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ウルフ

注:

ジャネット フェニックスの神獣

ロゼッタ  ドラゴンの神獣

パトリシア クマの神獣

アレク   トラの神獣

アデル   キツネの神獣

アイリス  グリフォンの神獣

エイミー  ケロベロスの神獣

レイチェル  この星の神

人間:アリシア、ソフィア、イザベラ、コリン、セラフィーナ、シャーロット




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


挿絵(By みてみん)


今は、俺の周りには、7体の神獣たちがいるが、やはり最後の神獣の男のことが気になる。


しかも、以前は猪で生まれていた神獣が、生まれ変わりはウルフだと言う。


考えただけで、俺は、身震いしてしまう。


そりゃ、トラ、クマ、ドラゴンの方が強そうだが。


そして、ケロベロス、グリフォン、きつね、フェニックスも仲間にいる。


しかしそれらの仲間たちとは、ウルフは違うような気がするし、何よりも奥さんを見殺しにされて恨んでいるというのが、やばい。


狼と言うのは、頭が良いと言うのもあるが狡猾だ。


悪賢いイメージがあるのがウルフの特徴だ。


群れを引いて統率することもできるし、単独行動もできるのが狼の特徴だ。


しかも狼はメスを大事にする。


だからオスとメスがペアになって行動することが多くあるのに、それが、オスだけの単独行動で動くことは、かなり、やばい状況だと思う。


詳しい話までは、他の神獣たちも知らなかったけど、聞いた話によると、かなり猪顔の時に、嫌なことがあったみたいだ。



「ねぇ、ジャネット、奴が今どこにいて、何をしているかわかる?」


「クリス、それは自分で調べなきゃ、あなたにはそれができるだけの能力があるでしょ」とジャネットは厳しく俺に向かっていった。


考えが甘かった。


俺は今、テーブルの横の椅子に座っているが、名前も知らないし顔も知らないから、どうやって確認しようかと考えていたが、思い当たった。


今、ここにいる神獣たちのことを考えて、それがウルフの形をしている。


そのイメージで多分わかるんじゃないだろうか?


神獣と言うのは、他の人間たちとは違うし、特殊なオーラを発している神獣を見つけ出せばいいんだ。


今、ここにいる神獣たちのオーラを試しに見てみると、綺麗な黄色いオーラをしている。


サーチするのは、神獣だけど、オーラの質が違う神獣をみつければいいわけだ。


多分、そんなオーラを持ち得るのは、あの神獣の男だけだと思う。


人間にも微弱だけどオーラがあるけど、神獣たちのオーラは、そんなもんじゃない。


オーラの質が違うのが神獣の証拠でもある。


生存している神獣たちは、奴以外は、ここにいるので、人間の微弱なオーラを除いて、サーチしてみる。



以前は仲間の力を借りなければできなかったが、今では、仲間の力を借りなくても俺の力だけで見つけることができると思う。


俺は椅子に座ったままで集中と魔力を集めていくことを瞬間的に可能にして、サーチを行う。


そして、それを波長のようにあらゆる方向のほうに向けながら感知魔法を展開する。


以前だったら北側とか南側とか分けてサーチを行っていたんだけど、今では全方向、同時に全てできる。


以前、俺がステータスの数を増やそうとして練習した数日間の結果が、いろいろなものを向上させている。


そうすると、すぐに引っかかった。


見つけた瞬間に俺は戦慄が走った。


本当に恐ろしくて体が震え上がるほど、ブラックオーラに覆われている。


なんと、まがまがしさだ。


今は森に1人でいるみたいだけど、俺がサーチを駆使しながら奴を上空から見ていたんだが、ウルフは瞬間的に顔を上げて俺のほうを見た。


見られたと思った瞬間、目があったわけだけど、俺はすぐにサーチを解除した。


そして意識を戻してからも頭や体から冷や汗が流れ出た。


そしてハァハァ呼吸が荒くなり肩で息をするような状況になってしまった。


なんと…大変なものが現れたものだ。


以前の状態は知らないけど、異常な強さと言うよりも、異様異質な神獣だ。


奴がいたのは、ここから反対側になるぐらい遠いところだけど、奴にとっては距離何かは関係ないかもわからない。


これは、やばいなぁ


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