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〜勇者降臨?〜

この作品は主人公風切隼人と生徒会長であり先輩の朝倉桃との異世界トラベル小説となっております!主人公は、頭脳明晰、品行方正、運動神経抜群、女の子にはモテモテ、非の打ち所がない程の男の子です!ですがコンプレックスが、、、

彼の顔が可愛いとゆうことです!そのせいで幼馴染みに燻られトラウマになった過去も、、。

そんな彼勇気を出して学園祭に臨む事になりました。彼の最大の武器可愛いとゆうことを利用したメイド喫茶とゆう方法で。学園祭では優勝クラスの1人に特権が与えられますそれは「何でも一つだけ願い事を叶えられること」

彼は異世界へと旅たつべく奮闘します

そして、無事異世界へとたどり着いた彼は王女と出会います、そして彼の運命の歯車が動き出すのでした。

「私に従いなさい」

風切隼人の目の前にいる彼女セレスティア・ノワール

の前に鎮座しているのはいつものことである

いつものごとくよくわからない命令をくだされていた

「にゃんまんを買ってきて」

「ティア様にゃんまんはもぅ発売されてないのでは、、」

「にゃんまん食べたい食べたい食べたい!今すぐ買ってきて!さまなくば作りなさい!」

「そんな無茶苦茶な」

ティア様とゆうのも彼女はセレスティア名を呼ばれるのが嫌がっているからである

ましてやノワール姓なんてもってのほか

ここノワール王国を象徴する姓

つまりは彼女は王女様とゆうことになる

第12代ノワール王国王女セレスティア・ノワール

彼女の性格は城内ではある意味で有名だった

性格を抜けば文句なしの彼女

長い少しカールのかかった金髪に、透き通るような碧眼に、か細い腰、胸もそこそこある方だ

つまりはスタイルは悪くない

ルックスはいい方なのである

いいどころか国民からは大人気

ただ身長が少し低い

そのおかげでマスコット的な存在と化している

問題の彼女性格

それは

何でも命令したがることである

絶対王政の時代じゃあるまいし誰がそんなゆうこと聞くかと言いたいところではあるが

隼人はゆうことを聞かなければならないのだ

なぜならば

彼女に貸しを作ってしまっているからである

時は遡り

風切隼人は至って普通の一般人であったが

学園においては優秀

成績は常にトップ

運動神経抜群

女子からはモテモテ

だか彼女いない歴年齢

とゆうのも隼人がことごとく断っているからである

理由は簡単

隼人は女子が苦手なのである

幼い頃に幼馴染に散々燻られたのが原因

燻られた理由は簡単

隼人は顔立ちが女の子ぽいのである

いわゆる美少年

そこらの女の子よりも可愛い

学園の中でもこの事は有名である

とあるクラスに美少年がいると

見たら最後惚れてしまうから気をつけろと

なので女装なんてさせたら最後男共がむらがるであろう

以前こうゆうことがあった

学園祭でメイド喫茶をやることになった隼人のクラスはメイドと執事に分かれて接客する事になったのだが

隼人はお約束とばかりに女装させられた

「なぁ、俺女装なんて似合わないよ」

「きゃーー!風切君可愛い!!こっち見て!こっち見てー!写メらせてー!」

とまぁこんな具合に女子からは写メラッシュ

男子からは

「風切、、、お前ほんとは女なんじゃないか?」

「風、お前、、俺の彼女になってくれーーー!」

「誰がなるか!!」

とまぁ男子からもこんな感じであった

そしてはじまる学園祭

直ぐに噂が広まった

「とあるクラスにちょー可愛い子いるんだって!」

「まじかよ!観に行こうぜ!」

「ちょっ知ってる?とあるクラスで男子が女装してメイドやってるみたいなんだけどそれが可愛のなんのって話しみたいだよ!」

「なにそれ〜!行こうよ!」

来客した人達にまで浸透し隼人のクラスには長蛇の列

「ただいま3時間待ちとなっております〜!」

隼人は思った早く、早く帰りたい、、、

