美少女魔王 第8話 [3人で依頼を受けてみた]
カレンとハルとマイはまたギルドに顔を出していた
それはライボルトとかいう人のせいで受けれなかったからだ。日にちをおき、いないことを確認して顔をだしたのである。まぁ、カレンのあれのせいで顔を合わせづらいのはあっちだと思うけど
「今回はなんの依頼が残っているかな?」
「どうやら…魔物退治しか残ってないですね…雑用依頼はほとんどないみたいですね」
「あぁ…それですか?説明しますね、現在この街には現在Aランクの冒険者ライボルトさんが帰還しているので対して困ってないんですよね、なので簡単な依頼はないんですよ、大体が討伐関係の依頼なんですよね…」
ちょっとだけ気が重い受付嬢どうやら書類関係でめんどくさそうだ
「ただの迷惑じゃない…」
おっと思っても言うもんじゃないぞマイよ
「おや、こんな所で会うとは奇遇じゃないか、僕も依頼を受けようと思ってね、帰還したがこんなにも依頼書がいっぱいだと、おちおち休んでられないよ」
渦中の存在ここにあらわる、こいつ前回カレンにどやされてたんじゃなかったのか懲りてないな、どれカレンの顔でもみよ…こっわ!?超睨んでらっしゃる!?いつものおしとやかキャラが崩壊してるんだが、まるで修羅だ…
「さて、依頼書でもみようかな?あ、これがいいかな、ボアの討伐…なになに?畑を荒らしている悪い魔物ボアの討伐を依頼します…っかこれ受けようかな」
俺はライボルトをガン無視して依頼書を見ていた、今回は猪狩りに出掛けようと思っているが理由はないんだ、だってここから去りたいし…
「お、ボアの討伐か!それなら僕も同行しよう!なぜなら僕はAクラスの冒険者だから…ぼかしゃあああ!?」
ライボルトの体がもすごい勢いで後ろにぶっ飛んでいく勿論殴ったのは俺じゃない、珍しくマイだった
「いい加減しつこいのよ!私たちは私たちで解決するからあなたは邪魔よ!次絡んできたら目、潰すわよ」
「ひぃえ」
右手にボムを持ちながら言ってた、今後もマイを怒らせないようにしようと心の中で誓ったハルだった
そうして俺たち一行はギルドを後にした
依頼の場所はかなり遠い村で移動には馬車を使用することが前提条件だった
「はぁ~そろそろ疲れてきましたよ…どんだけ馬車で移動するんですか?」
「まだまだ先だよ」
「えぇ…もう結構な時間揺らされているけど私…そこまで乗り物につよ…うっぷ…」
「え、それは我慢して!?」
結構な時間揺らされていた、俺は乗り物は平気だけど、カレンとマイは苦手らしい、ってマイの顔がどんどん青ざめている…そんなに乗り物だめなんだ
「あ、あの馬車のおじさん止めてぇええええ!」
俺は緊急なのでストップさせた
「あ…もうダメ…」
「ちょっま…あぁああああああ!?」
俺はその日ものすごく嫌な気分になった
そして村についた…ついたはいいのだが肝心の服がものすごく酸っぱい…着替えたい気分でいっぱいなので先に宿屋に向かうことにした、おいヒロイン共…覚えとけよ
「うぅ…すみません、大事な一張羅を汚してしまって」
「ごめん…」
「いや…過ぎたことだからいいんだけど…私もちゃんと見てなかったてのもあるし、とりあえず二人は休んでていいよ、調査は私1人でやるから」
「うっ…申し訳ないです」
「ホントにごめん…」
そういって二人はベットに横になり安静にしてた、ちなみに俺の服は宿屋の店主にお願いして洗濯中、着ている服はこの村の女の人が着ている服を借りているので知らない人が見たら間違いなく村人に勘違いされるだろう
そして俺は調査に出た、基本は聞き込みだ知っていることがあったら教えてほしいって言い情報を聞き出す勿論冒険者で依頼で来た有無を伝えれば大抵のことは話してくれる
「なるほど…大体は情報を得たぞ、まずはボアは一匹だ、住民からの情報を照らし合わせても複数存在することがない、そしてボアを操る何かの存在もある…なんというか獣一匹を使役するほどの魔物なのかな…」
ぶつぶつと情報を照らし合わせながら考え込んでいると突如鐘の音が聞こえた
「て…敵襲!敵襲!ゴブリンが攻めてきたぞ!全員中央広場にて集合せよ!」
「はっ?ゴブリン?」
ゴブリンってあれだよね、よくファンタジー世界にいる魔物だよね…俺はその中央広場に向かってみた
「我はゴブリンロードこの村を占領しに来てやったぞ!死にたくなかったら俺様に跪け!」
すごい高圧的な言い方するなあのゴブリン…ていうかゴブリンロード?また魔王!?この世界の魔物の概念何なの!?なんでこんなにも魔王化した魔物が多いんだよ!?
