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寂しがりや
私は極度の寂しがりやだった。
人は一人で生きていけると誓った、
高校生のときの決意は、おとなになるにつれ崩れていった。
レゲエを聞き発狂し、
ロックを聞けば、考えが進み、
DJにこれをまわせとすがりつき、
やっとかけてもらっても、
とうの本人は、
誰かとチューをして、音楽なんて聞いてない。
ふと我にかえるとき、
やっぱり自分はたった一人。
誰もいない。
誰もかまってくれない。
一人でだって、生きていける、って。
挙句の果てには、
ふて寝。
しかも朝の4時。
携帯の電話の、電源はまたおちて、自ら造った孤独感をいつも味わっている。
誰にも相手にされなくていい。
お願いだから自分は自分自身を見落とさないで。
自分しか守ってもらえる人はいないから。
すっかと始まる朝なんてそうとう
ない。
今日はどんな日だろう?って
思うより、
今日はどんな自分なんだろう?って、
思う。
朝起きると君がいた。
あらおかしいな。また?!