クラスの中では早くも隼人旋風が巻き起こっていた

「お待たせいたしました!ご主人様!」

ひらひらのワンピースに髪飾りどこから見ても女の子だった

「か、可愛い、、、」

「君があの風切君?」

「はい!僕が風切です!ご主人様ご注文は何になさいますか?」

ちょっと腰を低くし上目づかいで聞く隼人

この技術はクラスの女子から仕込まれた技だ

「じゃ、じゃぁ、この愛がしたたるイチゴパフェを」

「かしこまりました!少々お待ちくださいませ!」

隼人は調理場の方までオーダーをしに行った

「愛がしたたるイチゴパフェお願いします、、、」

「あら!注文入っちゃったんだねあれ」

数分後

「お待たせいたしましたぁ〜!

愛がしたたるイチゴパフェでございます!」

「愛がしたたるって何か意味でもあるの?」

「そ、それは、、、」

隼人は少し慌てていた持って数分、いやこの暑さだと数秒だろうと思っていた、その矢先に

「あっ、バニラが溶けてきた」

それをつかさずスプーンですくう隼人

「ご主人様!口を開けて下さい!あーん!」

「こ、これは、、、エロい」

溶けた白いバニラのアイスをすくってお客様に食べさせる、そうゆうサービスとゆうかコースだったのだ

「おー!」

辺りから歓声が湧き上がる

それもそうだろうこんな美少年にこんなことをさせてるのだから

隼人は嫌がっている

早く、早く帰りたい、、、

「何で俺だけ愛がしたたるイチゴパフェ担当なんですか!」

「え?だってその方がうけがいいでしょ?」

「うけって俺の気持ちは無視ですか、、」

「だって優勝したいじゃない?」

「そりゃまぁ、そうですけど、、」

「じゃぁ頑張る頑張る!!」

とんっと、背中押されまた次のテーブルへ行く隼人

いつまで続くんだと内心疲れはててきている隼人

だが隼人はやらなければならない

なぜならさっきクラスメイトが言っていた優勝がかかっているからである

優勝したら何でも願いを一つだけ叶えてくれるらしい

不思議な学校なのである

この学園には魔女と呼ばれる人がいてその人が願いを叶えてくれるらしい

ただ、願いを叶えてもらえる人は1人だけ

だから、隼人も嫌な役をやって奮闘しているのである

そうしているうちに時間は経つのは早いもので学校祭は終わった

全校生徒が体育館に集められた

先ずは生徒会長から挨拶

「みなさん、お疲れ様!学校祭はたのしかったかな?

1年に一度のお祭り楽しめたかな?」

うぉーーー!と歓声が湧き上がる

凄い盛り上がりぶりだ

それもそのはずこの学校行事が少ないのだ

学園祭と体育祭くらいしかやらない学園なのだ

だが制服が可愛い!かっこいい!と有名で

倍率も高いし偏差値も高い!

因みにこの学園美男美女が多い

そしてお金持ちが多い学園なのだ

お嬢様、お坊っちゃま育ちが多い学校

中には隼人みたいに実力だけで入学している人もいるが噂では裏口入学が多いとか、、

それはさておき

この生徒会長も大人気なのだ

完璧なルックスに頭脳明晰、品行方正まさに非の打ち所がない完璧な生徒会長

ただ一つ問題があるのは

「さてさて、風くーーーん!居るかな?居るかな?

私は忙しくて風くんのメイド姿がみれなかったよぉ〜

トホホ、、でもでも写メは貰ったもんね!イエィ!」

そう、この生徒会長、朝倉桃は隼人の事が大のお気にいり!

事ある毎に

風くん、風くんと迫ってくる

「ねぇー、風くん後夜祭のフォークダンスは一緒に踊ってくれるんだよね?ね?桃楽しみにまってるからね!」

「会長!全校生徒の前でなにやってるんですか!

いい加減にしなさい!」

先生に怒られている桃いつものことなのでなんのどよめきもおこらない体育館内、笑だけが起きている

「コホン、失礼いたしました

ではでは、みんなの気になっている順位発表いくよーーーーー!!」

うぉーーー!!

これまた体育館がどどっと振動した順位発表が一番盛り上がる時

「ではでは、総合第1位

優勝クラスは1-C!

