ランクアップ
国が関係した誘拐事件の大筋が見えだした。
それをパーティーメンバー全員で解決してきたが大変なことだった。
今回の誘拐事件で、ギルドからの依頼ではなかったが、複数の王様の勧めから、俺たちはS S Sランクに昇格してしまった。
つまり最高ランクまで上がってしまった。
冒険者といっても薬草専門採取パーティーもあれば、魔物借り専門のパーティーもあれば、分野が、いろいろ違うのがいるわけだけど、SSSランクは少人数しかいない。
本当なら拒否したかったけど、功績が大きすぎるので拒否しようがなかった。
なのでギルドカードが白金になってしまった。
そして全員のカードに国の紋章が入ることになってしまった。
ギルドカードに国の紋章が入るのは本当に特殊な事例だ。
そして今度、俺のギルドカードは、2つに分けてもらった。
普通の冒険者としてのSSSランクカードと公爵のカードに分けてもらった。
これで使い勝手が良くなったけど。
国が関係した誘拐事件の大筋が見えだした。
それをパーティーメンバー全員で解決してきたが大変なことだった。
今回の誘拐事件で、ギルドからの依頼ではなかったが、複数の王様の勧めから、俺たちはSSSランクに昇格してしまった。
つまり最高ランクまで上がってしまった。
冒険者といっても薬草専門採取パーティーもあれば、魔物借り専門のパーティーもあれば、分野が、いろいろ違うのがいるわけだけど、SSSランクは少人数しかいない。
本当に数える人しかいないのが最高クラスだから。
簡単になれるものではない。
しかも俺たちは、Bランクから一気に上がったわけだ。
普通なら1つずつランクアップするんだが、功績に応じて特別に変化することがある。
それを俺たちに適用されたわけだ。
しかも3つの国が推薦するメンバーなんて普通はない。
せいぜい自分の国がランクアップの申請をするくらいだ。
本当なら拒否したかったけど、功績が大きすぎるので拒否しようがなかった。
なのでギルドカードがゴールドを飛び越えて、白金になってしまった。
さらに全員のカードに国の紋章が入ることになってしまった。
ギルドカードに国の紋章が入るのは本当に特殊な事例だ。
国家に対して貢献度が多いと言う意味だ。
しかもオーリス王国と、ダイラス連邦とサイラス皇帝の魔族の国の3カ国がギルドカードに記されている。
つまり後ろ盾に国家がいると言うことだ。
そして今度、俺のギルドカードは、2つに分けてもらった。
普通の冒険者としてのSSSランクカードと公爵の証明カードに分けてもらった。
これで使い勝手が良くなったけど。
街に入国する時もSSSランクは貴族と同じ扱いを受ける。
そして冒険者ギルドに行っても特別な部屋に通される。
貴族しか入れないような施設でも入ることができる。
そして何もしなくても、今までの功績から国からお金が供給される。
だからSSSランクになった奴らは仕事をしなくなる。
俺たちは冒険者ギルドによって行くことにした。
冒険者ギルドの扉を開けると、多くの冒険者が話をしたり依頼を見たりしている。
俺たちは受付のお姉さんのところに行って、今、現在所有しているギルドカードを差し出す。
全員のギルドカードを機会にかざして確認したら、お姉さんが驚いていた。
「こちらでは、お受けできませんので、支部長のほうにお願いします」と言ってお姉さんが走って支部長のところに行った。
そんなに待たないうちに2階の支部長の部屋に通された。
支部長の部屋に入っていくと、「少し待ってくれ」と支部長が言ったのでソファーに座って待っていると、先程の受付の女性が紅茶とクッキーを持ってきてくれた。
少し待っていると、支部長が、俺たちの前のソファーに座った。
そして何も言わずに白金のギルドカードを差し出した。
「 君たちが国に対して、多くの人々を救って貢献した結果だ、内容は私も聞いている、君たちは今日からSSSランク冒険者だ 」
「本当に君たちがいなければ、多くの子供たちが虐待されたり性的暴行を加えられたり、殺されたりしていただろう、本当に君たちは凄いことをした。」
そして「公爵様、あなたの希望により別に貴族のギルドカードが発行されております。」
「今まで私も長年、冒険者ギルドの支部長をしておりますが、3つの国が表記してあるギルドカードは初めて見ました。しかもあなたは、まだ16歳でしたよね。」
「いえ、年齢なんか関係ないんです。今まであなたが成してきた数々の貢献が全てに表れています。公爵の貴族を持って冒険者でもSSSランクなんて、あなたが初めてです。本当におめでとうございます。」
と支部長が言ってくれたので、いいえ、こちらこそありがとうございましたと言って支部長室を出てきた。
そして階段を降りていくと、受付のお姉さんが顔上げて、これからの説明をしてくれた。
カウンターに並ばなくていいことや個室で依頼を受けることができるそうだ。
依頼がある場合は、国王か貴族の依頼になるそうだ。
そして3つの国から毎月、かなりの金額が支給されるそうだ。
そしてギルドカードを見せれば貴族専用しか使えないところも自由に出入りができるそうだ。
あと、いろいろ説明されたけど、覚えていられないよ。
そして俺たちは屋敷に戻ってきた。
俺は屋敷の自分の部屋に行こうとしたんだけど、全員があとをついてきた。
「どうしたのみんな」と俺
「私が国から貰えるお金は、クリスにあげるわ」とアリシア
そうすると全員が、同じことを言った。
「みんなが今まで貢献したからもらえるお金だよ」と俺
「アルベルトがいたから、もらえたものだから」とソフィア
「アルベルトから毎月しっかりもらっているからね」とイザベラ
「こんなに、もらえないよ」とコリン
アレクは、「私は食事ができれば良いから」
ロゼッタは、「今のままでいいのじゃ」
パトリシアは、「お金なんていらない」
「じゃあ一応、預かっておくから、必要だったらいつでも言ってね」と俺が言った。
「それと今まで月々、渡していたけど、全員足りている?」
ソフィアが代表して「今まででも充分、足りているよ」と全員がうなずいている。
「時々、必要経費で洋服を買えるしね」とイザベラ
「以前は、ほんと洋服や下着なんかも少ししか持ってなかったんだけど、今は、いっぱいあるんだ」とソフィア
必要になったら言ってねと言って話を切り上げた。
夕食を全員で取ったあと、温泉に入りに来た。
最近は、お風呂と言えば、温泉に来ている。
俺がまず露天風呂に入っていると、全員がタオルを巻いて温泉の湯船につかってきた。
そうすると、いつもは少し時間が経ってすることだが、全員がすぐにタオルを外してきた。
俺はタオルをしているけど。
そして全員が俺の近くまで来た。
なんだか今日は、すごく近くまで来ているので、肌と肌が触れ合うくらいの距離だ。
俺は正面を向かないようにして、空を見ている。
本当に、ここから見る星空は綺麗だ。
なぜか、右側からアリシアが寄ってきた。
左側からも、ソフィアが腕に触れてきた。
すぐ前には、イザベラとコリンとロゼッタとアレクとパトリシアがいる。
なんだか今日は怖くなってきたので、「のぼせてきたので、先にあがるね」と言って温泉を後にした。




