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村に到着

休憩を挟んで、村までやっと到着した。


野宿をして、朝食を取って、、また、歩きが始まって。休憩しながら、また歩くことを繰り返した。やはり遠い。


村に到着すると普通の場合、村の入り口の警備をしている人に、村長さんを呼んでもらうようにお願いした。


村長さんが出てきて説明してもらう。


「村の塀の外側に畑があるんだが、その畑にゴブリンが数匹、出る」


「そのゴブリンを討伐してほしい。だが、ゴブリンが出るのは夜だ」


「それまでは待機してほしい」


待機時間にソフィアとコリンとイザベラは村周辺を見て回るそうだ。


俺は、どうするか、と聞かれたので、当然、お供しますと答えた。


村の大きさから言っても、自分が以前住んでいた村と、同じような大きさだ。俺の村で起きたゴブリンの襲来と同じことが起きなければいいが、と思った。


なんだかこういう時って、既視感というか、以前と重なって感じるんだよね。


前世の記憶と、村にゴブリンが襲ってきて、痛い思いをしながらゴブリンを倒した感覚が、蘇るような気がする。


前世の時と比べると、明らかに違うんだけど、クリスとしての俺は2度目だ。


今度こそ村人1人でも、メンバーの女の子3人の中でも、1人も欠けることもなくゴブリンをやっつけなければ。


夕方になってくると周辺が暗くなってきた。自分たちは2人ずつのメンバーに分かれ、物陰に隠れたり、木に隠れたりしてあたりを伺った。


おれはコリンとチームを組まされた。


静かに待っている。


どれぐらいの時間が流れただろう。なんだか眠くなってきたときに、遠くの方から気配を感じて、眠気がとれた。


横に隠れているコリンは、まだ気がついていない。


物陰に隠れているソフィアとイザベラも気がついていない。


俺は前世でも使っていた、遠くを見ることができる魔法を発動させて、確認することにした。


この魔法の名称は、遠見


もちろん実際に目で見るわけじゃない。気配を感じる方法なので、暗闇なんかは関係ない。


気配は、やはりゴブリンだった。


数は、11匹。その中で棍棒を持っているものが5匹いる。


以前、村で対峙した時のゴブリンも棍棒を持っていた。


今度のゴブリンも5匹が棍棒のようなものを持っている。


こちらのメンバーは全員を入れて4名しかいない。


ゴブリンどもは11匹もいる。


多勢に無勢だ。

どうする?


今、能力を使ってしまうと、みんなに知れ渡ってしまう。

そのリスクを背負ってまで魔法を使うか、他の方法があるのか。


知られてしまうとメンバーに入れてもらえなくなるかもしれない。

考えろ!


以前の時は力がなかったが、今は、あり余るほど力を持っている。


使うのは簡単だ。


しかしそれが原因で、俺の両親は、俺を捨てた。


魔法を使うことで、嫌な感じを受けてしまう人もいる。俺の両親がそうだったように。


魔法を使える人は圧倒的に少ないため、使えない人から見たら、異様な化け物に見えてしまうこともある。


そして、あまりある力は恐怖を呼んでしまう。だから、知れ渡ると良くないと思う。


冒険者になった限りは、誰だっていつ死んでもおかしくないと思っている。


しかし、それは、ここに自分がいる、今じゃない。


やらなければ!


感想、ブックマーク、評価ありがとうございます。


励みになっています。


誤字脱字がありましたら申し訳ありませんがお知らせ下さい


読んでいただきありがとうございます。


これから、どんどん面白くなりますのでよろしくお願いします


冒険者になったアルベルトが、パーティーメンバーの村にやってきましたね

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[気になる点] あとがき >冒険者になったアルベルトが、パーティーメンバーの村にやってきましたね ⇒ >冒険者になったクリスが、パーティーメンバーの村にやってきましたね
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