おめでとう!!流石風くんの居るクラスだね!」

やったぁーーーー!

クラス一同大喜び!

「やったな風切!」

「風切君のおかげだょ〜!」

「俺はただ女装しただけだよ笑」

よろこんでいるのも束の間

このクラスの中から1人だけ願いを叶えて貰えるのである

選択方法は魔女が決めるらしい

すると突然放送がながれた

「あ、あ、テス、テス、私が噂に聞いているでしょう魔女です、そう、願いを一つだけ何でも叶えて差し上げるこの学園の魔女、さて、風切隼人君、閉会式が終わったら至急屋上まで来ること。それでは」

それだけ言い残し魔女の放送は終わった

これは俺ってことなのか?

やっと、やっと願いが叶う

誰にも打ち明けたことのないこの願いが

「これは風君にもってかれたな」

「私は風くんで決まりだとおもってたから大丈夫だよ!風くん1番頑張ってたし!」

「風、おめでとう!」

「みんな、ありがとう!」

クラスでの歪み合いはなかった

みんな隼人の頑張りを認めていたからである

それにみんな隼人の女装をみれて満足しているようであった

「ではでは、これにて閉会式を終了します!

風くん!あ・と・で・ね!」

壇上で桃がウインクしている

それも隼人めがけて

なんて視力だ

そして隼人は魔女に呼ばれた通り屋上にやってきた

風が気持ちいい、いつ来てもいい場所だな

実は隼人ちょくちょく屋上に来ている

風に当たるのがすきなのだ

陽に当たり風に当たり気持ちが和む

「魔女さんーー?いますか?」

・・・返答はない

まだ来てないのだろうか

まぁ時間の指定はなかったから無理もないだろう

ただ閉会式が終わったら来るようにだけ言われて隼人が屋上に来てるだけの話しなのだから

「魔女さんーーー!いませんか??ってあれ?

ん??」

よく見てみると人が居た

屋上の屋上と呼ばれそうな場所

隼人がいつも昼寝をしている場所だ

はしごを使わないと登れないばしょだ

そこに魔女はいた

とゆうか寝ているようだ、、、

「この子が魔女?」

隼人は驚いている

なぜなら魔女と呼ばれているこの子見るからに小学生である。服装はいわゆるゴスロリ、まるでお人形さんだ

「魔女さん?」

「むにゃむにゃ、もぅ食べれない〜、、、」

「魔女さん?」

「いや!止めて!そんなところ!!」

「ちょっ!魔女さん!!?」

「スースー」

完全に爆睡しているようだ

「気長に待つとするか」

あれ?

気がつくと夕陽が差していた

どうやら隼人も寝てしまったようだ

「小僧、起きたか」

「魔女さん起きてたんですか?!」

「わしは寝とらんぞ?」

「いやいや、俺が来た時、完全に爆睡してましたよ」

「そんなことなかろう、魔女たるわしがこんなところで寝るなど」

じーーー

隼人はまじまじと魔女を見つめた

「ま、まぁ寝ていた?かもな、それで、小僧、何しにここにきた?」

「貴女が呼んだんでしょ?!」

「あーーそうじゃった、そうじゃった」

大丈夫なのか?この魔女

見るからに小学生だし、寝てたし

願い事なんか叶えられるのだろうか

「それで、小僧、そち、願い事はあるか?」

「あります」

「ほーゆうてみよ、叶えてやろうぞ、その願いとやらを」

「本当ですか?!3億円欲しいと言っても叶えてくれるんですか?!」

「そちの願いはそんか容易いものなのかの?そんな願いではなくあるのだろう?願いが」

不思議と身体がぞくっとした明らかに小学生なのに

この子に見つめられると全てが見透かされたかのようだ

「あります、、、」

「ほぉ、ゆうてみよ」

「俺を異世界に飛ばしてください!」

「異世界??」

異世界と聞いた途端魔女は沈黙した

だが、突然

「かっかっかっ、異世界に行きたいとな?

