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瞬間移動


俺はアリシアと、全然、進展がないままでいた。

帝国の事は気になるので、時々、転移して確認をしている。


パーティーメンバーには、瞬間移動のことを話そうかと思う。

じゃないと移動が、めんどい


なのでパーティーメンバー全員を俺の部屋に呼んたんで、初めにソフィアが入ってきて、それからしばらくしてイザベラが来て、最後にコリンが来た。


部屋の中にある丸いテーブルの、椅子に座っている。

なんだかソファーに座るよりも、話があるときにはテーブルの方が手が置けるからいいんだよね。


これから話す事は、秘密にしておいてほしいと話し始めて全員の顔を見て、うなずいてもらう。


俺は話し始める、


俺が使える魔法は、いろいろあるんだけど、その中の1つに、転移魔法というのがあるんだ。


この魔法は、目で見える範囲のものだったら瞬間的に移動することができるんだ。


以前、俺が1ヵ月以上いなかった時にも、その転移魔法を使って移動していたんだ。


その瞬間移動を使って、帝国軍が攻めてきている本部のところに行って食料や弾薬を奪った。


そして食料や弾薬を奪われた帝国軍は引き返すしかなくなったので帝都に戻っていった。

と戦争の実情を話した。


それに約1ヵ月以上かかった。

そして確認し終わった後、俺は間違えてアリシアの部屋に転移してしまって寝込んだ。

と話すと、全員が青ざめていたり、あっけにとられていたり、口が開いていたりしていた。


繰り返すように俺は、この事は誰にも話さないように、とお願いした。


「こんなことを話したって誰が信じるのよ」とイザベラが言った。


コリンが小さい声で、「誰も信じないよね」と言った。


ソフィアが「そうだね〜」と言った。


これでパーティーメンバー全員の前で瞬間転移を使っても大丈夫だと。


後は執事のセバスチャンは、どうするかな。


パーティーメンバー全員に話した後に、執事のセバスチャンにも同じことを話した。


そうするとセバスチャンが「私なんかに話していいことなんですか?」と聞いたので、俺は、信用していますから、と答えた。



「自分は、まだ貴族になってからも時間が経っていないので、立ち居、振る舞いがよく解りません。そして順序建てて説明するのが、すごく下手なんです。これからもいろいろなことがあるかも分かりませんが、よろしくお願いできませんか?」


そう言うと、セバスチャンが少し涙ぐんで目頭を拭った。


「はい、旦那様、こちらこそ、よろしくお願いいたします」


と言った後に部屋を出て行った。



これでパーティーメンバーにも、執事のセバスチャンにも疑問を思われることもなく、魔法が使いやすくなるだろう

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