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美少女魔王 第6話 [鬼の魔王決戦]

俺はもう終わったと思っていた、現実は全然甘くないんだと改めて実感した、オーガロードの一撃で入り口の壁まで吹き飛ばされ、もう意識を保つだけで精一杯なほど巨大なダメージを負った、これが普通の人間だったら即死だろう、魔王の体で良かったと安心する


「おまたせしました、ここからは私があなたの助けになります!」


「見つけたが先じゃないの?」


扉を勢いよく開けて言った言葉がこれか、それに誰なんだこの猫耳少女は?多分盗賊と同じ特徴をしているので獣人族だということがわかったでも誰だこいつ?そんなことより


「カレン!?なんで来たの?入り口であんだけ釘さしておいて来るの!?」


「確かに言いましたけど、私は足手まといでもないですし、助けてもらった恩があるので絶対に逃げません、むしろ私が来たことでこの境地なんとかなるんじゃないですか?」


ちょっと自信がついたのか上からの物言いだった、たしかにこの現状装備もなしでオーガロードに勝てるとは限らない、だが怖いのがオーガロードの攻撃がカレンにあたったらと思うと背筋がぞっとした


「でも、今は魔剣もないし服もかなりボロボロで動きづらいんだけど」


「はっ!?破廉恥です!そんな格好いいからこれ着てください!後これもどうぞ」


カレンは魔剣と服を投げつけてきた、これは俺のレーヴァテインとバトルドレス!いつの間に取り返していたんだ!すごい助かる!


「あんたたち…親方目の前にのほほんとしすぎてないかしら?なんか律儀に待ってるし…」


と猫耳少女が現状を説明してくれた、ホントだ律儀に待ってるよこの鬼…


「茶番は終わったか?なら味方もろともしねぇええええええ!」


オーガロードは勢いよく斧を振った、その振った斧からから衝撃刃が(はなた)れた、狙いはもちろん俺たちだ、とっさに魔剣を抜いた


「っつぅ~危ない危ない、なんつ火力してるんだよあの衝撃刃…魔剣なかったらアウトのレベルだよ…」


当たる直前に魔剣を抜き大剣の腹で衝撃刃を打ち消した


「ぬ?なんだその剣は?とてつもなく禍々しいオーラを感じるぞ」


「なにって…ただの魔剣だけど?」


「おかしいだろ!魔剣の使用は使用者にデメリット効果をもたらす災害級の危険物なんだぞ!?それをノーリスクで使えているのか!?」


なんだろう、この鬼の言っていることが何一つ理解できてない自分がいる、俺はそうなの?っていう顔でカレンを見たけどカレンもさっぱり的な顔してらっしゃるのでこの猫耳少女に聞いてみた


「ねぇ?そこの猫耳さん、この魔剣って危険なの?」


「あのねぇ…私はマイと言う名前があるし、それにそれ魔剣だったの!?どうりで禍々しいと思ってた…」


どうやら俺ら二人には感じないなにか特別な禍々しさがあるらしい


「…はぁ?パッとしないなぁ…?とりあえず仕切り直しかな?やっぱり動きやすねこの服、ボロ布よりはかなり性能がいいし」


上機嫌である、ボロ布に少し慣れたけどやっぱり自分の服が一番だということがわかった


「ふん、たかが剣一本で我には勝てぬよ」


「それは…どうかなぁ!」


俺は地面を思っきり蹴った、そして鬼の間合いに入った、オーガロードはやられまいと斧を降るが斧に合わせどんどん弾いていく、途中カウンターをさせないように俺もカウンター返しを試みている