おもしろき、おもしろき、こんな願い事をされたのは初めてじゃ」

「笑わないで下さいよ!俺真剣なんです!」

「いやいや、そちがまさかこのようなことをゆうと思わなかったからのぅ。今の学園生活が不服か?」

「つまらなくはありません。充実しています

ですがどこか寂しい気がして、自分1人孤独な感じがして」

「異世界なんかアニメの世界だとおもっています

ただ、あるならそこで自分の人生を切り開きたいなと考えていて、、」

「ほぉ、異世界はアニメだけの世界か、、

異世界はあるぞ、小僧」

「本当ですか?!」

「だが、いいのか?行ったら最後戻って来れんやしれんぞ?そちの友、家族が心配するのではないか?」

「それは、、、」

「それでも行きたいんです、異世界へ」

隼人の真剣な目を見た魔女は少し考えこむような仕草をした

「おい、いるのであろう?最初から話しは聞いていたように思うが?」

するとはしごを登ってくる音がした

そこに現れたのは桃だった

「流石、魔女さん、ばれちゃってましたか」

「桃先輩?!どうしてここに」

「いやあのね、風くんがどんなお願いするのかきになっちゃってこっそりきちゃったの」

てへっと舌を出す桃

どうやら話しは全て聞かれていたようだ

「私風くんのいない世界なんて嫌だよ!」

「桃先輩、、、」

「だって、まだ風くんとキスもしてないし、あんなことや、こんなこともしてないし、そもそもデートしたことないし、それはね、風くん女嫌いだから無理だって分かってるんだけどね?」

途中とんでもないこと言っていた気がするが気にしないでおこう

「若いのぉ、お二方、じゃが、桃とやら、これは小僧の願いじゃ、そちがとやかく言う資格はないぞ?」

「分かっています、でも、でも!」

今にも泣き出してしまいそうな桃

本当に隼人に行って欲しくないみたいである

「やめい!やめい!おなごの涙には弱いんじゃ

むーー、、、どうじゃ?小僧、桃とやらも異世界に連れて行ってやれば良いのではないか?」

「えっ?」「えっ?」

2人の声が重なる

「魔女さん、俺は構いませんが願い事叶えるのは一つまでなんですよね?」

「そうじゃよ?じゃが、付き添いを付けてはならないとはわしは一言も言っとらんぞ?」

「魔女さん!!」

魔女に抱きつく桃

「えーい!やめい!暑苦しい!まぁ、おなごに抱きつかれるのは悪い気はしないがの」

まんざらでもない様子の魔女だ

「魔女さんではお願いできますか?

俺と桃先輩を異世界へ飛ばしてください」

「よかろう、ただ、最後に今一度確認じゃ本当にいいんじゃな?」

「はい」「はい」

「よかろう、では異世界へ飛ばすとするかのう

ちょいと時間がかかるから待っておれ、ここから飛ばすでのはしご使って下で待っておれ」

「分かりました」

そうして隼人と桃の2人は屋上に戻った

「ねぇ、風くん?」

「なんですか?桃先輩?」

「怒ってる?、、、」

「怒ってませんよ、ただ、驚いただけです

まさか異世界にまでついて来ようだなんて言うと思いませんでしたから」

「だって私風くんが大好きだもん!本当に大好きだもん!風くんが女の子嫌いってゆうのも知ってるけどそれでも大好きだもん!」

「そこまで好き好き連呼されると照れますよ

俺も桃先輩の事は嫌いじゃないですよ?

普段からよくしてもらってるし本当に感謝してます」

「風くん、、、」

「ほれ!準備ができだぞい!」

上から魔女の声がした

どうやら準備が出来たようだ

「行きましょう桃先輩!」

「うん!」

なんだこれは、、、

そこには見たことない文字が円状に描かれていた

どこの言葉だろうか?

そもそも言葉と呼べるのだろうか

そして絵らしき物も描かれている

あれは獣?

分からない

一体なんなのだろうこれは

いわゆる魔法陣と呼ばれるものだろうか

「なに突っ立っておる、はよ、この円の真ん中までこんか」

「あっ、はい!」

2人は円の中心まで行った

「本当の本当の最後の確認じゃ、いいんじゃな?