そんな心の中でつっこみを入れていると、後ろから男が一人…ってあれ確か…ライ…ボルト!?
「ライボルト!?なんで君がここに!?」
「お、その声は美少女!君もここにいたのか、いつもの服じゃないと気づかなかったよ」
「私はハルです、それよりもどうしてライボルトがここにいるのか説明を求む!」
あれか?俺たちを追いかけてきたのか?こいつ粘着ストーカーなのか?っと心の中でムッとしながら聞いてしまった
「いや…僕の目的はそこのゴブリンロードの討伐だ、君たちのボア討伐とは別の依頼で来たんだ」
あ、なるほどそっちか確かにゴブリンロードはAクラス対応の依頼…なるほど地味に場所が被ってしまったのか
「おいこらそこ!ブツブツ会話してんじゃね!今から俺様の配下がこの村をどんどん侵略していくぞ、俺様は賢いからな!」
指をパチンと弾くと、周りは異様な空気に飲まれた、そう囲まれているのだ中央広場に姿を表したのは村人の誘導ってわけか…避難場所にしてもこの広場は見やすいからな
「やばいな…うかつに動けなくなったぞ…」
「そうだね…こうなったら僕が囮になって敵を引きつける…ってあの二人は見当たらないんだが?」
「…宿屋で休養中」
気まずそうに言った
「とりあえず…今回は協力しよう…ゴブリンに占拠されたらボア討伐どころじゃないし…」
「心得た、では…作戦開始!」
作戦もなにも立ててないんだけどぉぉお!?ってつっこみを入れようと迷ったらライボルトが動き出し閃光の如く囲んでいるゴブリンに切りかかっていた
「な…なんだ急に!?きゅ…弓兵やれ!」
ゴブリンロードが支持を出し、後方に控えていた弓兵が動き出し矢を撃ってきた
「村人は私が守る!てぇええええりゃ!」
腰から剣を抜き矢の機動に合わせて弾いていった、無論それだけじゃない弓兵の場所まで移動し、なぎ倒して行く
「はっ!?え?いつの間に…!?ど…どんどん我らの軍が壊滅していくぞ!?」
「ライトニング!」
ライボルトがゴブリン兵の中心に向けて魔法を撃つ、結果はもちろん壊滅だ
「さて…最後はお前一人になったなゴブリンロードよ、なんだこの部下の統率は全然なってないな」
「こっちも片付けたよ」
俺は弓兵をすべてなぎ倒してきた、もう残っているのはこのゴブリンロードだけだ
「は…はっはっは…まさかここまでやるとは思ってみなかったぞ、だがお前らは勘違いしている!俺様の最終兵器はまだ残っているぞ!」
ピィィイイイイイイイ
ゴブリンロードが抱えていた笛を鳴らした、その音はとてつもなくでかく俺たちは耳を防ぐしかなかった
そして呆気に取られてる瞬間茂みから奴が出てきた、そう…巨大な猪…ビックボアだ、ボアはライボルトに向けて突進を始めていた
「ら、ライボルト危ない!」
「はっ!?」
言った頃には遅かった、ものすごいスピードで突進をしてライボルトの体は宙を舞い近くの民家に飛ばされた
「はっ!これが俺様の奥の手だ!」
どうやら今回の依頼はすべてゴブリン達が仕組んだことだった、ゴブリンロードを筆頭に部下がいてボアを飼いならし、畑を襲わせて機を転じて村を殲滅することだった、その場に偶然居合わせたのは俺たちだと
俺はここからどうすればいいのかと…なにをすればいいのかわからなかった…
ー読者のみなさまへ
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