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防人(さきもり)の戦後  作者: 佐久間五十六


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日本と言う国の地形①

 日本地図を眺めて見ると、我が国は四方を海に囲まれた島国である事が分かる。大小様々な島が多数あり、それらの全ての島々をくまなく守ろうとすると、それ相応の数の兵力が必要になる。

 大日本帝国は、陸軍と海軍を軸に国防政策を進めて、わずか30年足らずで、当時世界最強を誇ったロシア海軍バルティック艦隊を撃破するまでに至る。しかしながら、その帝国海軍をもってしても、日本の領海を完全にカバーしてたとは言えず、国防政策の拙さから米国に敗れた事は言うに及ばない。

 確かに日本は、海洋国家であり、多くの国々と海で繋がり、交易する事で、生命線を保っていると言っても過言ではない。では、そうした事を踏まえた上で、島国日本を守る為に、陸上兵力と言うものがどの程度必要なのかと言う事を考えたい。

 大日本帝国陸軍は、300万人規模の兵力を持ち、陸上自衛隊は、14万人の規模で済ませている。日本国憲法の縛りがあるため、一律には比較出来ないが、前者は明らかに過剰兵力と言えるし、後者は必要最低限の兵力と言える。となると、日本の国力を考えた場合、陸上兵力は人口比1%(約120万人)位あれば充分なのではないか?兵器の高性能化と島の大きさを鑑みると、もう少し少なくて良いのかもしれないが、あとは機動的かつ投射能力を持てるかと言う事が、鍵になってくる。

 戦車ばかりではなく、機動的な装甲車も必要である。歩兵の装備は軽量化し、よりコンパクトなユニットになる事が望まれる。日本の国土は海岸線が長く、その割りに幅は狭い。つまり、敵勢力を水際で叩く能力が、日本の陸上兵力には求められてくる。そうした事を踏まえると、戦車の重要性が増して来るのであるが、主力のヒトマル式(10式)戦車は、ハイテク電子機器を搭載している。ヒトマル式は「21世紀型最強IT戦車」と言われ、第4世代戦車の中では最強である。陸上自衛隊特車チームはヒトマル式の後継機の開発も怠ってはいない。機動的かつボリューミーな部隊が日本には必要である。

 戦車部隊も大事だがこれからの時代はAI技術や無人機やドローンの時代であり、第二次世界大戦から近年(ウクライナ紛争)の流行りを見て行くと陸軍の在り方はかなり変わって来ていると言える。これまでの陸軍は歩兵中心で、兵力でゴリ押しする、つまり肉弾戦であった。しかし、ロシアによるウクライナへの戦争は、それだけでは勝てない事を示している。それにも関わらずロシアは肉弾戦争、ウクライナは近現代の賢い戦争で、降伏しない。

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