本当に」

「はい!」「はい!」

「では、飛ばすとするかのぅ」

すると魔女が突然光だした

そして魔女を中心に風が吹いている

魔女が何か呪文のようなものを唱えている

やっと、やっと、異世界へ行ける

胸の高鳴りを抑え隼人は魔女に問いかけた

「そうだ!魔女さん!魔女さんっておいくつなんですか?」

「ええい!詠唱中じゃ!黙っておれ!

レディーに歳を聞くなんぞ礼儀知らずの小僧じゃの」

魔女の口が止まった

辺りが静まりかえる

すると突然魔法陣らしきものが光始めた

みるみるうちに光が強くなり隼人と桃を包み込む

「達者でな!小僧に桃とやら、

それとな、わしの年齢は秘密じゃ」

最後に可愛くウインクした魔女を見たのを最後に隼人と桃の意識は飛んだ

「さて、そちはなんのようじゃ?」


「んーここは?」

辺りを見渡すとそこは何処かの部屋だった

どっぴろい部屋だ

どこかのお嬢様の部屋だろうか

辺り一色ピンク色

ベットも家具も本棚までもピンク色

確実に女の子の部屋だな

「あれ?桃先輩は?」

桃先輩がいない!

飛ばされた時にはぐれてしまったのかもしれない

大変だ

ここは異世界のはず

探しようがない

下手に動けば自分も迷子だ

「さて、どうするか」

すると突然部屋の中に女の子が入ってきた

目と目が合った

1秒、2秒、3秒と時間が経っていく

すると女の子が大きく口を開けた

まずいーーー!

咄嗟に隼人は女の子の口を押さえ

「んーーーーーー!」

暴れる女の子

「ごめんなさい!ごめんなさい!話しを聞いてください!俺は怪しい者じゃない!いや、不法進入で最早怪しいか、、、とにかく話しを聞いて!!」

女の子は大人しくなってくれた

「んっ!」

どうやら口から手を離せて言ってるらしい

「貴方、、、誰?」

「俺は風切隼人、普通の高校生だよ!」

「カゼキリハヤト?コウコウセイ?」

女の子にはどうやら聞きなれない単語らしい

小首を傾げている

「貴方、、、階級は?どこ出身?」

「階級?階級はないですね、、、日本です!」

「階級なし?!そんな馬鹿な!それにニホンと言ったかしら?どこの王国なの?」

「王国?、、、王国ではないですね天皇は居ますが」

「テンノウ?なんか強そうな名前ねその人がトップなのかしら?」

「いいや、国のブレインたるは内閣総理大臣です!」

「ナイカクソウリダイジン?長ったらしい名前ね?

大丈夫なの?貴方の国は?」

「財政困難に就職困難ですね、、、不況とゆうやつです」

「ザイセイコンナンにシュウショクコンナン、フキョウね、、、なんだか大変そうね、、、

そうじゃなくて!!貴方一体どうやって私の部屋に忍び込んだのかしら?相当な訓練を受けていなければここの警備は潜り抜けれないはずよ?」

「それはですね、、、」

「し!静かに!隠れて!」

隼人はベットの中に潜りこまされた

いい香りがする

これだけなら女の子も悪くないかもしれない

いやいや、そうゆう状況じゃない!

トントンー

ドアをノックする音が聞こえた

「失礼いたします。セレスティア様お時間です」

「ティアと呼びなさいと何回言ったらわかるのかしら?」

「そうも、いきません、国王さまからお授かりなったお名前しっかり呼ばわせてもらいませんと」

「堅苦しいのはきらいなのよ!」

「セレスティア様お時間が、、、」

「あら、もぅ、そんな時間かしら、うっかりしてたわ

今日のはいいのが来ているんでしょうね?」

「昨日よりは良いかと」

「そう」

「では、謁見の間にてお待ちしております」

「すぐに向かうわ」

「お待ちしております」

なにやらいいのが来るとかどうのとか食材の話か

よくわからないが

それと国王から名前をもらったってもしかして王女様なのか?!

「出てきていいわよ」

「助かりました、つかぬ事お聞きしますが王女様ですか?」

「ーーーーーーー」

セレスティアの顔が真っ赤になった

それはそれはほんとに一気に真っ赤になった

そうかと思えば急に笑いだした

「あはははは!貴方本当に何者?私の事知らないの?

