表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
135/684

アーロン伯爵領 11

王子を部屋に連れてきて、パーティーメンバー全員と会議をしている。


もう王子にも転移を見せているので、今更と言う気分で俺はどんどん進めていった。


そして確認をするために王子の前に座って、感知魔法発動する。


俺が目をつぶって魔力を集め始めると集中力が高くなっている証拠だ。


そしてマーカーをつけている街の外にいて小屋に入っていたやつが、また伯爵のところに来ている。


つまり小屋の中は、人がいないと言うことだ。


俺はこの機会を見逃すことなく、今いるメンバー全員で小屋に転移した。


小屋に行ってみると、小屋の中は薄暗いけど、魔法で光を作る。


魔法の光で照らし出された部屋で俺たちは家探しをすることにした。


王子が家探しをすると言うイメージがなかったので、王子には外を監視してもらうことにした。


全員であまり荒らさないようにして書類を確認していく。


そうすると麻薬を作る葉っぱの育成状況や生産量などいろいろな書類が見つかった。


そしてアーロン伯爵がサインをして指示を出した紙を見つけた。


普通は、こんな迂闊な事はしないと思うけど、狙われていると言う意識がなかったんだろうと考えた。


または、その紙が確かに伯爵からの指示と言う証かもわからない。


伯爵から出されている紙の内容も麻薬の生成に関する指示書だったので証拠になる。


後は伯爵のほうの証拠があればもっといいんだけど。


そういえばこの小屋を管理しているやつは、今、伯爵の屋敷にいるんだよなと俺は一瞬考えた。


俺はいくつかの状況証拠集めて、全員で宿に戻って、パーティーメンバーには待っていてと言って王子と2人で再転移した。


転移した場所は、金庫があった伯爵の執務室。


金庫開けた時に、金貨だけではなく紙の束があったんだよね。


金庫はどうやって開けようかと思ったが、ダイヤルの番号はわからないから、ちょっと実験的に魔法を使ってみた。


金庫の前で、俺が集中して金庫のダイヤルを透視してみる。


金庫のダイヤルは1カ所だけ凹みがある


それが3つ重なっているだけだから。


簡単に金庫は、空いた。


金庫の中から、紙の束を取り出してみる。


そうすると、いろいろな証拠が出てきた。


これを持ち出すわけにはいかない。


なので内容だけ確認してまた金庫の中に戻して閉める。


持ち出してしまうと、とぼけることができるかな。


確実に自分の書斎の金庫から出てきたと言うことが証拠になるから。


後は俺が金庫から書類が取り出されていないか確認していればいい。


明日には騎士団がつくだろうから。



王子を騎士団に送り届ける


まだ話をしたそうにしていたが、有無を言わさず俺は帰っていった。



せっかく証拠をつかんだのに、どこかに隠されてしまう恐れがあるから。


もし、どこかに持ち去られようとしても追跡する必要があるから。





王子達は、馬に乗らず夜は歩いて伯爵領まで。


夜は馬は危ないから。


朝早く騎士隊が伯爵の街に到着した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