表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/67

第五十五話

「お、王女!!」

「そのあだ名止めて下さい。フランカです。」

王女さんは、拳で斧を止めている。

成人男性と思われる人の攻撃、さらに刃先をである。

拳からは少し血が流れている程度。

誰が見ても、この人はヤバイと言うだろう。

「今名前の話してんじゃねー、、よっ!」

王女の拳を凪ぎ払い、その隙に逃げる王女をナカハラが追う。

それに続いてナカハラを追いかけるが、なかなかに追い付けない。

むしろ距離を開かれている。

「クソッ、、俺が行く。ノアちゃんは俺と来い。ベタとノルはロズくんのとこで防衛!!」

「「「はい!!」」」


==================


これで、、よし。

ある程度の応急措置はすんだ。

僕も向かわなきゃ。

腹は少し痛むけど、動けないほどじゃない。

僕は後衛だし、動けなくても、問題はない。

「ロ、、、く」

行く準備をしてると、アルマズさんが口を開いた。

「話さないでください。今手当てしましたから。背骨折れかけてるし、肋骨がもう見えてます。かなり危険なので、、、お願いします。」

そう話すと、納得したように目を閉じた。

僕が行っても大丈夫だろうか?

「ロズくん!!」

「べ、ベッタさん、、!」

「俺も居る。」

「ノルベルトさんも、、何故??ナカハラは、、」

「アイツなら王女に飛ばされて、カタラさんとノアちゃんが向かった。俺らはアルを守りに来た。」

「そうです!!私達もアルを守るから、安心してね!」

「じゃあ、見ていてもらって良いですか?僕は向かわなきゃいけないので。」

「その傷で??駄目だよ!止めとこうよ。」

「多分内蔵どうかしてるだろ?休んだ方が良い。」

「それでも、行かなきゃ。」

ゆっくり立ち上がって、膝の塵を払う。

準備は万端。

「おい、ちょっと!」

「お二方はアルマズさんのとこに居てあげてください。では。」

飛べる、かな?

いや、、無理だ。

羽を出せないほど消耗している。

走るか。


==================


「ねぇ、ノル。ヤバイんじゃ??行ってあげたほうが良いよね?」

「、、、アルが心配だ。居てあげよう。今あのナカハラとか言う奴が来たら、俺一人、ベタ一人じゃ対処できないと思う。俺らの強みは連携。ここでベタに行かれたら、、俺らが困る。」

「でも、ロズくんは?あのままじゃ死んじゃうよ!」

「俺だって行きたい!!けど、、アルの方が危険だ。それに、あの目。見た瞬間気圧される様な、そんな感じ。正直あれは止められない。」

「そ、、、そう、だよね。」

みなさんこんばんは!作者です!

もしかしたら天国と地獄の圧倒的な戦力差は、覚悟の違いなのかも知れません。

今回もよろしくお願いします!


FrankaフランカvenファンdenデンVeldenフェルデン

カタラの後輩。

カタラさんと同じぐらい強い。

ちょっと抜けてる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