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勇者じゃなくなった4



俺はベットに寝ながら、考えていたのは、あの時のこと。


今も 混乱している頭を整理しながら、姿を変えてまで現れた奴のこと。


奴については、初めは女性の声をしていたけど、後半は男性の声になっていたので、多分、男なんだろう。


それ以外は、わかっていない。


情報がないと、考えようもない‥‥‥


どうするか?


今回の件は、俺たちが情報を集める方法の買い物をしても店主は答えてくれそうもない。


奴の情報がそういうところから集まる事はないと思う。


やはり、やつの情報なら神獣たちか、神レイチェルに聞くしかないと思う。


今は、誰もいないから聞けないか?


と、そこに見ていたように念話が届いた。


「ジャネットですけど、ご主人さま、今、いいですか?」


「うん、いいよ」


俺が返事をすると、ジャネットが瞬間転移でベットの横に現れた。


「ご主人さま、聞きたいことが、おありだと思って」


「うん、ちょうどいいところに‥‥‥奴の正体は?」


「未だに、奴の正体はわかっていません。神レイチェル様からも、何も言ってきていません」


「そうかぁ、じゃ、奴が動くまで待つしかないのか」


「そうなります‥‥‥」


「そっか、、じゃ、俺も今日はアリシアが言うから、休ましてもらうね、でも心配はいらないよ、もう回復しているから」


「はい」


「あっ、それと、もう一つ、聞きたいんだけど、俺って勇者と救世主と神になっているみたいだけど、スキル的には、何が、どれくらい使えるんだろう?」


「ご主人さま、スキルって言っていいのか、わかりませんが、全てです」


「ご主人さまは、どの魔法でも、魔法じゃないのも、全て使えるはずです。そして、レベルも、どの段階のものであろうと」


「えっ、それって、すごいことじゃない」


「はい、その通りです」


「何を使う、と思えば、使えるはずですよ」


「ただ、神にも段階があります」


「最高神は神レイチェル様も形を作った人が創造神ナサニエル様です」


「えっ、レイチェルよりも高い神?」


「はい」


「この星を作ったのが創造神様です」


「ヘェ〜、そんな神様がいるんだ」


「ちょっと聞きたいけど、どんな人?」


「え〜っと、そうですね、私も神レイチェル様に付き添って会っただけですけど、下を見ていたから、足元しか知らないんですよね」


「あっ、そうなんだ」


「とてもお偉い方だから、顔なんて見れませんよ」


ん、足元?


そういえば、神レイチェルは、現れる時には、サンダルみたいな変な靴を履いている。


いつも同じ靴だ、まぁ3回しか会っていないけど。


あの時、俺が奴に腹を刺されて床に倒れた時、死ぬ間際に俺は奴の足元を見ている。


奴は、あの時は、本当の神レイチェルが履いているサンダルではなかった。


なんだか、うまくいえないけど、サンダルのような感じだけど、足の膝下部分まで蔦のようなものが巻かれてあった。


「!、ちょっと聞きたいけど、足元は見ているんでしょ」


「創造神様の足元ですか?」


「うん」


「え〜とですね、あの時は‥‥‥」


ジャネットは上を向いて考えながら、話そうとしている


「あっ、サンダルみたいなもので、足に蔦がありました」


「えっ、もう一度、言ってくれない?」


「えっ、まぁいいですけど、ダンダルみたいなものを履いて、足に蔦が巻いてありました」


「他の神に、ジャネットはあったことがある?」


「いいえ、この星では、最高神が神レイチェル様ですから、あとは、え〜と、創造神様だけです」


と言うことは、確定したわけじゃないけど、その創造神?と言うのが、俺を殺したのか?


もしかして俺が邪魔になった?


なんだろう、この違和感


でもウルフの奴が従うなら納得がいく。


全てのパネルがつながり始めた。


でもなんで、ここで創造神と決まったわけじゃないけど、そんな奴が出てくる??


わけがわからない‥‥‥


俺はジャネットから情報をもらったので、ジャネットには「眠くなったから寝るね」と言った。


ジャネットは、

「わかりました」と言って部屋から歩いて出て行った。


俺の頭はさらに混乱している。


もう、何が、なんやらわからないよ。


どうして、俺を狙う必要がある?


奴の暇つぶしか?


楽しみが無いから余興の一環か?


なんだろう、このスッキリしない感じ


いや〜な感じしかしない。


もう、考えてもわからないから、寝る!


俺は寝ることにして、横を向いたけど、頭が冴えているから眠ることができない、‥‥‥と思ったら、俺は短時間で睡眠が取れる魔法を自分にかけていたことに、初めて気がついた。


それを解除した途端、俺は睡魔に襲われた。


急激に深い眠りに陥っていき、夢を見ることもなく眠りについた。


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