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美少女魔王 第53話 「予感」

祭りを俺たちは堪能していた、それはもうカレンが連れ回すので色んな料理を食べ歩きながら進んでいた、祭り自体俺が元いた世界とほぼほぼ変わらないけどそれでも新鮮だった。


そしてメインイベント、それが社で踊りを披露する、龍の巫女が見れるイベントだ。


それは、とても綺麗だった、踊りというには舞だ、日本武芸に似ている、昔テレビで見た記憶がある、なんだっけ…?


「能楽」


カレンのそのポツリと言った言葉に、俺はハッとなった、そうこれは能楽に似ていると。


そしてそれを見ていると何やら違和感というものを感じる…それに昼間に見たあの子と同じようなものを感じる、あの舞を披露している子は確かに似ている…一瞬だったけど脳裏によぎる。


「…主よ…不穏な魔力反応を捕らえたぞ」


「レーヴァ…やっと起きたのか」


「失敬な、ずっと起きとったわい、それよりあの娘を中心に変な魔力を感知しておる、十分警戒に怠るんじゃないぞ」


レーヴァが何かを感じている、それは俺が感じた違和感と同じものだろうか。


舞台を見ていると自分の視界で捉えた、それは魔法だ、魔法陣を展開させると暗闇でも薄く光るらしいとカレンから前聞いていた、それに俺はヴァンパイアだ、夜目がきいているので視界は良好…でもあの魔法陣はこちらに向けていものではない、そう感じた俺は考えよりも体先に動いていた。


ピィン!


その巫女より後方から放たれる魔法


俺は勢いよく巫女にしがみつき庇う体制をとり交わそうとしたが、気付くのが少し遅れていたため、右腕を掠めた。


きゃあああああああああ!?


周りの客からの声…悲鳴がこだまする。


「レーヴァ!カレン!マイ!奴を追え!」


俺は3人に指示を出す、呆気に取られてた2人はこの声で自分のすることに気づきいち早く行動に移した、レーヴァはいう前から既に行動していて追跡中だ。


そしてこの社から焦げ臭い匂いを俺は嗅いだ、これは…燃やしている匂いだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「はぁ…はぁ…はぁ…」


くそ!失敗した、何なんだあいつ!あの一瞬で割り込んで交わしただと!?俺の特別性の魔法が!いや…腕にかすったよな…ふっ…あいつはもう死んだも同然だ、またチャンスを待って仕掛けてやる。


安堵して俺は森の中を駆け抜けているこのさきにはあの祠があるからな


「待つのじゃ」


なんだ…この巫女服の女は?さっきの連中の連れか?


「だ、誰だお前は!」


「我は通りすがりの冒険者じゃ」


「ぼ…冒険者だと!まさかあいつ冒険者を雇っていたのか!」


「いや?さっきも言ったが通りすがりの冒険者、お主あの娘になにをしたのだ」


俺は話を聞きながら逃走を図ろうとしたら。


「はぁ…やっと追いつきました!千里眼で止まったの確認したので急いで正解でした」


「あんた、どうゆうつもり?」


2人の少女に退路を断たれた、だがこいつらそこまで強くなさそうだ、俺ならどうにかいけそうか…?


「無駄な事を考えるでない、お主、あの巫女に何をしようとしたのだ」


「はん、ただ殺そうとしただけだ我々の目的の為に奴のスキルが厄介なんだよ」


「ハルさんが庇わないと危ない状態でしたね」


「ははは…いいのか裕著に3人がかりで俺を捕まえようだなんて、俺のオリジナル魔法でさっき庇ったやつはくだばるかもな…がはぁ!?」


体が宙を舞う何が起きたんだ…


「ハルがそんなことでくたばるほどやわじゃない、私たちを信用してお前を追いかけるように指示したんだ」


肺が痛い…全身が痛い…あのスピード…化け物じゃないか


「はは…あの社周辺には俺の仲間がいる…今頃火の海じゃないか」


後方を確認をすると黒い煙が立っていた、あれは木材を燃やした時に出る煙だ…つまりあの中にいた2人は焼け死するんだ。


「ハルさん…」


「まぁ…主は大丈夫じゃろう魔力のリンクは切れとらん、とりあえずお主をふん縛って拷問と洒落込もうかの」


その言葉を最後に俺の意識は闇に落ちた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「けほ…」


肺が苦しい、どうやら煙を多く吸ってしまったようだ。


「だ、大丈夫ですか?」


目の前にいるのはやはり昼間の女の子だ、間違いはなかった、彼女を庇って魔法を受けてしまい、少し気絶していたようだ。


3人に追跡を任せたから多分あいつは今頃捕まっているだろうな、それよりも今だ。


「いっつつ…大丈夫だよ、所でこれはまずい状況だ」


「ひ…火の手の回りが非常に早いように思えます」


「どうにかして逃げないとね、って言っても社の外も危険だからなぁ」


「そ…それなら地下があります、私、一度社の中を見ているので覚えています」


すると後方の床をぐいっと持ち上げるとそこには空洞があった、というかあるんだ…


俺たちはそこに逃げ込み煙が入らないようにちゃんと蓋を閉めた。


「ふぅ…これで一安心だろう、あ、そういえば君の名前聞いてなかったね、私はハル」


「フィリス…ですわ…ありがとうございます助けていただいて、まさか狙われるなんて」


「咄嗟の判断だったけど助かってよかったよ、って血が止まらない」


「み…診てみます」


フィリスは俺の傷に魔力を当てて診てくれる


「…これは…回復魔法では治癒できない…」


「どうゆうこと?」


「呪詛的なものを感じます、所謂闇の魔法ですね」


ふむ…光もいるなら闇をいる…となると闇は俺だよね。


「これからどうしようか、社の燃え後でもここに逃げ込んだのがバレるのも時間の問題…多少なりとも」


「なら奥を目指しましょう…こんなところにいたら息が詰まりますわ」


ゆうねぇ、この子


「なら光源は任せた私は先頭を歩くから、しっかりついてきてよ」


俺は、重い体を持ち上げフィリスを連れながら奥へと進んだ。

応援のほどよろしくお願いしますね。


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