それでいて私の部屋にいたの?」

「それは、、、その、、、王女様?またまたつかぬ事お聞きしますがここはどこでしょうか?」

「ノワール王国よ」

聞いたことがない

絶対元いた世界にそんな王国なんてない

ってことは、、、

ここは異世界!!

「どうしたの?急ににやにやして?」

「いえいえ、ちょっと嬉しくて、王女様は異世界って信じますか?」

「異世界ね、、、文献によればあるとゆうけれど、あまり信じたくはないわね、でもさっきの貴方の言動からして貴方異世界とやらから来たのかしら?」

「流石王女様御察しがいいですね!そうです

俺は日本とゆう国からやってきました」

「ってことは、、、貴方が伝説の勇者様?!」

「えっ!勇者なんかじゃないですよ!」

「でも、見た感じ勇者様っぽい格好してるわよ貴方」

「それは、、、」

まずかった学校のままの制服で来てしまった、、、

カッコいい制服で有名な我が母校

まさか勇者と勘違いされるなんて

「勇者か勇者じゃないかなんて正直どうでもいいの

ちょっと私に付き合いなさい」

「はい、、!」

そのままセレスティアに連れられるまま部屋を後にした

「ここはお城ですか?」

「そうよ!ノワール城よ」

学校の廊下の3倍はある廊下に豪華なシャンデリア

均等間隔に置かれた花々は気品あふれている

しばらく歩くとこれまたどっぴろい部屋に着いた

体育館の半分はあるぞ確実に

「セレスティア様お待ちしておりました。おや?その方は?」

「勇者様よ」

「えっ?」「なんと!」

「王女様突然何を!」

「いいから、貴方は黙ってなさい」

「執事長、この方は異世界から我が国を助けに来てくださった勇者様よ」

「セレスティア様、その伝説は信じていらっしゃらなかったと思いますが?」

「いいえ、彼を見て確信したは、勇者様だと」

「では今日来た勇者候補達はいかがなさいますか?」

「皆さまお返しになって」

「かしこまりました」

隼人が口を挟む隙もなく話しがどんどん膨らんでいく

俺が勇者?とんでもない!

ただ異世界で平和に1からやっていこうと思っていただけなのに、、、

と、執事長が隼人に歩み寄ってきた

「勇者様、それでは誠に勇者様なのか、不肖ながらこの私が試させてもらいます」

「できるわね?」

「何をしろと?」

「決闘でございます」

「えーーー!剣も握ったことないのに?!」

「剣を握った事がない?またまたご冗談を

ご安心ください決闘はこちらで行います」

と、手渡されたのは1本の剣

軽いな

「この剣は切れませんので」

「王女様、1本勝負で宜しいですな?」

「いいわよ、その前にちょっとまって」

するとセレスティアが隼人に歩み寄った

耳元で何か唱えている

「ルークス・バルナ・アルカスイス・モナ」

それだけ唱えるとセレスティアは離れていった

「ちょ、まってください〜〜!」

「では、お互い向き合って」

「執事長、魔法は禁止よ勇者様はまだこちらの世界に来たばかりなのだから」

「かしこまりました」

「ちょっと話し聞いてください〜!」

「では、はじめ!」

すると、執事長が駿足の速さで隼人に迫って来た

執事長が剣を振りかざす

キンッ

隼人は何とか一撃を耐えた

重い、なんて力だ、この人何歳だよ

「今のをしのぎますか勇者様、そうでなくては!ー」

執事長は次々に剣を振りかざす

そして切る

隼人は防ぐので精一杯だった

実力差は明確だった剣も握った事のない隼人と

手慣れた様子の執事長

「どうしましたか勇者様?防戦一方ですぞ」

これ以上は無理だと思ったその時

さっきセレスティアが唱えた言葉が頭を駆け巡る

身体が軽い?

