第五十八話
監獄にてーーー
「ーーー断る。君たちの願いは聞き入れられない。」
次の日の朝、白緑さんに組の解体を相談しに行ったが、呆気なく断られてしまった。
そりゃそうか。
頼まれて解体してくれるマフィアが、あっていい筈がない。
「この組は解体できない。この組が無いと、アスカくんがまた何か仕出かした時に対応できないだろう?しかもボクらには『看守や他の人の迷惑になることはしない』というルールの元動いている。解体する理由が無い。」
「こっちも閻魔様に言われたから来たのよ。アスカくんもあたしがコテンパンにしたし、もう悪さはできないわ!貴女達はまだ話し合いができそうだから、話しに来たのよ。」
「君たちは何も分かっていない。君たちは何故アスカくんに変な能力があるのか知っているか?」
「どういう意味?・・・知るわけないわ。」
「だよね。ボクも現世で死ぬまでは『そんなもの、実際にあるの?』って感じだったし。でも、死んでから分かってしまった。あの人達がしている恐ろしいことに。しかもアスカくんは恐ろしいことをしているということを自覚していないから、困ったものだよね。」
「勿体ぶらずに話してくださいよ。」
「あの人達は自分達の兵器を取り戻しに来たんだ。」
「???????????????」
全員の顔にハテナマークが見える。
なんだそりゃ。
「まったく訳がわからないって顔してるね。今から説明するから、安心して。」
そういうと、白緑さんは全て話してくれた。
==================
「アイツらは、人間を化け物にして地球に送り出してるってのは知ってる?」
「───えぇ。」
ヤクモくんはびっくりしている。
私も最初聞いた時はひどく驚いたな。
「それを行ってるのが、桃華ちゃんが『あの方』と言う謎の人物。『桃華ちゃん』が誰かは分かるよね?」
「それはまぁ、はい。って『桃華ちゃん』??知り合いなんですか?」
「あぁ、ボクの元戦友だよ。裏切ってしまったけどね。まぁ、あの子なりの考えがあるのかも知れない。詳しくは分からないね。あの子が裏切った時には、ボクはもう居なかったし。」
「嫌なことを聞きましたね。」
「大丈夫だよ。それより、話を戻そう。アイツらが化け物を送り出している理由が、『あの方』が作った兵器を取り戻すため。その兵器の名前は『アレグロ・ドビーシャ・ドルランダー』。略して『ADD』。兵器自身に自我があるから、一見兵器には見えないけどね。『ADD』は、兵器として使われるのが苦痛で、脱走したんだ。『あの方』のところからね。それを捕まえる為に怪物を出してくるから、町はひどい被害にあうだろ?なんとかする為に『ADD』が能力を与えた人間が、私達だ。『ADD』は人間に特別な力を与えてくれるんだ。それが、アスカくんとかも使ってるあの能力。何故あの兵器が作られたのかは不明だね。地獄はもう『あの方』の手に落ちる寸前だ。ボクが捕まったのも、『あの方』関連の理由。『あの方』に合うために、アスカくんは脱獄したがっている。アスカくんが現世に行けば、街はもっとひどい目にあう。だから、ボクが逃げないように押さえてるんだよ。説明はこんぐらい。どう?解体したくない理由、分かった?」
情報量の波で頭がパンクしそうだ。
私もヤクモくんもアカリさんも、頭に星が飛んでいる。
「そういえば、なんでコウバイが裏切ったことを知ってるんですか?」
「ーーー聞きたい??」
白緑さんから、嫌な感じがする。
「あー、いえ。大丈夫です。」
こんばんは。作者です。
文章が多くてすみません。分かりにくいですよね。文章構成能力を上げられるよう、精進します!
今回もよろしくお願いします!!




