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アーロン伯爵

やっと待ち望んだ騎士隊が伯爵領に到着した。


到着した騎士隊は二手に分かれた。


1つの隊は、街に入らないで急いで麻薬を栽培している畑と小屋のほうに向かった。


もう一つの隊は、王子とともに、ゆっくりと馬で街を歩きながら伯爵の屋敷に向かった。


ゆっくり向かったには理由があって、先に麻薬を栽培している畑と小屋を抑えなければいけない。


その証拠を持って伯爵の屋敷に行かなければいけない。


ゆっくり涼みながら、騒いだり、噂話をしながら街人が両脇にいる。


そして屋敷の前に着いた。


屋敷の前で騒がれている状況を不審に思った伯爵が執事に促されて出てきた。


「これは、これは王子様、どのようなご用件でしょうか?」


「近くに査察に訪れたので、アーロン伯爵と会うのも久しぶりなので寄ってみた」


「そうですか、それではどうぞ」


「では、失礼するぞ」と言って王子は中に入っていた。


王子に付き沿ったのは、護衛の5人だ。


他の親衛隊も、何かあれば、いつでも突撃する体制をする。


周辺が物々しくなる。


そこに伝令が届いた。


伝令は王子だけに聞こえるように話す。


王子はしっかりと、うなずいた


「アーロン伯爵、貴殿の執務室で話さないか?」


「そうですか?、では片付けて参りますので」と言って立ち去ろうとしていたが、「そのままで良い」と言った。


アーロン伯爵は「それでは失礼にあたるので」と尚かつ立ち去ろうとしていた。


「私とアーロン伯爵の中ではないか」と言って王子は強引に押し切ろうとした。


そこまで王子に言われて断ることができなくなった伯爵は、仕方なく執務室に行くことになる。


王子と5人の護衛が移動する。


王子と5人の護衛が伯爵の執務室に入ってくる。


「アーロン伯爵、噂話を聞いたのだが、何か知っていないか?」


「何をでございますか?」


「最近は王都で出回っているらしいんだが、麻薬患者が増えている」


伯爵の汗が床に落ちる


「王都に増えている麻薬患者の麻薬入手ルートを探っていくと、この近辺に行き渡るんだから」と王子が言う


「そんな情報があるんですか?、私は知りませんが」


そこで、しびれを切らした王子が、「全て状況証拠がわかっているんだぞ」


「犯人はアーロン伯爵、貴様だ」と王子が大きな声で言った。


「王子、あなたと言えど、証拠がないのに決めつけてもらっては、困ります」


「証拠はある」


「今ここに、連行してきている、その者がどう話すのか楽しみだ」


「・・・・・・」


そこに連行されてきた者がいた。


そのものはルイスだった。


騎士によって連行されたルイスはロープで縛られている。


「ルイスとやら、本当のことを言え」と王子は言った。


ルイスは体を縛られて冷や汗をかきながら膝をついている。


「どうした本当の事は言えのか、それとも口が聞けないのか」


もしここで嘘を言って、それが事実と違っていたときはお前は死刑になる。


しかし、本当のことを言えば刑を軽くしてやろう、と王子が言った。


それを聞いたルイスは白状し始めた。


すべては伯爵が仕組んだことであり、自分はそれを手伝っただけだと言う事。

そして伯爵がお金集めのために、街全体に常用性が出るように麻薬の汚染を広げてしまったこと。


麻薬の汚染は、飲み水の井戸に混入したと。


ありとあらゆるものに水を使うので、街全体に行き渡らせるために。


ルイスは自分が助かりたいために、伯爵がしていた悪事を全て暴露した。


実際には伯爵から自白を引き出さなければいけない。


なので、ある壁に寄りかかった。


そして、その壁を、寄り掛かった壁を手でドント激しく叩くようにした。


そうすると扉が開いた。


「おお、なんだこんなところに扉があるぞ」


「何だ扉の奥に金庫が入っているではないか」


「アーロン伯爵、開けてみろ」


アーロン伯爵は、体や体や顔から脂汗を滲ませながら、金庫を開けた。


その金庫の中には多くの金貨と、書類が入っていた。


王子が金庫から書類を取り出すと、パラパラとめくってみた。


そこには悪事の証拠が書かれていた。


王子が書類の束をパタパタとしながら、「言い逃れは、できないよな、伯爵」


伯爵が崩れ落ちながら膝をついた。


伯爵は自分がしたことを認めた。




伯爵は、騎士隊に捕縛されて、王都まで連行されることになる。


アーロン伯爵は爵位を取り上げられて、罪を償うことになる。


そして、医師が派遣され、調査が行われた。


多くの治癒魔法を使える魔法士も派遣された。


しばらくは王子が滞在して、この街を立て直すことになった。


その理由は王様から言われたそうだが、良い経験になるからと。


俺も残って手伝ってもらいたいと言われたが、丁寧に断った。


そしたら王子が言ってきた、アルベルト殿は領地を持たなかったよなと恐ろしいことを言ってきた。


俺は、それも丁寧に断っておいた。




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