第十七話
瞬きの間に、一瞬で終わった。
何があった?
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「この敵か。うーん、エリエちゃんコイツと相性悪いよね。俺一人で行ってくるよ。」
「え、マジですか?」
「うん、マジマジ。」
相性が悪いのは薄々分かっていた。
足を簡単に切り落とせない時点で分かってはいたが、斧とチェンソーだとどう考えてもチェンソーの方が切りやすいに決まっている。
カタラさんの強さは私も分かっているつもりだ。
八十年は一緒の班で仕事をしているのだからな。
よし、任せよう。
それにしても、カタラさんから「一人で倒す」発言が出るなんて珍しい。
明日は大雨かな?
「分かりました。ここで見守っていますね。カタラさんが怪我するわけないですけど、まぁそこそこに気をつけてください。」
「了解!」
満面の笑みでカタラさんが言った。
悪い顔だ。
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後はもう、秒だった。
ルーフの足の下をくぐり抜けて、刃を入れたと思った瞬間、もう足が吹っ飛んでいた。
それから、頭まですごい速さで飛んで、ドンだ。
いや、すごいな相変わらず。
「今日、ベスト記録なんじゃないですか?一分かかってなかったですよ。」
「あ、マジ?やったね!今日直帰して良いってじょーし言ってたから、俺帰るわ~。エリエちゃんは?」
「私は体力があるうちにレポート書きたいんで、一旦戻ります。それに、派遣員のレポートも書かないとですし。」
「あぁ、、あれね。お疲れ、エリエちゃん。」
あれ?
相談したとき、カタラさん酔ってたよな?
よく覚えてるな。
ロズとか、記憶なくしてるし。
「よぉし、帰りますか!」
「はい。」
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カタラさんと別れた後、その足で会社に戻る。
本当は私かって直帰したい!
でもレポートの納期が明日だと聞かされた。
前まで、いつでも良いって言ってたのに。
心の中でぶちぶち文句を言っていると、会社に着いた。
はっあぁ、やるか。
「今戻りました。」
「おっ、帰ってきた。お疲れ〜。」
「お疲れ様です。ってあれ、アカリさん今日営業じゃ?」
「いや、今日事務だよ?」
ん?
あれ、勤務表見間違えて、、?
「カタラ今日営業だったんだけど、上司に直談判してエリエちゃんのとこ行ったんだよ。私が行こうか迷ったけどこのルーフの特性上カタラのほうが行けると思ったし。まあその姿勢が好評だったのか、直帰の許可降りてたんだけどね。確かエリエちゃんも許可してたはずだけど、戻ってきたんだ。偉いね〜。」
アカリさんが私の頭をわしわしする。
カタラさん営業のプロだから、絶対そっち行った方が会社に良いってカタラさんも分かってたはずなのに。
私の安全を優先してくれたのか。
明日カタラさんにお礼言っとこ。
「あ、ちなみに、カタラの営業の分はロズが一人で二人分こなしてたから、そっちにもお礼言いなよー!」
「そう、だったんですね。ありがとうございます。お礼、しときますね。」
今晩は。作者です。
今日はカタラさんカッコつけ回でしたね。
作者も結構気に入っています。




