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大公国の未来 2

大公国の王様と第一皇子と第3王子を精神魔法を使って大麻のやり過ぎにした。


それだけのことを他人にしたんだから自業自得だと思う。


元気になってきた子供たちを、それぞれの国に返さなければいけない。


その仕事も待っている。


色々とやることが多いが、今日は、ゆっくりするために8人で温泉に入りに来た。


温泉棟の前に転移してきて、それぞれの脱衣場に入っていって、俺は直行、露天風呂に入りに行った。


温泉につかっていると嫌なことを忘れるし、本当に開放感に浸ることができる。


しばらくすると、タオルを巻いた女性人が入ってきた。


今回はパトリシアも2回目なので、素直にタオルを巻いて入っている。


今日は、なんだか全員が静かに露天風呂につかり、俺の周辺に集まってくる。


そして、タオルを外した。


「ほんとうに、いろいろなことがあったね」と一番、近いアリシアが言った。


全員が、それ以上、何も言わなかった。


言葉は必要なかったから!


そういえば、1人、城に拉致されて、手を縛られていた裸の女性のことが気になった。


アリシアに聞いてみたら、「まだ記憶は混乱していて、よくわからないから、しっかりと休むように言ってあるわ」


今日はそれ以上言うなことを聞く事はなく、ゆっくりすることにした。


また帰ったら忙しくなる。



俺たちは、またオーリス王国の屋敷に戻ってきた。


まだ屋敷の中には大勢の子供がいる。


オーリス王国であれば手配が、すぐにできるんだが。


多くは、数ヶ月以内に誘拐された子供たちだ。


しかし、親もいない家もない浮浪者の子供もいると思う。


全員をオーリス王国とダイラス連邦国、オズワルド王国、ガルシア帝国、魔族の国のサイラス王国、ブラッドフォード大公国に分ける必要がある。


それ以外の国からも来ている可能性もある。


なので事情聴取が大変だ。


自分の国のオーリス王国、ダイラス連邦国、サイラス王国、ブラッドフォード大公国は、ツテがあるから子供たちを返すことができる。


オズワルド王国とガルシア帝国、その他の国の場合は、どうするか?


今は混乱している中、子供たちをまとめているところだ。


国王様から派遣された文官たちが忙しそうにしている。


オーリス王国の子供たちは、家族のもとに返し始めている。


ダイラス連邦国の子供たちは、俺が連れて行くしかない


魔族の国のサイラス国も、俺が連れて行くしかないよ


あとの国の子供たちは、オーリス王国に任せることにした。


多くの子供たちが自分の出身国を覚えていたので、あとは国の文官たちに任せた。


俺はダイラス連邦の子供たちを連れて連邦に転移した。子供たちを連れて行くのは、首長には話してあるのでソフィアに任せた。


魔族の国のサイラス皇帝には、直に話をして子供たちを引き取ってもらった。


そして一番、問題になっているのが拉致されていて繋がれた女性だ。


どこかの貴族か王族っぽいんだよね。



そして、もう一つ俺にしかできないことがある、ブラッドフォード大公国の行く末だ。




ブラッドフォード大公国のハワード第二王子を知っているので、会いに行ってみようと思っている。


この国の子供たちのことも言わなければいけないから。


感知魔法でサーチして誰もいないときを狙って転移してきた。


俺が瞬間的に現れたのでびっくりしていたが、顔を見て堀だということがわかって、跪いた。


「ハワード王子、久しぶりです」と俺


「あぁ、神よ」


だから神じゃないって


ハワード第二王子をテーブルに座らせて、話を聞くことにした。


ハワード王子は、俺が去った後に自分を支持してくれていた者たちを従えて、自分の家族である親と兄弟を牢屋に入れたそうだ。


そしていろいろ調べたあげく、城の地下に大量の子供たちの死体が見つかったそうだ。


そして別の部屋には子供たちだけではなく、10代や20代の女性が大量に死んでいたそうだ。


今となっては、王様が関与していたのか、兄弟が関与していたのかと言う事はわからないが、3人が関与していた実は、側近が知っていたらしい。


そして事実を知っていて関与した側近たちも捉えられて牢屋に入れられたらしい。


ハワード王子は、今は王族の中でもトップの地位を占めていて、次期国王になる予定だと言うことだ。


そしてハワード王子に拉致されて俺が保護していた子供たちを返したいと言ったら、お礼を言われて、親元に返すことを約束してくれた。


また、ぜひに来ていただきたいとお願いされたので、俺は時間があったら来ると言って転移した。


そしてすぐに大公国の子供たちを返しに行った。


後は今回の事件の真相を、各国に伝えなければいけない。


それも全て事件の当事者である俺しかできない仕事。




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