第六十六話
「こ、これは!」
「先代は元あの方側でした。そこから心変わりをして、あの方を討つ為に『カラフル』を結成したそうです。」
「零二って男、ナカハラレイジ?」
「そう、だと思います。」
色々分かってきた。
「今度は貴女方の情報を教えていただけますか?」
事前に書いてきたメモを取り出す。
「勿論よ。私達はナカハラと白緑さんに会って話をしたわ。白緑さんは『あの方』の目的を教えてくれた。『あの方』は『ADD』と言う自分の兵器を取り戻したいそうよ。あと、日記の少女たちの特殊能力はその『ADD』に与えられたものだということも言っていたわ。」
「!!『ADD』ですか。」
日紫喜さんは少し言いよどむ。
「・・私達は死ぬ間際にこの特殊な能力が発現して、生き残ったんです。その時、周りに『ADD』らしきものは居ませんでした。しかし、先代はそうではなかったのですね。もしかしたらその『ADD』が進化して、私たちに干渉せずとも能力を与えられるようになったとか?まだ憶測ですね。」
「白緑さんに今の『ADD』の状況を聞いたわ。あの人は『今はどこにあるかは分からないけれど、昔は茜ちゃん以外の「ADD」はあの方に取られちゃってたな。』と話していたの。茜ちゃんって子は?」
「この日記の持ち主です。」
「となると、まだ『ADD』がこの世界の何処かに潜んでいる可能性があるわね。もちろん『あの方』がすべての『ADD』を奪っている可能性もあるけれど。」
「探す価値はありそうですね。その『ADD』に聞けばすべてが分かるはずです。なぜ『あの方』が天界にまで危害を及ぼしているのかも知りたいですし。」
「でも場所が分からないわよね。どこにあるのかしら?」
「それなんですが、この少女たちが過ごしていた学校が怪しいと思っています。少女たちは同じ学校に通っていたそうです。百年前までは『ADD』がそこに集中していたということになります。学校ではなくとも、その周辺にカギはあるはずです。今度調査してみます。」
「───実は牢獄のなかでアスカくんという少年に会ったの。あの子、ワープする能力が使えるみたいで。これを使って細工をしてコウバイを逃がしたんじゃないかって。その少年、『あの方』と繋がりもあるみたいだし。」
これも憶測にすぎない。
しかし、その少年が『あの方』という言葉を発していたのは本当だ。
まるで飼いならされた犬のようだった。
「その可能性はありそうですね。ありがとうございます。」
「いえいえ。天界のことは天使か悪魔にしか分からないものね。協力できることは協力したいわ。それに」
「何か相談があるんですよね。お聞かせ願えますか?」
皆さんこんばんは。作者です。
会話が多くなってしまい申し訳ない。
文章を書く練習をしないとですね。
今回もよろしくお願いします!




