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第六十話

「・・・ほう。そんなことを閻魔様はおっしゃられていたんですね。確かに地獄は、人間の魂を粛清する場所。人間は生身なので、攻撃することは容易い。武力を持ったルーフに対応できないのは、地獄が余りにも、人間という平和に慣れ過ぎているからなのかもしれません。逆に言えば、天国はそれだけ危険な場所。本当の天国は、、、いえ。何でもありません。」


チーン


「あ、着きましたね。では、貴女がたのお仲間さんがいる事務所までも案内しますよ。この地獄がどんな場所なのかも説明していないですし。」

事務所にまで、ユラさんは案内してくれるようだ。

ついた途端に感じたのは、とてつもない冷気。

寒すぎる。

天使や悪魔はある程度の寒さには耐えられるように設計されている筈なんだが。

それでも寒いなんて、どんな人間がここで反省を強いられているのだろうか。

「ーーーー私は事務所では働いていなくて、人間を粛清している悪魔なんです。大抵の悪魔はそうですよ。ルーフと戦うより人間に喝を入れる方が楽ですから。でも、事務所で働きたい気持ち、ちょっと分かるかもです。」

「人間を粛清するって、具体的にどんな風になんですか?」

「、、聞きたいですか?」

白緑さんと同じ、嫌な感じがする。

「い、いえ。大丈夫です。」

「そうですか。残念です。あ、そろそろ着きますね。あそこの建物が事務所ですよ。私はこっちなので。それでは、また。」

「はい。ありがとうございました。」

「ありがとー!!」

ユラさんは、朗らかに手を振り、別の方向へ駆けて行った。

良い人だったな。

と、ここがロズ達のいる事務所か。

早速、チャイムを押してみる。


ピンポーン


「はい、、、え、どなたですか?」

出て来たのは、地雷系の格好をした女の子。

怪我をしているのか、右腕に包帯が巻いてあった。

いや、ファッションなのか?

「『戦闘員派遣します』でここに三人の天使が来ていたと思うんですけど、、」

「あぁ!!カタラ先輩のお知り合いですか?どうぞお入り下さい!!カタラ先パーーイ!お客さんでーーす。」

奥の部屋からひょこっと頭を出したのは、カタラさんとノアちゃんだった。

「え、え、エリエ先輩達だーーー!!!!会いたかったですっ!!」

ノアちゃんは涙を浮かべ、カタラさんは

「あ、アカリさんとエリエちゃん!と、、ヤクモくん、だよね。え、仕事終わんの早くない?久しぶりーー!」

との反応をそれぞれ見せてくれた。

「ねぇ聞いて!俺、エリエちゃんぐらいまでの記憶取り戻したんよ!!」

「おぉーーー!!」

拍手が巻き起こる。

「あ、ところでロズは、どこなんですか?」

「あー、寝てるよ。ちょっと疲労困憊だったらしくてね。それと皆んな、話したいことがあるんだ。あとで時間取れる?」

「もちろんです!!」

皆さんこんばんは!作者です!!

遂に、六十話突破ですね!!

最近投稿頻度ゲキ落ちで、大変申し訳ございませんでした。

私生活が混雑していまして、、。

この先も少し落ちたままだと思います。

申し訳ございません。

さて、今回の過去編は、、、、エリエちゃんです!

少し特殊になっているので、楽しんでいただければと思います!

今回もよろしくおねがいします!!

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