戦争の予感 3
俺の国に帝国が侵略戦争を仕掛けてきた。
それを、俺は魔法を使って食料や火薬を使わせないようにした。
そして王様に精神魔法をかけた。
かなり、ひどい王様だったから
そして帝国は侵略戦争を止めて自国に戻った。
今では王様が変わっている。以前のような戦争好きな王様じゃなくなっている。
何回か確認するために帝国にも行ってみたけど、戦争を起こすような状態じゃなかった。
と言うのは経済が貧困していたから。
飢えて死ぬような状態の経済ではなかったけど、戦争なんかやってられるような状態ではなかったから。
だから帝国の件は落ち着きを取り戻して、そのことが自分の国の王様にばれて、今の地位にあること。
そして、侵略戦争の前の、王族暗殺の件もメンバーには知っていてもらいたいので話した。
王様を暗殺しようとしている貴族が動いていたこと王様が切られる瞬間に俺が助けたこと
毒にやられて死にそうになっている王子も助けたこと
そして知っている人もいると思うけどシャーロット王女毒殺事件も見つけ出して解決したこと。
その結果が全て隠していたんだけど、バレてしまい、しょうがなく爵位をもらったこと。
これが俺が今までやってきたことだし、初めて伯爵位をもらった理由。
今まで、いろいろやってきたけど、今回が1番、大変なことになるだろうと思うから、全員に協力を求めたい! と俺は全員の顔を見て言った。
もちろん危険を伴うので、辞めたい人は、やめてもらって構わない。
多分この国を滅ぼした後は、両方に死者は多く出るだろうけど、敵が勝てば、この国だけにとどまる事はないと思う。
と言って全員の顔を再度、見る。
そうするとイザベラが立ち上がった。
断って出て行くのか? 参加してくれないのか…?
「今まで全員があなたについてきたんだから、全員が参加するのなんて当たり前じゃない、これから、どうするのか、早く説明しなさいよ」とイザベラが言ってくれた。
その時に全員が大きくうなずいた。
俺はこれからの行動を説明していく。
「ロゼッタ、アレク、2人とも魔族の動きはわかる?」
「うん、わかるよ」
「動きなら把握しておる」と2人が言ってくれたので、どの辺まで来ている? と言って地図を広げる。
この国があって、さらに西には、そんなに高くないけど山がある。
この山があるせいでいろいろな情報が入りにくくなってきている。
そのせいで魔族が攻め込んできていることに気がついていない。
そして魔族の一団は、その山の、さらに30キロ先にいる。
俺は考えていたが、自分の目で見てみようと思って、ひとりで飛行魔法で飛んで行こうかと思ったけど、全員が行くと言い出した。
透明化の魔法を用いれば、全員が満足に見られることなく空を飛んで確認することができる。
そして一度、土地や、人を見ておくと、転移がしやすくなる。
仲間もいちどは敵を見ておく必要があると思ったので、同行を許可して、アレクとロゼッタも同行することになった。
ロゼッタはドラゴンなので空を飛ぶことができるが、透明化の魔法が使えるのかと聞いてみたら、馬鹿にするでないって言われた。
そしてアレクは、トラだから、空を飛ぶことと、透明化の魔法はできないだろうと思って聞いてみたら、こちらも「あ〜馬鹿にしているなぁ」と言われてしまった。
虎も空を飛ぶことができるらしい。
なので俺が面倒を見るのはメンバーだけになった。
メンバーも飛行魔法に慣れてきているので高速飛行ができる。
だから現地までは1時間くらいかかって着到着ることができると思う。
じゃあ全員飛行魔法で飛んでいくから、マントを取り出して着てくれる?
宿で透明化魔法を使って飛んでもいいんだけど、いちど野原に転移するよ、と言って野原に転移してきた。
ここから透明化の魔法を使って飛んでいくわけだ。
一応、高速魔法で飛んでいくので、俺たちメンバーは手をつないで飛行する。
「じゃあ全員、俺の周りに集まって、俺と手をつないで」と言うと1番にアリシアが右手を握った。
アリシアの手をコリンが握っている。
そして反対の手をイザベラが握って、イザベラの手をソフィアが握った。
今までイザベラと手を握ったことなんてなかったから、初めてだ。
どうしたんだろう?
何かの心境の変化なんだろうか?
なんてことを考えながら、「じゃあ行くよ」と言って飛びながら透明化魔法も発動した。
俺たちが先に飛び立ったが、途中でアレクとロゼッタに追い抜かれた。
2人が案内しながら飛んでくれる




