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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ディナーパーティ

メインディッシュ

この物語はフィクションです。虚構と現実の区別のつかない人の閲覧はご遠慮ください。

あなたの腕を切るの。

牛刀でざくざくと切ります。

あなたの血も赤かったのね。

赤い血が流れてるとは思わなかった。

私の知らないあなたに気づくの。

このままではオーブンに入らないから、もう少しだけ切ろうかな。


あなたの腕の産毛を剃って、洋かみそりで産毛を剃るの。

ライターであぶって、のこった毛も燃やすの。

こんなところにホクロがあったのね。

私の知らないあなたに気づくの。

そして、塩コショウとバジルを揉み込んで、醤油とサラダ油、料理酒を混ぜて冷蔵庫の中で寝かせるの。


あなたの腕をオーブンに入れるの。

余熱してからじっくり焼くの。

焼いていると、切り口からあなたの血が垂れてきたの。

あなたの腕が焼けていくのを扉のガラス越しにじっと見つめるの。

おいしく焼けるように、ムラなく焼けるように、あなたの腕の向きを変えるの。

あなたの血も、黒くなって蒸発したの。

そう、血のついたところが黒くなったわ。

やっぱりあなたの血は黒かったのね。

おいしそうな匂いがしてきたわ。


あなたの腕をお皿に乗せるの。

脂が滴ってジュウジュウいっているの。

そう、とてもおいしそうなの。

レモンをかけてナイフで切るの。

フォークで口に運ぶと幸せの味がするの。

そうなのよ、あなたの味がするのよ。

あなたはこんなにおいしかったのね。

私の知らないあなたに気づくの。


今はもう、私だけのあなたに。

本文中の表現はあくまで創作です。

この手順で調理をして食中毒等発生しても作者は一切責任ありません。

よい子はまねしないでください。やはり、血抜きしないとおいしくありません。


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