伝説っぽく抜いてみる?
ボ「どうも~、墓石で~す。」
ツ「どうも~ツミキくずしで~す。」
二人「二人合わせて墓石崩しで~す。」
ボ「早速やけど、伝説の剣を抜きたいからちょっとやってみる。」
ツ「えっ?俺は見てればいいの?」
ボ「あっ、コレが伝説の剣か〜」
ツ「もう始まってる?ソコに刺さってる感じ?」
ボ「ん〜んアッ!手が滑ってマトモに持てん」
ツ「ソレは残念だけど、選ばれし勇者じゃないからかな〜」
ボ「オカシイな、スーパーのお母さんの似顔絵で、佳作に選ばれし者なのに…」
ツ「アレは勇者は選んでねぇよ!!!アレで勇者選んでたとしても!お前佳作じゃねぇか!!」
ボ「そうだ!たまたま持っていたテニスラケットのグリップに巻くやつを巻いて見よう!」
ツ「それ、たまたまは持ってないだろ!?」
ボ「よし!じゃあ、ん〜んしょ!スポーン!巻いたヤツごと抜けたぁぁぁ!」
ツ「そんな小細工で抜けたら世話ないよ」
ボ「やっぱYO!ネックソなのがいけないのかな」
ツ「有名メーカーのパチモン臭!!」
ボ「そうだ!ハンマーを持ってきて…」
ツ「え?どうすんのハンマーで?」
ボ「柄のところをハンマーで叩いたら、刃が動いて岩が切れるんじゃないかな?」
ツ「なんじゃ知恵で抜くんか?いや上手く行ったとして、ソレは抜けた部類に入るんか?」
ボ「ハッ!ガイーン!ホッ!ガイーン!だめだ、ツバが岩にピッタリ密着してるから、案外動かない!」
ツ「まあ、ツバの部分に切れ味ないもんね」
ボ「クソ!俺のトンチ力はまだまだこんなモノじゃ無いはず!!ここから俺のトンチ無双が始まるんや!!」
ツ「トンチ無双は一休さんで見た!!」
ボ「世界のみんな、オラにトンチを分けてけれ!!」
ツ「いやもうぐぐれカス!!」
ボ「よし!かなりトンチ力が集まってきたぞ!!」
ツ「いつの間にかトンチ力=戦闘力!!」
ボ「喰らえ俺のトンチ!岩砕用電動ピック〜!!」
ツ「そうなると工事力!!」
ボ「行くぞ!ドガガガガ・・・おおドンドンと邪魔な岩が砕けるぞ!!」
ツ「もうコレ抜くとか勇者とか関係なくない?もしコレで勇者とかなったら、工事現場の勇者率ヤバくない!?」
ボ「岩が全部砕けたら、ただの地面に落ちてる剣だな」
ツ「伝説の剣ね伝説の」
ボ「さてと、拾おうか…アッ滑って全然つかめない!!」
ツ「拾えない剣爆誕じゃんか〜、どうすんの?」
ボ「これ、ツバの両側を上手くすくえば〜」
ツ「おっおっお~~」
ボ「伝説の剣を高い高ーい!!」
ツ「おぉ~って、使えないことに変わりない!」
ボ「流石オレ、スーパーのお母さんの似顔絵で佳作に選ばれし力は伊達じゃないぜ!!」
ツ「それ関係ないやろ!もうやめさせてもらうわ!!」
二人「どうもありがとうございました。」