が出ると困るので、普段は公爵のカードを使ってほしいと。


そして最高司令官である、俺には、特殊な能力を持つ13人のメンバーがいると、噂になることになる。


神獣たちだけじゃなく、アリシア、ソフィア、イザベラ、コリン、シャーロット、セラフィーナも特殊な力を持っているので。


この噂は、瞬またたく間に広まり、呼び名がついた。それは、「13人の悪魔を従える勇者」と


そのことを、噂が広まったあとで聞いた女性たちは、もちろん


「え〜〜〜〜なにそれ?」とか

「もう、やめてよ」とか、

「恥ずかしい」とか、

「もう、お嫁に行けない」とか、

「悪魔だなんて、かっこいい」とか、これはアデルが言っていた。


俺に散々、文句言われたけど、もう広まっているので、訂正のしようがない。


みんなは悪魔と呼ばれているけど、俺は、それを従える勇者だよ。


勇者が悪魔を従えるなんて‥‥‥はぁ、もう、やだ〜

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