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空間で訓練

俺たちは、ブラッドフォード大公国に向かった後に、魔族の信仰があると言うことを知って、どうにか、それを阻止することができた。


しかし誘拐された子供を見つけるのに俺は、かなりの魔力を消費してしまった。空間で訓練


初めて使った上級感知魔法だったため、消耗が激しかったが、今では回復している。


上級感知魔法を使ったためか、どうかわからないが、なんだか最近レベルアップしたような感じがする。


基礎魔法を展開する時にも、急速に濃密な魔法を償うことができるようになっているし、以前よりもスムーズにいろいろなものを展開できるようになった気がする。


以前、研究していた空間魔法を展開する時も、すごく容易に展開することができる。



王様への報告が終わり、お城から自分の屋敷に戻ってきた。


最近は、いろいろなことがありすぎているけど、結果的には国を救ったことにつながっている。


別に国を救うために動いているわけではないのに、たまたま、それが国を救うところにつながっていく。


そのため俺は普通では列がないらしいが、3つの国の公爵になっているが土地も持っていないし、屋敷だけ。


屋敷の中が俺の領地!


狭いなぁ〜


普通だったら、一つの街を管理するんだけど!


まぁ、そういう管理しなければいけない事はやりたくないし。


俺の街だと言うよりも、俺の屋敷のほうがいいし。


しかも、ほとんど管理費や人件費や掃除代等は国が持ってくれるし。


1つの国の大惨事を救う事ができていて、それに絡んでくるのが人身売買組織みたいだ。


最近は全然、魔物の討伐もしていないし冒険者らしい事はしていない。


今やっている周辺諸国を回るのも、冒険者で依頼されていると言うよりも、公爵として依頼されているような気がする。


しかし以前、人身売買組織にアリシアがさらわれたことがあった。


思い出しても身の毛がよだつ。


人身売買組織に、さらわれると女の子なら性の奴隷になってしまったり、蹴ったり殴ったりする奴もいれば、麻薬漬けにする奴もいる。


女の子に限らず男の子だって、男が好きだと言う奴もいるし。


そういう奴らを、パーティーメンバーが狙われたらと思うと本当に体が熱くなる。


しかし実際にアリシアが狙われたわけだけど。



ダイラス連邦に報告を行うのは3日先なので、今は王都の屋敷にいるわけだけど、俺の部屋に全員集まってもらい、訓練をすることにした。


やはり、個人個人が強くなることが目標だ。


今までは街の外の野原などに飛んで練習をしていたんだけど、今はいいものがある。


それは空間だ。


今俺の目の前にはパーティーメンバーが6人いる。


「これから魔法や格闘の練習をしたいと思う、今までは転移して野原でしていたんだけど…」


「これからは空間で戦闘訓練や魔法を使って練習したいと思う。」


「空間で、この前、遊んだところだよね」とイザベラが聞いてきたので、そうだよと答えた。


俺は乗せてもらってないんだが、他のメンバーは、変化したアレクやロゼッタに乗せてもらっているんだよね。


少し、うらやましいと思う、俺も、いつか乗せて欲しい!


皇帝から、もらった屋敷の庭にある小屋の中の空間に移動する。


「この空間は、実践した事は無いけど、多分ちょっとや、そっとでは壊れないと思うし、その分だけ思いっきり魔法が使えるし、周りに被害が及ぶこともないし、見られることもないよ」


「なので6人いるから2人ずつに分かれて訓練してみようか」


それぞれが2人ずつで訓練を開始するが、当然、アレクとロゼッタは他のメンバーと戦うことはできない。


どうしてかと言うと強すぎるから。


「アレクとロゼッタ、どちらでもいいから俺と戦わない?」と俺が言うと、先に手を挙げたのはロゼッタ!


「じゃあ、ロゼッタ、俺と戦おうか、アレクは、そのあとね」


「ロゼッタは、変化してもいいよ」


「最近は人形になっている時間が多いので、今は1型で戦おうかのぅ」


「じゃぁ人形で戦おう」


「じゃぁ、行くよ」


「よし、来い」


と言って戦闘を始める。


怪我をさせるような戦闘行為はダメなので、準ずるレベルを展開してみる。


まずは簡単な、ファイアボールから!


簡単に手で跳ね返された。


今度は、ロゼッタが巨大なファイヤーボールを発生させ、投げつけてきた。


俺は足で、なぎ払う。


「ホウ、なかなかやるもんじゃの」とロゼッタ


「まだまだ、こんなもんじゃないでしょう」と俺


そこに4人のパーティーメンバーが走ってきて喚いている。


話を聞いてみると風圧がすごいそうだ。


練習ができないから、外でやってくれと言われた。


そう言われたら、そうかもしれないと思ったので、別の空間を展開してみた。


その中に3人で入っていく。


そしてそこでもロゼッタと戦ったり、アレクと戦ったりしたが、かなりの戦闘能力があることがわかった。


終わり際に、ロゼッタが「ご主人様、まだ能力を出し切ってないだろう」と聞いてきたので、「ロゼッタもでしょ」と答えた。




訓練をして汗をかいたので、空間から扉を開けて温泉に入りに来た。


この空間の仕組みは以前、作った仕組みなので、扉を開けるだけで男性の扉を開ければ男性の脱衣場に、女性の扉を開ければ女性の脱衣場に入ることができる。


しばらく空間にいたので時間の経過がわかっていなかったが、ずいぶん暗くなっている。


俺は男性の脱衣場で洋服を脱いで、タオルを持って露天風呂に入る。


露天風呂に入ると、本当に温度がちょうどよくて気持ちが良い。


そして、しばらくしたら、女性たち6人が体にタオルを巻いて入ってきた。


なぜだか、俺が入っている周りに集まってくる。


初めのうちは露天に入っても、遠くにいたのに、最近は近寄ってくるから目のやり場に困る。


タオルを巻いてても胸の谷間は見えるから。


今もアリシアが、俺と方が触れ合うくらいの距離にいる。


アリシアが近くにいることにドキドキしながら、いいなと感じてチラ見していると、アレクが泳ぎだした。


雰囲気がぶち壊しだ。



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