それに身体の底から力が湧いてくる

隼人は剣を構えた以前ゲームで見た構え

下段漣の構え

「ほぅ、その構えは」

「どこからでも、かかってきてください!」

いけるーー

内心隼人はそう感じていた

執事長が隼人に迫る

隼人は即座に右にステップしながら剣を払う

キンッ

剣と剣がぶつかり合う

「ほう、やりますな!そうこなくては!」

キンッ!キンッ!キンッ!

激しい攻防は続いたどちらも1本引かず剣と剣が重なり合う

「そろそろ、終わりにしましょう」

「えぇ、そろそろ終わらせましょうか」

隼人は剣を構え直した

今度は上段焔の構え

「いきますぞ!」

「来い!」

キンッ!

剣が弾き飛んだ

剣先が折れている

隼人の剣は執事長の首元寸前で止まっている

「参りました、勇者様」

勝った?

勝ったのか?

隼人は呆然としている

無我夢中で剣を振るっただけなのだから

「そこまで!」

セレスティアの声が響いた

「執事長、勇者様の実力を見たでしょ?

彼は紛れもなく勇者様です」

「そのようですな、それでは、国王様にもそうお伝えしておきます」

「分かりました」

セレスティアが唖然としている隼人に近づく

「貴方、意外とやるじゃない

まぁ、私の魔法はかけたけど」

「それじゃ、反則じゃ!ー」

「いいのよ、あの魔法は効果のある人にしか効かない王家代々の魔法だから」

「ですが!」

「いいのよ!勝ったのは貴方!私の勇者様ー!」

とセレスティアが隼人に抱きついた

柔らかい

むー

女の子とはこんなに柔らかいものだったのか

そうではなくて!

「王女様!その勇者様ってゆうのは止めてください!

隼人でいいです!」

「わかったわハヤト、でしたら貴方も私の事はティアと呼びなさい」

「ですが、王女様、、、」

「ティ・ア!」

「分かりました、ティア様」

「うん!」

嬉しそうなティアまるで子供のようである

隼人は大事な事を忘れていた

「ティア様」

「なにかしら?急に改まって」

「城内には俺しか不審な人物は居ませんでしたか?」

「んーーー、、、居たわよ」

「本当ですか!?」

「ほら、あそこ」

あっ

居た

城内の庭園らしき所のど真ん中に柱に括り付けにされている桃先輩が

「ティア様!」

「どうしたの、急に声を張り上げて」

「桃先輩、じゃなくて、あの柱に括り付けにされてる人どうなっちゃうんですか?」

「んー、、、死刑ね」

えっ

やばいやばいやばい

隼人はパニックになった

桃先輩を助けないと

でも、この世界に来てまだわずか助けられたとしても行くあてなどないし路頭に迷うだけ

こうなったら最後の手段は

「ティア様」

「なにかしら?」

「あの柱に括り付けにされてる者、俺の連れなんです

どうか、どうか助けてやってください!」

隼人は頭を深々と下げ藁にも縋る思いでお願いした

「いいわよ」

「本当ですか?!」

「でも、条件があるは」

「条件??何でも聞きます!」

「何でも、、、その言葉二言はないわね?」

ティアは不敵に微笑んだ

「ハヤト、貴方私の従者になりなさい」

「はい!って、えっ?!従者?!召使いですか?!」

「そんな野蛮なものではないは、ただ、私のお願いを聞くだけ、ね?簡単でしょ?」

「それでしたら大丈夫です!」

この返事が後々後悔する事になるとはまだ思ってもいない隼人なのであった

まさかあんな事になるとは


















初めまして!

神谷仁と申します!

私の小説いかがだったでしょうか?

なにぶん、はじめてなもので文章がめちゃくちゃかもしれません。

楽しく読んでいただけたなら幸いです

僕自身本が好きで色々なジャンルの本を読んでいます

恋愛小説から推理小説、ファンタジー小説に

ライトノベル等々

因みに1番好きな作家は森鴎外です

これからも色々なジャンルの作品投稿しようと思いますので温かい目で見守って頂けたら幸いです

最後になりますが

この小説を読んでくれた皆さま本当にありがとうございます

みなさまの心に響くような作品を書けるように頑張りますのでよろしくお願いします

この小説読んでくれた皆さまに精一杯の感謝を

ではでは

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