トリスタン王国 6
今はトリスタン王国の宿にいる。
セラフィーナは、自分の国のライオネル公国に戻っている。
俺はトリスタン王国の情報をさらに集めて、一度、オーリス王国に戻ることに決めた。
他のメンバーには、さらに情報集めをしてもらうためトリスタン王国に残ってもらった。
そして俺だけオーリス王国の城に貸し出された部屋に転移してきた。
そしてすぐに扉を開けて近くを歩いている人を見つけて、王様と宰相の時間が空いているか確認してもらった。
そうしたら、今すぐだったら大丈夫と言う事だったので、王様と宰相が待っている部屋に急いだ。
本当は、勝手にやってもいいことだけど、一応、内密に了解を取ることにした。
部屋に入って王様と宰相に挨拶をして、「今から話す事は、誰にも言わないで内密にしておけば良い話です。しかしトップシークレットでなる位の話なので、話したほうがいいのか、話さないほうがいいのか、どちらにしますか。」
「内容は南の国のトリスタン王国のことです」と俺が話した。
宰相と王様は、顔を見合わせていたが、知らなければ知らないと言えばいいことだから、ぜひ話してほしいと言われた。
「今私たちメンバーは、トリスタン王国にいます。シャーロットも元気ですから安心してください。」
「トリスタン王国では、戦争の準備が始まっていました。戦争を仕掛ける国として情報をつかんだのは、オズワルド王国とセラフィーナのライオネル公国です」
王様たち2人は何も言わずに聞いている。
「ライオネル広告は、オズワルドとライオネルに戦争を仕掛けようとしています」
「今はまだ、準備の段階で出兵はしていません。」
「しかし王城の中には多くの弾薬や大砲や刀が集められています」
「私たちが行ったときには街に変化はありませんでしたけど、徐々に街が騒がしくなってきています」
「もし私の言葉が嘘だと思うなら、確認しても問題はありません」
王様は、「もし本当にアルベルト殿が調査した結果が本当であれば由々しき問題だ」
宰相、「私の耳にも少しは入っていたんですが確実な情報じゃなくて王には伝えていませんでしたが、私もその情報をつかんでいました、申し訳けありません」
王様は「真なのか! ではアルベルトどの言葉には真実があるのか」
王様がうなだれている。
宰相は、「私のところに来ている情報はまだ不確かなものが多く、真実味が薄れていましたが、アルベルト公爵の言葉に間違いはないと思います」
王様「では、どうするのだ、友好関係を結んだ国だぞ」
宰相は、「どうすればいいのか?」
2人して頭を抱えてしまった。
俺は、「できたら、ここは私に任せてもらえませんか?」
2人は顔を上げて、任せても良いのかと言う顔をして
俺は、「もし、仮に、失敗しても、お二人は知らないことと言ってください。責任は全て私にあります」
「しかし2人だけには、少しだけでも知っておいて欲しいからお知らせに来ました」
王様は、「 いや、アルベルトどのだけに責任を押し付けては、オーリス王国の王はやっておられんよ。
私がすべての責任を負うので、アルベルト殿には世話をかけるが、全力を持ってことに当たってもらいたい 」と王様が言ってくれた。
宰相も、「アルベルトどのしか解決できるのはいない。私も、何かあれば協力をするので、全面的に信頼してほしい」宰相までが言ってくれた。
王様は「 戦争が起きてしまえば、多数の死者が出てしまう。国の未来を担う人を失う可能性もある。
それは大変なことだ。そして、もし、アルベルト公爵を失うことになれば国家的な問題がで出てしまう 」
王様は、「貴殿にしか頼むことができないのは心苦しいが、命を大切に必ず戻ってこられよ」
俺は2人に挨拶をして、部屋に戻り、トリスタン公国に戻った。




