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戦争の予感 2

召喚したドラゴンから戦争が起きるかもわからないと言われた。


召喚したドラゴンは神獣なので、いい加減な事は言わないと思う。


魔族と言うのは、魔族とは違う。


魔物は、動物のような形をしている。


魔族は、人と同じような形をしている。


もしかしたら、この国が侵略されてしまうと、俺の国まで侵略が起きるかもわからない。


つまり人種は違うけど、人と人の戦争が起きてしまう。


なんとか、しなければいけない……


なんてことを考えながら、とにかく宿に戻らなければと思って、ドラゴンの方を見た。


ドラゴンの方を見ると、名前はまだつけてなかったなと思ったのでなんにしようかなと考えてみる。


ドラゴンに向かって、そういえば名前なんだけど、「ロゼッタっていうのはどうだろう」と聞いてみた。


ドラゴンの女の子は、「う〜ん、ロゼッタか」と繰り返していたが、よかろうと言われた。


ここにいてもしょうがないので、人形になったドラゴンのロレッタを連れて、俺の部屋まで転移した。


まだ朝早かったので、俺たちはテーブルに座って、「紅茶でも飲むかい」と聞いたら「飲む」と言ったので紅茶を入れて2人で飲んでいる。


俺の部屋でドラゴンの女の子2人と、まったりと紅茶を飲んでいると、ドンドンドンドンと扉をたたく音がした。


俺が扉を開けると立っていたのはアレクだった。


歩くは、鼻をヒクヒクさせて匂うようにして中に入ってきて、すぐにテーブルに座っているロゼッタに目がいった。


なんだかお互いを知っているような感じで、久しぶりに会ったので喜びあっている。


「知り合いなのか?」と聞くと


「わしと此奴は、親友じゃ」と言った。


「なんだか寝ているときに、ドラゴンの匂いがしたんだよね」とアレクが言っている。


トラとドラゴンが友達だなんて?


まぁ、数少ない神獣だからいいけど。


そこにアレクが出ていたことに不審に思ったパーティーメンバーが俺の部屋まで来た。


扉を開けて中に入って知らない女性がいることに驚いている。


「あ、こちらドラゴン姉さんのロゼッタさんといいます。」とおどけたように紹介した。


「よろしく頼むのじゃ」とロゼッタは言った。


女の子4人は「はぁ、こちらこそよろしく」と言った。


そして手招きで俺を呼んだので、扉に立っている4人に近づくと部屋から引っ張り出された。


部屋から連れ出された俺は、ヒソヒソ声で、「だれなの?」と聞いてきた。


まぁ俺が説明したドラゴン姉さんじゃわからないよね。


俺は説明することにした、アレクと同じように召喚魔法で呼び出したこと。


そして召喚して、たった今、戻ったと言う事。


実際に、これ以上、話す事は無いので、なんとなくみんな了解したような気を持った。


そしてちょっと前位に話すことがあるので、俺の部屋よりも広い女性陣の部屋まで移動した。


移りながら俺を考えたけど、そういえば女性たちの部屋は5人部屋で、あと1人のベッドは、どうしよう?


と言うことを考えながら廊下を歩いていると、思い立ってフロントに行って相談したら、ベッドを、もう一度入れてくれるそうだ。


その時に受付の女性から、「お客さんたら、すごいですね」と言われた。


何が凄いんだか?


先に1脚だけ椅子が運ばれてきたので、俺の部屋の椅子を1脚だけ持ってきて全員で椅子に座る。


丸いテーブルを全員で囲いながら、目の前には紅茶を置いてある。


「えーっと驚いている方も多いと思いますけど、今回また召喚を行いまして、1人増えて6人になりました。


どうして召喚魔法をしたのかと言うことに理由があるんだけど、最近、なんだか俺は、きな臭いにおいを感じていたんだ。


その理由が、ドラゴンのロゼッタに聞いてわかったことなんだ。


ロゼッタによると、もうすぐ、この国の西から魔族が攻めてくる!


つまり戦争が始まると言うことだ。


しかもこの国はまだ戦争の準備を始めていない。


しかし、この国は初めていないけど、魔族は進行を始めている。


何が戦争の原因かは、わからないけど進行は始まっていると言うことなんだ。」


「つまり人種の違いはあるけど、魔族といえども人なんだよね、つまり人と人の戦いがまた始まる。」


それを、今からどうにかしたいと思っている。


もちろん俺1人がどうにかできるわけじゃないから協力してほしい。


と俺は説明した。


その時に全員に対して、前回の帝国の侵略戦争のことを話さなければいかなくなった。


これが帝国の侵略戦争の時に、何をして、どう動いたのか。


話している最中は全員、黙って聞いていた。


しかし精神魔法を使った事は話せない。


そこだけは黙っておいた。


アリシアやパーティーメンバーの目が気になるから。



パーティーメンバーやアリシアは、俺が屋敷を約1ヵ月間空けていた事は知っていたし、俺が帰ってきたときにボロボロになってベッドに横になってた事は知っている。


なので、みんな神妙な顔をして聞いていた。



感想、ブックマーク、評価ありがとうございます。


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誤字脱字があれば申し訳ありませんがお知らせください。



読んでいただきありがとうございます。


初心者ですがよろしくお願いします。

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