第三十話
「はぁーーーっ!うっめーー!無限に食える!おかわりっ!」
めっちゃ食ってんな、カタラさん。
二人前よゆーだし、三人前いきそうじゃん。
「カタラさん凄いな。旅館の料理って多すぎるで有名なのに。俺、全部食べられる気しないっす。」
「あの人の胃袋は私より大きいからね。旅行になると、本領発揮するのよ。旅行限定だけど。」
「えっ、エリエより?!、、、本物のバケモンじゃん。」
おいどーゆーこったよそりゃ。
、、、それにしても、あの荻原ちゃんの言葉が、頭から離れない。
ルーフが元人間?
有り得るのか、そんなこと。
天国と現世で違うとか、、、無いかなぁ。
「、、エリエ先輩、大丈夫ですか?」
「え?あっ」
「ボーッとしてましたよ?何かあったんですか?」
「いや、大丈夫!何もないよ!」
やばっ、気つかわせちゃった?
「さ、食べよ食べよ!!」
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「今から自由時間だってさ。どうする?」
「俺、カードゲームしたい!ってかコンビニ寄ったとき、それしかなかった。ケータイ?ってヤツ売ってないのかな。」
「今はスマホじゃ、、、」
「まぁ、カタラ先輩が生きてた時代って産業革命あたりですから、携帯なんて言葉が出る時点でかなり凄いですよ。」
せっかくだし、カタラさんが持ってきてくれたカードゲームをすることにした。
買ってきたものは、『UNO』。
私はルール分かるけど、他の人は分かるんだろうか?
「、、、ルール全く分からない。」
「じゃあなんでそれ買ってきたのよ。トランプぐらいあったでしょうに。」
「いやホントに何もなかったんだって!」
「、、、まぁあたしもルール分かんないけどさ。」
「俺は分かりますよ。友達とやったなぁ。懐かしい。」
「私も分かります。興味本意で買ってみたのですが、一人でやるのは寂しくて、捨てましたけど、、、」
「ノアちゃん、、今度遊ぼっか!!あ、私も分かるよ。」
「僕もできるよ!病院でエリエとっ、、、いや、何でもない!兎に角、年長組が分からなそうだね。」
箱を見てもよく分からないのか、唸ってる二人を見ると、戦闘時の強い姿を忘れてしまいそうだ。
、、、ちょっと面白い。
「うぅ、分かんない。」
「じゃあ、私らで軽くやってみるんで、見てて下さいね。」
こんばんは。作者です。
三十話、本当にありがとうございます!
何回も言ってますが、あっという間ですね。
いつも、ありがとうございます!
今回も特別編あります!