表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
263/684

トリスタン王国 7

俺はトリスタン王国に戻って、オーリス王国で話したことをパーティーメンバーに話した。


そして知らなくても良い話だとして話し始めたが、王様と宰相から、全面的にバックアップしたいと申し手があったことを全員に話したら、ほっとされていた。


そして全員に話を終えた後、セラフィーナにも伝えなければいけないので、お城のセラフィーナの部屋に転移した。


「セラフィーナ、話しがあるんだけど」と言って近寄ろうとしたら、セラフィーナは着替え中だった。


ちょうど下着姿になっているところに、俺がやってきた。


俺はすぐに目を逸した。


セラフィーナは「キャッ」と言って後ろを向いた。


俺は、「ごめん、ごめん」


セラフィーナは「いいえ、大丈夫です」すぐに洋服を着た。


「もうこっちを向いてもいいですよ」


と、セラフィーナが言うので、顔を見る。


まだ顔が赤かったけど、「ごめんね、急いで伝えなければいけないことがあって」


セラフィーナは「もう何回も見られていますからいいですよ」


俺は、下を向いて頭をかきながら、


オーリス王国で話したことをセラフィーナにもう一度、話した。


セラフィーナは「さすがはシャーロットの国ですね」といった。


「最近はシャーロットも、以前とは違ってしっかりしてきましたもの、これも公爵様のおかげですね」


俺は、「俺のおかげと言うよりも、シャーロットが決断をしたからだと思いますよ。お城の中に入るよりも外に出ると言うのは勇気が要ることです。それは、あなたもそうでしょう。あなたも勇気のある行動ができている。」


セラフィーナが俺に寄りかかってきたので、しばらく、そのままでいた。


俺は寄り掛かっているフラフィーナを引き離して、あともう少しですよ、といった。


それじゃあ連絡を待っていますよ、がんばりましょと言って、トリスタン王国に戻ってきた。


宿に戻ってくると、ソフィアから、お城で動きがあったと言われた。


ソフィアと一緒に、見張りをしているカフェまで来た。


そして連絡を受ける、お城の動きは、兵隊の出入りまで増えていると言うことで、出兵が近づいたことを表している。


もう時間的余裕がないのかもわからない。


セラフィーナが準備ができたか確認をして、今日、実行できれば、動こうと思う。


俺はカフェにいながらセラフィーナに渡している魔法道具を通じて連絡をした。


そうしたら、人数は整ったと言ってきて、全員に説明も終わったと言った。


こちらも準備が整った、今日の夜、決行することにした。


そして俺たちは、カフェにいながらトリスタン王の側近で戦争はの奴らをマークする。


どんなにカリスマがあるトリスタン王だって、戦争に反対する奴だって少なからずいるはず。


そして戦争反対派も、あちらこちらで話される内容を確認しながらマークする。


閣僚たちの中にも戦争反対派が、4人いる。


そして戦争派が、9人、そして王様の1人。


戦争反対派の中に、現地で指揮を取る指揮官がいる。つまり指揮官も上からの命令で嫌々ながら戦争をしていると言うことだ。


俺は、戦争反対派の指揮官に連絡が取れないか試みることにした。


もし戦争反対派の指揮官に、会うことができれば、作戦の成功度が上がる。


お城の中で指揮官が動きまわっていて人が周りに多くいるから、いなくなるのを狙っている。


カフェで紅茶を飲みながら待っていると、チャンスがあった。


俺は、しばらく出ると言ってカフェから出てきて路地に来た。


路地から戦争反対派のダグラス将軍の前に転移した。


急に現れた俺を見て将軍はびっくりしていたが、刀に手を伸ばそうとした瞬間だった。


一瞬で俺に切りかかってきた。


さすがは将軍になるだけはある。


俺は、「将軍、ちょっと話を聞いてもらえませんか?」


ダグラス将軍は「侵入者、なんかの話を聞く必要はない」


俺は仕方がないので、金縛りの魔法を使う。


すると将軍は声も出すことができないし、目しか動かすことができない。


そして、俺は「俺は、この戦争を止めたくて将軍の前に起ました」


将軍は動けなくなったことに驚いてはいた。


「今この場で、動けなくなった、あなたを切り殺すこともできます」


「しかし、それをすれば、確実に戦争に突入するでしょう。」


「俺は、先ほども言ったように、人が殺し合う戦争を止めに来たんです」


将軍は、俺が簡単に自分を殺せることを理解した。


「もし納得していただけるようであれば、少しだけうなずいてください。そしてもし声をあげようとするならば、あなたが発する前に私はあなたを殺します」


俺は将軍に対して殺気を込めて話した。


俺の周りに、すごい勢いで魔力が集まってきている。


将軍は、俺の殺気を感じて、顔を上下にした。


「今から魔法を解きますけど私は見ていますからね」


そして俺は将軍の金縛りの魔法を解いた。


「貴殿は何者だ」


「今は、それを話すことはできません、私は戦争を止めたいだけなんです」


「戦争は、もう止まらなぬ」


「いいえ、俺だったら可能です」


「どうすると言うのだ、上層部は、すぐにでも出兵するつもりだ」


「はい、わかっています、最後の、希望があなたなんです」


「どういうことだ?」


「私は、1人でも魔法を止める事は可能ですが、あなたが協力してくださるならば、人を殺すこともなく戦争を止めることができます、あなたは、どうしますか?」


「私も、戦争を止めたいと思うが、一兵卒の私に、止める権利は無い」


「では、俺たちに協力をしてくれませんか?」


「俺たち?」


「はい、私1人ではなく、他にも数人います。それも、かなりの実力者ぞろいです、将軍、ご決断を」


「わ、わかった、戦争を止められるなら、貴殿に協力するのも悪くない、どうせ私の人生は、戦争になると思った時点で終わっている」


「いやー、助かりました、将軍が協力を申し出てくれて、この国を滅ぼさなくて済みました」と俺は冗談のように言った。


「貴殿が、言うと、真実味があるな!」


「私は、どうすればいい」と将軍、




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