ダイラス連邦 3
昨日は、ベッドの上で久しぶりに寝ることができたので、朝すっきり目覚めることができた。
窓から差し込んでくる朝日が、すごく気持ちが良く感じる。
でも、朝は寒い。
いつまでも布団の中に入っているわけにはいかないので、勇気を出してぱっと起きてみる。
そして寒いので慌ただしいくらいに洋服を着込む。
洋服を着込んだあと、ベッドの上でぼーっとしていると、扉の向こうから、ノックがしてアリシアが食事に行くよと呼んできた。
俺は、わかったと言ってすぐに立ち上がって扉を出て行くと、俺の前をアリシアが歩いていく。
前を歩くアリシアに挨拶をしてなかったなと思ってアリシアに、「おはよう」と言うと、アリシアも「おはよう、クリス」と言った。
俺たちは階段を降りていきながら少し話をして食堂で朝食を食べた。
朝食のパンもおいしかった。
そして今日の予定を話し合うために、まだ食堂にいるんだが、紅茶を飲みながら、「私たちは、ショッピングしに行くんだけど、アルベルトはどうする?」とソフィアが聞いてきた。
「じゃぁ、今日は別行動にしようか?」と俺が全員の顔を見ながら言った。
夕方までには宿に戻っておくんだよと全員に言っておいた。
また、下着ショップに連れて行かれたら、たまったもんじゃないから。
下着ショップに行くんだったら、一人で行きたい。しかも男性定員の店に!
ゆっくり見れるから!
それか、洋服を買うのに、付き合わされるのは、ちょっと
俺たちは今日は別行動することにしたので、俺は用意するものは何もないので、そのまま、「じゃあ今から街に行ってくる」と告げて食堂から出てきた。
宿から出てきた俺は、右側の店や、左側の店や、テントの露天商を見ながら歩いている。
珍しいものがあったら、店主と話しながらへ買うようにする。
俺は、いろいろなものを見て回るために、裏通りの様子が気になったので、裏通りを歩いていると鍛冶屋を見つけた。
中に入ってみると、いろいろな長剣、短剣、楔帷子、などが置いてある店がみつかった。
俺は魔法ばかり使うことが多いので、剣を使う事はあまりない。
でも、少し興味がある。
店の中を見て回っていると、壁に盾が飾ってあった。
一応、女性たちには、盾を持たせたいなと思っていたんだよね。
好みがあるかもわからないから、今度、連れてきてみようかな?
と思いながら物色している。
俺も1つだけ盾を買っておこうかな!
どれがいいかなぁと見ていると、店主が顔を出してきた。
俺は「盾が欲しいんだけど」
店主は「どれもこれも良い品だけど、その分だけ値段が高いよ」
俺は「冒険者だから少し稼いでいるから、買うときは良いものを買いたいだよね」
店主は「じゃあこれなんかどうだい」と店のカウンターの後ろから出してきた。
俺は盾を受け取って確認してみる。
受け取った盾は、デザインも自分好みだし、作りがしっかりしている。
特に作りがしっかりしていないと、戦っているときに握る部分と、表面上の盾が離れてしまう場合もある。
これだけ、しっかり作っていると言う事は大丈夫だろうと思って、これを購入することにした。
購入しているときに、もう少し見ていたいなと気分になって、商品を手に取って見ている。
ある程度、商品を見たあと、買った盾を持って店を出た。
路地裏で買った盾を異空間収納に入れた。
そして裏通りからメイン通りに来た。
そうすると、イザベラが慌てて走ってきて、「大変、アリシアがいなくなった」と言った。




