表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

濡れ衣を着せられ婚約破棄された聖女は、不義の魔女を断罪する

作者:ふみきり
 幼い頃から王子の婚約者になるべく育てられたナターリエ。
 十二歳を期に正式に王子の婚約者に選ばれた。
 表面上王子との仲は悪くなく、このまま順調に王妃の道を歩むと誰もが思っていた。

 ところがある日、王室主催の舞踏会に一人の伯爵令嬢が現れた。
 伯爵令嬢は王子に近づくと、色目を使って誘惑しだした。
 ナターリエがたしなめると、伯爵令嬢は露骨に甘えた声で「誤解です~」などとのたまう。

 その後もたびたび伯爵令嬢は王子に近づき、そのつどナターリエは礼儀をわきまえるよう注意をした。

 ナターリエの我慢も限界に達しようかという頃、ある噂が王宮に流れ始めた。
 ナターリエが伯爵令嬢に悪質な嫌がらせをしているのではないか、と。
 ナターリエは否定するものの、王子との間に隙間風が吹き始めた。

 その頃から、王子と伯爵令嬢が密会しているとの噂が、ナターリエの耳にも入ってくるようになる。

――でもわたくしは、殿下を信じております……。
 婚約者としての立場が揺らぐようなことはないと、ナターリエは愚直に信じていた。

 そして、ついに運命の日を迎える。
 大聖堂で、衆目の中、王子の婚約者として聖なる祈りを捧げる日が。

 ナターリエは祭壇にひざまずき、女神の前で祈りを捧げた。
 ところがその瞬間、突然ナターリエの全身は黒いもやに覆われた。

「あの女は闇の魔女よ!」
 伯爵令嬢の金切り声が響き渡る。

「君との婚約は、今この場で破棄とさせてもらう! 魔女との婚姻だなんて、あり得ないからなっ!」
 王子の怒声を聞き、ナターリエは全身から力が抜け落ちた。

 魔女だなんて身に覚えがない。いったい自分の身に何が起こっているのか。

 王子にしなだれかかり、自分を見下しながら薄ら笑いを浮かべる伯爵令嬢……。
 ナターリエはようやく悟った。
 罠にはめられ、婚約者を寝取られたのだと。

 近衛兵に引きずられながら、ナターリエは誓った。
 いつかきっと真実を暴き、あの憎き女を魔女裁判にかけてみせると。

 今、ナターリエの戦いが始まる――。

【カクヨムにも投稿中】
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