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君と過ごす日常的な非日常  作者: こころ 
否《いいえ》・是《そうです》
83/98

◆◆◆【彼女の      発見】◆◆◆








 見つけた。








 枝は伸びた。


 影は薄く伸びて、幾重もの幻をその識に施した。


 識の外にある者に気付くことは容易ではない。


 けれど、不可能なことでもない。








「なんだ、そこにいたのか」






 黒い子供は呟いた。

 在ると知れた幻影は破れ、子供の前に道は見えた。


 壊れた場所に、紡がれたその軌跡。






「探したじゃないか、なあ?」







 黒い子供は優しく語りかけるように。









「俺の玩具」








 彼女を嗤う。














 一人目の子供は消えて。

 二人目の子供は嗤い。


 末の子供は、―――― 惑うている。










 そして、子供たちは揃わない。









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