第二十二話
『えー、皆。本日はよく集まってくれた。一週間頑張ってくれて、本当にありがとう。実は皆に隠していたことがある。』
またか。
さては社長隠し事好きだな。
今回は私も知らないし、どんな内容だ?
悪いものでは無いといいんだが、、、
『この旅行のあと、会社を二週間休みにする!!!』
え?
二週間?!
そんな休み貰うの七十年ぶりだぞ?
「え、夢?」
ほら、ロズも開いた口が塞がってない。
アカリさんに至っては、なんの感情か分からない顔をしている。
『そのため、二週間分の仕事を一週間で終わらせて貰った。その一週間分合わせたら三週間か。とりあえず、お疲れ。皆休んでくれ。まぁ、今日から社員旅行だかな。よし。挨拶は終わりだ。神殿の中に入ろう。神様に許可を得ているから安心していいぞ。』
と、社長が先導して、その後ろを付いていく。
「や、休み二週間だって!何しよう!!」
ロズは興奮気味だ。
「班メンでどっか行く?」
「え、それめっちゃ楽しそう!」
と話していると、神殿に辿り着いた。
神殿の中に入るのはこれで三回目。
やはり緊張する。
「神様のとこに行ってくるからちょっと待ってて。」
と社長が言い残し、幕が下がっている部屋へ入っていった。
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十分ぐらい待っていると、社長が帰ってきた。
「皆!今から現世まで、九時間かかるから、それまでこの魔方陣の中で好きに過ごしていいぞ。絶対出るなよ。」
と、社長が言った。
魔方陣の上に行くと、めっちゃフカフカだった。
私は、その場に倒れこんだ。
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『よし。皆、寝てる人を起こしてくれ。あと五分で現世につく。忘れ物無いか確認してくれ。あ、あと、現世は羽を出すの禁止だ。天使の輪っかは鞄に仕舞うように。悪魔の角は、諦めてくれ。』
うっすら社長の声が聞こえる。
ヤバい、この魔方陣の寝心地がよすぎて、忘れ物どころではない。
「エリエ、起きて。」
と、ロズが体を揺らしてくる。
「うーん、後五分。」
ってかよく起きられたな。
ロズも睡眠時間二時間じゃないか。
「おーきーて!!!」
盛大に体を揺らしてくる。
少し痛い。
仕方ない、起きるか。
「はぁーっ、めっちゃ良く眠れた。久しぶりに天国実感したわ。」
「僕、楽しみすぎて、五時間しか眠れなくて、カタラさんとヤクモくんと駄弁ってたよ。」
『はーい、皆。現世に着いたぞ。荷物を持って、続いてくれ。』
そう言われて、皆で社長に続く。
神殿の扉を開けると、真っ暗闇だった。
え、心配になる。
とりあえず扉をくぐる。
ここは、路地裏?
こんばんは。作者です。
金曜日、投稿できなくて、すみませんでした。
さぁ、今回から現世編に入ります。
現世のルーフは夜型なので、昼間は観光になると思います。




