プロローグ
科学が発達した世の中で新たなことがわかった。
"テレパシー"昔の人はそう読んでいたらしい。
"テレパシー"と呼ばれていたそれは、今でもなぞは多いが、思考を派生させることができる能力らしい。
そして、その思考を派生させる能力を持つ人間を、ある者は思人と呼んだ。今では、それが通称となっている。
そして、その思人の中のある一人のものが、思考で戦えることを発見した。
その思考と思考とでの戦いに負けた人間は、体をのっとられ、生きていて、死んでいる屍となる。
思人ではない人間はそれに太刀打ちもできるはずも無く、為すすべなく負けてしまう。
そのことを危惧した人間たちは、科学の力を使い、思人の能力に対抗することのできる"道具"を作り出した。
その道具のことを、擬思具と呼んでいる。
思考の戦いに負けることは肉体での戦いに負けることよりもはるかにつらいこと。
それから少しした後、ある会社が思考での戦いを応用し、一人の人間の中に複数の〈人〉を宿し、多重人格を人間の手で行うことに成功した。
〈人〉を宿した人間は、宿した〈人〉の能力を受け継ぐ。
しかし、もともとは、思人の戦いを応用したものなので、〈人〉との戦いに勝ち、支配し、統べることができないのなら、逆にのっとられてしまう。
その確率は、〈人〉の能力が高いほど、大きくなる。
たとえ、〈人〉を統べることができたとしても、その後もずっと〈人〉を支配し続けなければならない。多くの人は苦しむことになる。
〈人〉を宿すことに決めた人たちを、逆に〈人〉からのっとられないように、助ける仕事をしているものたちのことを〈舵をとる者〉という。
誤字脱字報告お願いします。
説明ばかりですいません。
批評が何かあればお願いします。




