表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
168/684

公爵2

数日間は屋敷で、本当に休養していた。


体の疲れの方が肉体の疲れよりも、回復しにくいことが経験でわかった。


精神的な疲れを取るポーションや魔法ってないのかな?

肉体を回復させる魔法や、傷を治すことはできるのに、精神的な気苦労は回復しにくいと初めて感じた。


数日かかって、やっと精神的な気苦労が回復してきた。


精神的な気苦労に、一番、良かったのは、アリシアといる事だった。


一人でいるよりも、好きな子と話したり、笑いあったりしている方が、気苦労が取れた、アリシアには感謝しかない。


俺は、仕事に戻ることにした。


ダイラス連邦の以前から借りている貴族用の高級な宿に転移した。


高級な宿の料金は、この国が負担してくれるので払わなくていいと言われている


いつでも戻ってきて使ってくれと確保されている部屋だ。


この宿は、訪ねてくる要人のために国が運営していると言っていた。


だから、気兼ねなく使ってほしいと言われている。


そして明後日、俺は叙爵されて、ダイラス連邦の公爵になる。


今日は、まだ時間的な余裕があるので、街に出て女性4人のパーティードレスを買いにも店に行った。


パーティードレスを売っている店に来て、俺は以前のような事件があったので監視をしながら、普通だったら表にいるんだけど、店の中で目を光らせながら椅子に座っている。


ここは高級宿の主人から紹介された店なので、間違いないと思うが。


ドレスが欲しいと言う人は、いつも紹介している御用達の店らしい。


だからドレスだけではなく、パーティーやお茶会でいるようなもの全てが売っている。


なぜか下着まで!


少しは目の保養になるから、チラ見はしているけど、基本は後ろを向いている。


特に更衣室に入っていくときには、注意しなければいけないけど、どう注意すればいいんだろうか。


俺が意識を集中すると更衣室の中で何をしているのかということがわかってしまうんだ。


まぁ魔力をコントロールすれば、更衣室の中にいるかいないかと言うところを確認しておけばいいんだろうと思うけど、たまには、ちょっと魔力を強めてみたいなと思う。


俺が言葉を滑らせない限りは、更衣室の中はわからないから、メンバーは気が付かないと思うけど。

でも、やめておいた!


しかし警戒をすることに越したことはないと思うので、人の位置を確認することにした。


店の奥には、作業場みたいなのがあり、5人位が作業をしている。


そして、こちらには店の男性店主と、従業員の女性の2人がいる。


更衣室でドレスに着替えて、従業員の女性2人がサイズ合わせをしている。


更衣室は、ドレスを着替えるために、大きなスペースになっている。


店主はカウンターにいるので、更衣室の様子はわからないが、俺が座っている位置からは、若干だけどカーテンの揺らぎが見える。


時々見える、人肌に、どきっとする感じがあるけど、下着が見える事はなく、手だったり足だったりと言う感じだ。


そしてアリシアは、更衣室に入るのを少し躊躇していたが、パーティーメンバーの女の子3人が近くにいるからといって安心させていた。


パーティードレスのサイズ合わせをして縫製をして、明日までに宿のほうに完成した状態を届けるそうだ。


そのお店で宝石類を見繕うことになった。


好きなものを選んでいいと言ったので、女の子たちが全員キャーキャー言いながら選んでいた。


全員がネックレスやイヤリングなどを選んでいたが、アリシアにも買おうかと思ったけど、いらないと言っていた。


俺が、どうしてと聞くと、クリスにもらったものがあるから、と言っていた。


俺たちは、ウロウロしても、危険なこともあるので、何かあったらいけないので、宿に帰ることにした。

俺は午後から、オーリス王国の王族を迎えに行く必要がある。


宿から、オーリス王国の城の中に貸し出された部屋に転移していくと、その部屋には王族が集まって紅茶を飲んでいた。


「あ、遅れましたか?」と俺が聞いたら、早く来て待っていたそうだ。


俺は王族4人を連れて、俺が借りている宿に転移した。

今回、王族4人は、この宿に泊まることになる。


俺たちが泊まっているような高級な部屋が、他にもあるそうだから、1人1室ずつ割り当てられたそうだ。


宿の周辺には、騎士や兵士が警備を厳重にしている。

調印式までには急な用事はないので、王様たちも部屋でゆっくりするそうだ。


部屋でゆっくりするへと言われていたので、俺たちはシャーロット王女の部屋に遊びに来ている。


シャーロット王女の部屋は1部屋で、かなり大きくて続き間はない。


メンバーの4人とシャーロット王女の5人でテーブルの椅子に座って話している。


テーブルには紅茶と、俺が外出したときに買ってきた、お菓子を出しておいた。


もちろん毒味は済ましている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