第五話 絵
やって来たは良いものの、敵がかなり多い。
聞いていた数だと五十体ぐらいだったのだが、その二倍ぐらいありそうだ。
資料にはちゃんと情報を乗っけてほしいものだ。
「どうします?まず近接で攻めますか?」
「そうだね。あたしとエリエちゃんで行こう。後ろからサポート、ヤクモくんとノアちゃんだね。来てくれる?」
「「はい。」」
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私は相手の隙を作る役割。
眼を狙うのは今回、後ろの二人だ。
バキューン、バキューン...
アカリさんは二丁拳銃。
正確に足を狙い撃つアカリさんは圧倒的に強い。
私も負けじとルーフの胴体を切っていく。
ルーフは、眼以外に攻撃を当てた場合、約十秒よろけると言う弱点がある。
その弱点をついて、中距離、遠隔が眼を撃ち抜く。
これが主な戦い方。
今日は遠隔がいないため、中距離に頑張ってもらうしかない。
ヤクモくんはアサルトライフル、ノアちゃんは槍だ。
ドドドドッ
ザクッ、ザシュッ
良い感じにやってくれているようだ。
「二手に別れよう!!量が多すぎる。このままじゃ、めんどくさい!」
「分かりました!」
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後ろからついてきてくれているのは、どうやらノアちゃんのようだ。
傍らにいるルーフを片っ端から切っていく。
それに続いて、眼をノアちゃんが刺す。
これを続ければ終わりそうだな。
すると、怒ったのかルーフが叫びまくり、襲いかかってきた。
「ア"ァ"ァァアッ」
「ギャァァア」.....
かなりうるさい。
後ろからの敵は、ノアちゃんがカバーして眼ごと突き刺してくれた。
ルーフから飛び出る青い血が、私の顔ごと戦場を塗らす。
まさに地獄絵図だ。
───結構な数倒して来たんじゃないか?
四十は殺ったと思う。
見る限りも、かなり少なくなっている。
やはり、アカリさんが強い。
素早い動きで翻弄、弾を正確に当てている。
隙間から眼を狙い撃っている時もある。
長年の経験だろう。
格が違う。
後ろのヤクモくんも眼を正確に狙っているのか、弾の消費が少ない。
若いのに凄いな。
気が付いた時には、一体もいなくなっていた。
みなさんこんにちは。作者です。
今回は戦闘シーンです。本当に暖かい目で見てください、、、
明日は設定資料を描きたかったので、今日投稿しました。なので、明日はお休みです。
追記:挿し絵第二段です!今回は前回と違う方に頼んであります!本当にありがとうございます!