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天使にへヴィメタルを。  作者: たこほたる
貴方のことを
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第六十七話

「実は、あたしたちの班の仲間が、その、ルーフになりそうなのよ。」

「・・・え?」


==================


ロズから電話なんて、珍しい。

「もしもし?」

『あ、エリエ!!ねぇ、今暇?』

暇といえば暇だが、アカリさんに連絡をしたい。

でも連絡つかないしなぁ。

・・・また今度でいっか!

「暇だけど?なんの話?」

『じゃあ駅前集合ね!!またね!』


ブーッ、ブーッ


き、切れた!!

何時集合なの?!

と、とりあえず準備!!


==================


言われてから急いで準備したので、一時間程度で着くことができた。

女の子は準備に時間がかかること、分かってないな?

てか時間言ってくれないと分からないじゃないか。

待ち合わせ場所すらわからん。

ん?

奥でぴょこぴょこ手を振っている人影が見える。

あれは、ロズか!!

人混みを掻き分けてこちらにくる。

「エリエ!!昨日の昨日ぶり?だね。」

「そうね。・・・待たせた?」

テンプレートのようなことを口にする。

「いやそんなことないよ。僕も時間かかったし。それより、今からどうしようか。」

「え?決めてなかったの?」

「最後は決めてたけど、その途中はまだ決めてなかったんだ。エリエに聞こうと思って。」

とは言われても私も分からん。

こっからどうしようか。

うーん。

「じゃあ映画、とか?」

「いいね!!そうしよっか。じゃ、いこ!」

ロズが手を差し伸べる。

私、手を繋がれるほど子どもかなぁ。

ちょっと複雑な気持ちでその手をとる。

ロズの手は、すこし冷え性な私より冷たかった。


==================


映画館に着くと、早速チケットをとり、ポップコーンを買った。

ポップコーンを買ったあとは、指定の席に座りにいく。

今日の映画は感動すると噂のあの映画だ。

見てみたかったのよね。

映画が始まる少し前、ロズと小声で会話する。

「ロズはポップコーン何派?塩?キャラメル?」

「僕は、バター醤油かな?」

「そんな、塩とキャラメル以外の選択肢があるなんて。」

「え?エリエ食べたことないの?」

「うーん、うん。あんまり?」

「それは損してる!!僕のあげるから食べてよ。」

そういって、ロズはポップコーンを差し出してくる。

ひとつ摘まんで食べると、これがかなり美味しかった。

「え!!美味しい!」

「ふふっ、よかったぁ。もっと食べていいよ。」

何気ない会話の後、照明が暗くなる。

映画が始まるようだ。


==================


はぁっ、感動したぁ!!

最後の主人公が死ぬシーンとか、死ぬほど泣いたんだけど。

「面白かったね!!特に最後のシーンとか!!」

「そうよね。あそこの女優さんの名演技!感動だわ。」

腕時計を見ると、もう四時になっていた。

時が経つのが早い。

これからどうしよう?

そう言えば、

「ロズ、最後にやることは決めてたって言ってたけど、どうするの?」

「・・・あ、あぁ。もうそんな時間?早いなぁ。」

そう言うロズの表情は寂しそうだった。

以外だ。

そんな顔をするなんて。

「また一緒に行けるよ?今日が終わってもまた会えるし。班一緒だし。」

「そう、だね!!!じゃあ、エリエ。僕に着いてきてくれる?」

「それはもちろん良いけれど、どこに?」

皆さんこんばんは。作者です。

今回もよろしくお願いします!

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