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プロローグ~電車揺られながら寝たら転生してた!

本作は【戦国時代にタイムスリップ? いえ、天下統一の為に異世界へ召喚されたみたいです】を大幅に改稿し原型をほぼ留めてないじゃん!! と言った感じの物語になっております。


そして、前作をお読み頂いていた皆様、この場を借りて色々と自分の中で思う事はあったとはいえ、前作を途中で放棄した事を心よりお詫び申し上げます。

本作は完結まで作成しますのでお読み頂ければ幸いでございます。


また、専門家ではない為、時代考証は穴だらけだと思います。何卒ご了承くださいませ。


※10末まで毎日投稿予約済みです。

「鉄砲隊構え!! 撃て~~!!」

ドドドドドドドドドン!!!!


大地を揺るがす轟音が鳴り響き周囲に広がる黒煙が鼻に突く。

「懸れっ!!! 懸れ~っ!!! 狙うは太田道灌の首一つ!! 敵は浮き足立っているぞ! 道灌の首を挙げれば褒美は望むがままぞ~!!」


まだ子供故にドスの効いた声ではないが全力で絞り出した号令を聞き足軽達が槍を、刀を手に鉄砲の一斉射で浮き足立つ敵陣へ突撃する。


「進め~っ!!! 足軽雑兵の首は討ち捨てよ!! 狙うは道灌の首ぞ!!」

足軽達の喊声にかき消され恐らく声は届いていないだろうがそれでも声を張り上げ兵を叱咤する。


やっと…、やっとここまで来た。

まだ道灌を討ち取って無いし合戦に勝ったわけでもない。

いや、全体的に見れば味方は劣勢だ。

この一戦で家の命運が決まる…。


長いようで短かったのか? そういえば俺は何でこの時代に来たのだろう…。

まさか5歳児から人生の再スタートを切る事になるとはな…。

そう思っていると、ふと今までの事が頭によぎった。




「虎千代!! 虎千代!!」

なんか声が聞こえる、と言うか身体がグワングワン揺さぶられている。


「虎千代!! 目を開けよ!! その方はお家を救う為に黄泉から帰って来たのであろう!! 目を開けよ!!」

いや、眠いんだよ!!

瞼が重たくてこのまま寝てたいんだよ!! てか揺さぶるな!!!

そう思うも、先程からグワングワン身体を揺さぶられている。


「ああぁ~!! もう、うるさい!!! 静かに寝かせろ!!!」

「虎千代! やはり夢のお告げは誠であった、我が豊嶋家を救う為に天は虎千代をお返し下された」


なんか目の前でオッサン? いや20代半ばぐらいの男と10代後半ぐらいの女性が泣いてる。

ここは?


確か俺は、1ヵ月の九州出張が終わり東京に戻って来たものの土曜日という事もあり、会社には寄らずそのまま大泉学園にある自宅へ帰宅している所だったはずだ。


練馬駅で一度途中下車し和菓子屋さんで練馬区が誇る? 銘菓の最中を買いその後、格安ドラッグストアで買い物をし再度、西武池袋線の各駅停車小手指行きに乗り座席に座って普段から乗りなれてる電車、見慣れた風景を見てたら急に睡魔が襲って来てそのまま寝て…。


そう言えば

「…せ…よ…」

「統一…せよ…」

とか声が聞こえて、駅員さん? まさか寝過ごして小手指まで行っちゃった? いや、小手指で折り返しになるはずだから池袋? いやいや、池袋でも折り返しだから車庫? とか思ってたらいきなり声の主に「駅員ではない!!! そしてここは小手指でも無いし池袋でも無い!!! ぐっすり寝ていたようで小手指まで行き、そこで折り返し運転となり池袋に向かっている最中ではあったが…」と言った後…、「これからお主には元居た世界の過去と同じ歴史を辿る世界の時は文明元年、いや西暦の方が分かりやすいか…、西暦で1469年だ。お主達の言葉で言うとパラレルワールドと言えば分かりやすいか…。 そこでお主は国を統一し異なる未来への道を切り開いて貰う! ただお主だけでは到底不可能であろうから物に困らぬようにしておいた、それに制限はあるがアレ等も使えるようにしておいたから必ず成し遂げよ!! そうすれば願いを一つ叶えてやろう!」と言われたと思ったら突然誰かに「虎千代!!」とか呼ばれグワングワン揺さぶられてたんだ。


現状が把握出来ないものの、夢でも見てるのかと思いと自分の手を見ると何故かちっちゃい! しかもプニプニしてる可愛い手だ。

ほっぺたを抓ったが痛い。

これは召喚? いや、これは転生だ!! しかも子供に…。


てことは俺は誰に転生したんだ?

虎千代って呼ばれていたけどここは何処だ?

恐らく目の前で泣いている男女は両親なんだろうけど、あなた達は何処の誰でここは何処ですか? とか聞くのもどうかと思うし…。


「スイマセン!! お2人はどなたですか? そしてここは何処で私は誰ですか?」

「と、虎千代、其方、父や母を忘れたと申すか?」

「殿、虎千代は今目覚めたばかり、頭が混乱しているのでしょう。 今はゆっくりと休ませてくださいませ」


男の人は質問にビックリしてたけど、女性の方は俺が寝ぼけているだけと思ってくれたみたいだ。

いや、実際、父と母だろうと予想はしてたんだけどね、誰の子供に転生したか気になるじゃん? だから聞いたんだけど、驚かれて、頭が混乱してるで済まされてしまった…。

よくよく考えたら父親の何の何某だとか名乗らんよね。

まあ丁度眠かったし今は寝よう。

そしてそのまま横になり目を閉じると深い闇に吸い込まれるように意識が…、無くならなかった!

なんか俺の中に幼児の記憶が入って来る。

凄く気持ち悪い、自分の記憶に他人の記憶が入り込んで来てる感覚、俺の幼少時代が混濁する感覚だ。

だけど何となく現状は理解出来た。


俺は豊嶋家の嫡男で虎千代、父親は豊嶋家当主の豊嶋泰経、母は小夜と言う名だ。

そして豊嶋家と言えば、現代の練馬区にある石神井公園の三宝寺池に城跡がある、石神井城を拠点としていた大身の名家だ。

確か桓武平氏の流れをくむ秩父氏の末裔で鎌倉時代以前より豊嶋郡とその一帯を治めていて太田道灌に攻め滅ぼされる家だ。


ってもう詰んでるじゃん!

いつ太田道灌が攻めて来るんだ?

と言うか俺、5歳に転生してるんだけど、どうやってこの詰んだ状況から国を統一するんだよ!!

帰ってまいりました!!

前作をお読み頂いてくださっていた皆様、申し訳ございませんでした。

本作は前作のようにならない様、完結させますのでよろしくお願いいたします。


誤字脱字、稚拙な文章ではございますがお読み頂ければ幸いでございます。

宜しくお願い致します。


また評価、ブックマーク、いいね、を頂きありがとうございます。

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