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作者: 心羅 刃


人ってさ、人の考えよりも

自分の考えが正しいと思っているものだよね。

他人同士でその考え方が全く同じ人なんているのかな。

いる?いない?

僕はいないと思っているよ。

だから、

どうして?

どうして、人に話すんだろう。

自分の事を。

そんな疑問が湧くんだ。

この世には、

聞いて欲しがりが随分と沢山いる。


日常の話。

気になる対象の話。

楽しかった話。

辛かった話。

ムカついた話。

過去の話。

限りなくさまざまなジャンルの会話が

この世界には溢れているよね。


たぶんだけど、

人ってさ

自分が話してる事に興味を持たれなかったり、

否定されたりするとさ

少なからず、嫌な気持ちになるものだよね。


たまに、

どんな辛辣な言葉を言われても否定されても

全てを受け入れて

素直にアドバイスを聞いてる人もいる。

いる。いや、

そう見えているだけで、結局はその人にも

その人にしかわからない考えがあるんだ。

うまいだけだ。


結局は人の言いなりに決定する事は、

全くないとは言わないけど

稀なくらいで、ないと思っているんだ僕は。


そんな考え方の僕だけど、

凄く他人の話を聞く場面が多い。

それを冷めた感じで聞く事はない。

真摯に受け止めているよ。


人っておもしろいな…ってね。

バカにしているわけではない。

上から見ているわけでもない。


僕には、

みんなのような情熱が欠落しているから

もしかすると、そこから

人間

てものを学ばせてもらっているのかもしれない。


おもしろくて、面倒臭い。

これが僕の思う人間かな。

たまに羨ましく思うことさえある。

そう思ったところで僕の考え方も感情も

何も変わっちゃくれない。

そして、真似しようとも思わない。


そもそも、自分の事を洗いざらい話して

何を求めているんだろう。

そこが僕にはわからないところで、

感情的に今の気持ちを話した後に

時間が経って、気持ちが変わったとしよう。

その発言に後悔はしないのかな。

言葉というものは、

なかなか取り消せないであろうに。


まあ、忘れることもできるけど。

文章だとどうだ、いつまでも消えずに残る。

忘れたなんて通用しない。


そんな社会が今のネット社会だ。

一度でもウェブにのっけてしまったら

100%と言っていいほど2度と消す事は不可能。

しまった、やっちまった

と削除したところで、データは他人の手の中。

波に乗り、流れ流れ、色々な他人の目に

晒される事となる。


それでも、

人は自分を語り、自分を魅せて、自分を曝け出す。


黒歴史

という冗談じみた言葉で済むから

最近は便利になったものだ。

笑いのネタにもなってしまう。

僕もたまに暇つぶしに見ることもある。

黒歴史集めてみました。的なやつをね。


知らない人が

関わりも会ったこともない人を楽しませてくれる

そんな今の世の中に僕は感謝しているよ。

色んなリスクがありながら

自分を堂々と晒せる側の人たちに尊敬。

これは本心だ。


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