そこに


「はぁあああ!炎の魔術!フレイム!」


「ボムクリエイト!ファイア!」


左右からそれぞれ魔法と爆弾が投げ込まれ、ヒットし鬼はたじろぐ


「ぬぅ…やかましい奴らめ、しかもマイお前まで我に歯向かうか」


「私はもともとあなたのことが嫌いだった、だから私はこの人たちと組んであなたを討伐するわ!獣人族の解放を行うために!ボムクリエイト!そーれファイア!」


オーガロードに爆弾の嵐を食らわせる


「ぬぅ…たかが下級魔法でもここまで数が多いとうっとしい…」


どうやら効いていないようだ


「なら私の魔法もどうですか!雷撃!ライトニング!」


杖を前に出した途端魔法陣が現れ、そこから高圧力の電気が流れた


「ぬ…ぬぅう!?なぜ上級魔法が使える!?しかもこの威力は並の冒険者じゃないな!」


「いえ、残念ながら私もハルさんと同じのDランク冒険者ですよ?」


「え?」


「え?」


おっと鬼と猫耳が反応する、どうやら俺ら二人の実力をまったくもって知らないらしい寧ろ俺は、カレンの魔法が上級魔法とよばれる分類だったんだって思っている


「さて…そろそろ終わりにしようか!さっきやられた分は倍に返さないと気がすまない!」


「ふん、やれるものならやってみろ」


俺とマイとカレンは一回所に集まった


「さって…どうするか…ちょっと目くらましできればどうにかなるんだけどな…」


「あ、だったら私のスモークボム使う?丁度いい目くらましになるわよ?」


「そうだね…だけど目くらまししただけではだめ…間合いを確実に詰めれる方法がないと…」


「でしたら私の魔法を先行させましょうハルさんが後ろに隠れれば詰めれますよ」


「わかった…じゃあ…行くよ!」


俺は間合いを詰めるためにオーガロードに向かって走った


「ふん!真っ向勝負か!悪くないな!」


「ばーか、お前に真っ向勝負したらこっちが不利だから!…マイ!今だ!」


「目くらまし!ボムクリエイト!スモークボム!」


俺とオーガの間に煙玉を投げた爆発した瞬間周りが見えなくなった


「はっ!ただの目くらましか、こんなのこうしてくれる!」


斧をブンブン振り回し風を起こし煙を薙ぎ払った、そして目の前にいたのはカレンだった


「行きます!炎の魔球!フレイムボール!!」


カレンが魔法陣を展開させドデカイ魔球を放った


「こんな魔法恐るにたらん!我はこんなのでは倒せんぞ!」


もちろん斧で相殺させるが、この一撃がこのオーガにとって致命的だった、魔球を消したことによりその後ろに隠れていたハルに気づくのが遅れたのだ


俺は一気に距離を縮めた、高威力かつ絶対に反撃できない場所、それは…


間合いの内側!ゼロ距離で叩きのめす!


「な!?しまった」


「とぉぉぉぉぉぉおおおおりゃあああああああ!」


走っている勢いを殺さず、そのまま攻撃に転じ、魔剣の機動を弧にする、俺の考えた必殺技パート2だ


『孤月』


オーガロードの体を真っ二つにする


「が…ふぁ…!?なん…だと…この我が…負ける?負けるのかぁああああああああ」


オーガロードの体がどんどん塵になる、そして残されたのは魔石だった


「ふぅ…ちょっとスカッとした」


「って…勝ったの?私達勝ったの?」


マイが今にも泣き出しそうな顔になってるそれもそうかもうこれからは鬼の威圧を受けずに過ごすことができるからな、だがとりあえず盗ったことは許せんのでいずれかバツを受けてもらうけどね


「さてとそれじゃ盗ったもの取り返さないとな~」


「あ、忘れてましたね私達の依頼はそうでした」


「依頼?そういえばあなた達は冒険者なのよね?楽しいのかな…?」


「ん~楽しいか~…わかんないかな?じゃあさマイも一緒に冒険者になろうよ、あ!でも盗賊さん達は一度ギルドに謝りに言った後だけどね」


「うっ…ですよね…でも…こんな私でも仲間になっていいの?」


「何言っているんですか!私達は歓迎です!しかも助けていただいたのは寧ろこっちなんですから!」


そう助けてもらったのはこっちだ、オーガ戦でも目くらましとか色々あってくれたしなりよりカレンを助けてくれたんだ、ものすごく感謝している


「さぁ~てそれじゃ帰るぞ~!」


俺は新たな仲間にマイを加えた、この子のスキルは『ボムクリエイト』どうやら自分の魔法を爆弾に詰めることができ、自分の任意で爆発させることが可能のスキル、ぶっちゃけ…チートだよね~今回した上級魔法とか詰めてしまえばもうエグいことになるだろうなって心の中でつっこんだけど二人は知るよしもなかった

ー読者のみなさまへ


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最近更新頻度が非常に遅くて申し訳ありません、是非応援のほどお願いします。

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