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戦争の理由

偵察から帰ってきて俺は一人で自分の部屋にいる。


魔族が戦争をするための理由。


天然資源かもわからないし、豊かな土地か、奴隷を確保するためかもわからないし、食料の確保、いろいろな理由があるから、何か戦争を仕掛ける理由!


戦争を仕掛ける理由を見つけ出さなければ、戦争が始まってしまう。。


戦争の理由を見つけるためには、どうすればいいか?


それは、夕暮れ時に司令官のテントの近くで情報収集をすること。


俺は、そういうことを考えながらテーブルについている両手を組んでいた。


そこにノックの音がした。


はい、どうぞと言って鍵を開ける。


そこに立っていたのは、アレクとロゼッタだった。


「どうしたの?」と言うと何も言わずに、2人はベッドに座った。


俺の部屋には椅子が1個しかないから。


ベッドに座った2人は、じーっと俺の方を見ている。


「なに?」


「ご主人様の考えていることがわかるのよ」とアレクが言った。


「ご主人様、魔族のところに忍び込むつもりでしょ?」とロゼッタが言った。


俺は、ドキっとして言葉を発することができない。


「ご主人様が黙って、相手に印をつけたのが分かったのじゃ」


やっぱり2人には、ばれていたみたいだ。


「ご主人様、どう動くつもり?」


俺は諦めたように、説明を始めた。


「今日、魔族を視察したときに、全体を見渡したんだけど、中心人物を探したんだ。


中心人物から漏れる話を聞けば、ある程度、進行の理由がわかるんじゃないかなと思ったんだよね。


だから今日の夜に、一度見たので、もう飛んで行く必要は無いから、転移することを考えているんだ。


今日の夜に実行することを決めているよと俺は説明した。


そこで2人は顔を見合わせて、手を挙げた。


「え、なに?」


と言うと、ついて行きたいそうだ。


俺は考えたけど、能力が高い2人なら、問題ないだろうと、自分の身は自分で守ることができると思って了承した。


相手が寝てしまう前に動かなければいけない。


寝てしまっては、誰かとの会話が聞けないからだ。


だから多くが寝ていない場所に、行かなければいけない。


それだけ危険性が伴うと言う事。


作戦を実行するのは、7時にした。


今回は全員に協力してほしいと言ったので、4人のメンバー全員に訳を話した。


黙って行ってしまうのは、協力をしてほしいと言ったのに、気が引けるから。


全員を集めるのは俺の部屋では狭いので、6人の女子部屋に行った。


女子が6人と男子が俺、一人。


「 今夜7時に決行しようと思う。今日、言ったからみんなもわかっていると思うけど、すごい数の魔族が進行してきている。


でも魔族を率いているのは、1人か数人だと思う。


その1人か、数人が、、進行の理由を知っていると思う。


そいつのしゃべっている近くに行く。


それを今日、今から決行しようと思う。


全員が言う言葉を持たないから何も言わない。


ここでどうにかしなければ、人が殺されるから。


そして進行しようとしている魔族だって、好きでやっているわけではない奴もいる。」


それを止めるためにも俺は今日、決行しようと思うけど、大人数だとバレる恐れがあるので、俺とアレクとロゼッタで行こうと思う。


全員が飛ぶこともできるし、透明にもなることができるから。


「だから、何かがあったときにはすぐ戻ってくるから、待機していてほしい」


いいようによっては、能力が足りないから連れて行けないと言う感じに取られてもしょうがない。


「うん、わかっている、今日、見に行って、すごい数の魔族の人がいて、それを見たら、どうしていいかわからないから今、みんなで話していたところ」とソフィアが言った。


「私たちだって、基礎魔法を練習しているけど、3人ほど上達しているわけじゃないから、今回は残念だけど、留守番組になるわ」とイザベラが言った。


「今の私たちのメンバーの中で最高クラスの人が戦争を止めるために動くんだもの」とアリシアがつぶやいた。


コリンは、うなずいているだけ。


夕食を済ませて、準備を整える。


といっても準備らしい準備はないんだ。


においがつくものは禁止。


お風呂に入ってしまうと石鹸の匂いが残るから。


どちらかと言うと興奮してきているわけだから、汚い格好の方が有効だと言うことで行く前に、少し野原に飛んでへ転がる。


行軍してきているのに、きれいなやつなんていない。


まぁ、たまには、お風呂に入る奴も上のクラスにはいるだろうけど。




そして時間まで待機するために宿に戻ってきた。


今夜7時に決行する。


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