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ウルフ襲来

第23話 ウルフ襲来


村の門を出て4人でウルフが出ると言うエリアに歩いて行ってみたが、なかなかウルフに遭遇することができなかったので、しばらく休憩して様子を伺うことにした。




ウルフだからと言うわけではないが、そんなに同じ場所にいるわけはないし、どこかに住処があるわけだけど見つける事は難しい。




とにかくウルフが何匹くらいの群れをなしているのかということも不確定なので、本当は多い人数で行きたいんだが、依頼を受けたのが、この4人しかいない事実がある。




だから、4人で何が起きても対処するしかない。




4人といっても、俺は多少は前世ではウルフの群れを討伐した事はあるんだが、とにかく魔物と言うのは現場に行ってみないと、どういう状況になっているのかとわからないんだ。




ここにいる女性3人が、どれぐらいの経験があるのかわからない。




言葉で聞いたって、いろいろな状況の変化があるので、今回も同じように、うまくいくかというと、そうでもない場合があるので。




休憩するときにバラバラで、木に寄り掛かったりして休憩しようとしていたが俺が提案して変えてもらった。




木に寄りかかったりすると、木のうしろが見えづらくなってわからないから。




4人で円を組むようにして座って休憩をする。




その理由は、お互いの背中を相手が見ることができるから。




自分の周りは360度監視をしたいが、、なかなかそんな事は難しいから、お互いの背中はお互いに見張ってもらうと言うことだ。




俺は意識を集中すれば360度監視することができるんだが、そんなことを言う必要もないしね。




俺たちは座って、村から調達した食べ物を食べることにした。




空腹だったら動けなくなるからだ。


この時に眠くなったりするのは最悪な結果を招く。




だから眠くなりそうだったら、その場で立って体を動かすことを提案する。




そして、もし座っておくだけではなく、寝転がっているのも体を休めることになるので、時々は交代で横になる。




何よりも時間の勝負なので、体を休めることも必要だから。







4人で円形に座っていると、俺が感知魔法を使って確認をしているときに、俺から見て斜め左側の方角から無数のウルフがゆっくりと近づいてきている。




20匹くらいの群のようで、その中に大きな個体が2頭いる。




「ウルフが来た」と俺は言ったが、まだ遠いので、みんなには見えていないみたいだ。




周辺も一応、確認しながら、俺が言った方角を全員で見る。




囲まれている場合は考えられるけど、俺の魔法からは逃げることができないので後方からは来ない。




ウルフも鼻で臭いながら近づいてくるので警戒はしているようだ。




全員がウルフの群を視認する位置まで近づいて来た。




実際にウルフを目で見てみて、20匹の群れに3人は手と足が震えている。




Bランクくらいの実力があれば、討伐できただろうけど、4人のメンバーだけじゃ少ないと思うのが普通だ。




このメンバーは魔法も使えて剣も得意な俺と、前衛のソフィアと後衛の剣を使える2人しかいない。




ウルフが徐々に近づいて来ているけど、メンバーの間にウルフが入ってしまうと剣を振ることが難しくなるのでに、3人は広がっていきながらウルフに近づいていく。




あまり離れすぎるのも良くないけど近すぎると剣がメンバーに当たってしまう。


まずは前衛のソフィアが、大きなウルフに突撃した。




前回と同じような事はなく、普通に大きなウルフの首を落とした。


そしてコリンとイザベラが、他のウルフに近づいて、2人は走り出す。




剣を振るいすぎるのも、体力を消耗してしまうので、できるだけ素早く、小さい範囲の剣を振るってウルフを倒す。




こういう事は慣れているようだ。


俺も見ているばかりでは、と考え後方から支援をすることにした。




ウルフの群れの後ろのほうにいた数頭を、ウィンドカッターでなぎ払った。


4匹が血を流しながら倒れた。




7匹が倒されたけど、あと13匹もいる。




俺としては、一気に殲滅することもできるんだけど、女の子3人が見ている前じゃ、なかなかやりづらい。




また後で、なに言われるか分からないから、前回と同じ魔法を使うことを考えているけど。




今のところ3人が知っている魔法は、ウインドウカッターとファイヤーランスと治癒魔法だけだから。




後は威力を調整して使おうかと思っているけど。


危なくなったら、そうは言っていられない。




ソフィアは次のウルフに近づいている。このウルフがなかなか動きが良いみたいで、すぐに倒せないみたいだ。




時間をかければかけるほどソフィアの体力は落ちていき危険になる。


剣を振り下ろすスピードも力も落ちていく。




でも、なんとか倒すことに成功したみたいだ。


しかし、その時に左手に傷を負ってしまった。




利き腕じゃないために、何と剣を振ることができるみたいだが。


でも剣を振るうスピードが落ちてきた。




俺は様子を伺っていきながら、これ以上、体力を消耗するのも良くないと思い、対峙してるウルフと後方にいるウルフ5匹に対してウインドウカッターを発動する。




あと8匹、残っている。




さらにコリンが1匹倒し、イザベラも1匹倒した。




冒険者は経験値も必要なので、あまりにも簡単に魔法で俺が倒しすぎるのも良くない。




いろいろな時に簡単に他人が倒してしまったものは、経験値にもならないし、逆に簡単に考えてしまう傾向になってしまう。




しかし危ないときには手をかさなければ。


その用意をする。




前衛のソフィアに近づく大きな影がある。


先程のウルフよりも、さらに大きなウルフがソフィアに近づいていた。


感想、ブックマーク、評価ありがとうございます。


励みになっています。


誤字脱字がありましたら申し訳ありませんがお知らせ下さい


読んでいただきありがとうございます。


これから、どんどん面白くなりますのでよろしくお願いします

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