美少女魔王 第37話 [誤魔化し]
「なんでここにいるの?」
やばい…言い逃れできない、俺の今の装備は、冒険者ゴリゴリの装備だ。
「えっとその…?」
「僕は、勇者の加護で導かれてきただけど君は…?」
ヤッベ…どうしよ!?まじでどうしよ!?このまま冒険者って打ち明けるか?ダメだ、それだと学園長の依頼が違反になってしまう…!
すると後ろから幼い子供がひょこっと現れた…ってレーヴァじゃねーか何を言う気だこいつ…!
「我を助けてくれたのじゃ…こいつらからのぉ」
「君は?」
「我は、ハル姉ぇの妹じゃ、先ほど捕まってのぉ助けを求めた結果、ハル姉ぇが助けに来てくれたのじゃよ」
「い…妹!?ハル…妹さん…いたの?それで助けに来たからここにいるってこと?」
「そ…そう言う事!レーヴァを助けるためにこんな格好しているだけだから!ライ先生後は任せた!」
俺は颯爽とこの場から逃げた、カレンとマイとレーヴァの腕を引っ張って一目散に去った、あぁ…次あったらどんな顔で会えばいいんだよちくしょおおおおおお!
「えっと…その?僕はギルドに報告しないといけないで早く戻りなよ、レオ君」
「…状況が追いついてないですけどわかりました…にしてもさっきの魔物は一体なんだったんだ?いつの間にか消えているし…まぁいいか!今度ハルにあの子のこと教えてもらおうと!」
ライボルトは盗賊達を連れて、ギルドに報告に、レオはそのまま学園内に戻っていった。
そして次の日
「助かったよ、ありがとう依頼達成だ」
「はぁ…最悪だ、まさかレオがいるなんて思いもよらないって…」
「何やら災難にあったみたいだね、まさか勇者の末裔君が割ってくるとは思いもよらなかったよ」
わぁ…ちょっと他人事だと思っているだろこの人…鬼畜すぎるショタじじ…
「それ以上思ったら教えてやらないよ」
「すみませんでした!」
危ない危ない有力な情報源を自ら消すところだった…。
「さて、本題だけど、君たちの学園に纏わる謎のことなんだけど…実はあの学園には地下が存在するんだ、そこを目指せば自ずとわかるはずだよ」
「地下…ならなんで学園長はこんな周りくどい方法で私たちに依頼を寄越したのだろうか…」
「そこは、君たちが冒険者だからだね、最初から答えを教えてしまうとつまらないからね」
質悪いわ…でも依頼期間までどんどん迫ってきているから、これは仕組まれたことなんだろう…にしても地下か…嫌な予感もするような…しないような…。
「あ、それとまだ帰るまで時間はあるし、この水の都でしか楽しめないところがあるから君たちも羽を伸ばして行きなよ」
そういえばそうだ、結果こっちにきても依頼を受けて達成しているだけで学生として何もやってないもんなぁ、バカンスでもするかな?
「カレン君とマイ君も楽しみなよ、海で遊ぶのもまた楽しみだよ」
「海…海ですか!?まさかこの世界は海水浴があるんですか!」
「あ…あぁあるとも一応ね、ただ海の魔物もちらほら見受けられているから今ギルドで殲滅しているところなんだよ」
「海って…何?」
「マイは…知らないのは仕方ないですね…海っているのはこの陸外にあるでかい水のことですよ、この水の都はその名の通り海と接しているところなのですよ」
「へぇ…そこで何をするの?」
「もちろん…遊ぶんです!海水浴!それは夏の醍醐味!楽しくみんなで遊んで遊んで遊びまくるんです!」
やけに迫力があるな…そんなに海水浴が楽しみなのか…?
「先ほども言った通り、海の魔物もいるからほぼ閉鎖中なんだ」
「なら私たちも殲滅に参加しましょう!ね!ハルさん!」
わ…わぁすごいキラキラとした目で見られると返って困るんだが…まぁ俺も海水浴なんて行ったことあんまりないから楽しみだけど…あーこれは押し切られるので負けよう…。
「あーっと…その…はい…殲滅しましょう」
「はは、いいよ今回は参加を認めよう、ただ自分の身は自分で守るように徹すること」
そして俺たちは学園長室を後にした、そして出た直後にカレンの様子が大分おかしかった。
「海水浴…水着!いや…買えばいいか…サイズあるかな…?」
「カレン?何をぼやいているの?」
「へっ!?いや!?なんでもないですよ!そ、それより今はマイとハルさんの水着を買わないといけないです!」
「水着?って何?」
マイが首を傾げる、まぁ俺も海水浴行ったことはあるって言ってもその時は男だったから、今は女の子の体…水着ってどんなのあるのかな?
「水専門の…服?濡れても大丈夫で動きやすい物です」
「へぇ…そうなんだ」
そんな話をしながら歩いていくと目の前から会いたくない人にばったりと会ってしまった。
「あっハル…」
「げっ…レオ、どうしたの?こんなところに」
「いや…君のことを探していたんだ」
「え?私を?」
まずい…昨日のことかな?確かにささっと逃げたのは申し訳ないけど、だけど冒険者だってバレると色々まずいから隠し通さないと。
「うん…その…昨日の…」
ゴクリ…緊張感が走る、これがハラハラすると言うことなか、境地に立つとこんな感じなのか!?
「妹さんを…僕に紹介してください!」
「へっ?」
不意を突かれたような気分だ、まさか…レーヴァをご指名だなんて…でもどうするかな…ここじゃレーヴァを表に出すこともままならないし…。
うーんと苦い顔をしていると何を察したのかカレンがひょこっと身を乗り出し。
「レオさん!私たちこれから海に遊びに行くんです、その時レーヴァちゃんを誘いますから一緒に遊びませんか?」
ナイスフォローっと思ったけどそれ危険じゃないか?海に魔物だっているし。
「でも私たちはここの学園長さんに腕を買われ、海の魔物を討伐してくれないかって言われているので、いつ遊べるかわからないんですけど」
ははーん?ちょっと掴めたぞ。
「なら…僕もそれに参加するよ、討伐が終われば遊べるんだよね」
え?ま?レオも行くの?え?ちょ?
「へっ!?いやレオさんは危険なのでやめたほうが良いと思いますよ!」
「僕だって仮にも勇者の末裔だ、魔物ぐらい倒せないで何が勇者だ、君たちの戦闘能力は知っている、だからレーヴァ…さんを助けに行くとこもできたのを知っている、だからお願いだ!」
はぁ…これはもう折れた方がいいな…なんで今日はこんなに折れないいけないのだーー!
「わかった…ただし自分の身は自分で守ることを約束してほしい、私たちも海だと対応が遅れる可能性があるからね」
「わかったよ、じゃあレーヴァさんによろしく伝えといてね!」
そして俺たちとレオはその場を離れた。
「カレン……」
「ご…ごめんなさい、まさかこんな結果になるとは…判断を間違えました」
「いやいいよ、幸い冒険者ってバレてないし、レーヴァがちょっと犠牲になるだけだから」
「お主ら、我を一体なんだと心える…」
全部丸聞こえのレーヴァの声が後ろから聞こえる、窮屈なのか一時的に人間体に戻ってやがる、ここまだ学園内なんだが?
「とりあえず、水着…!買いに行きましょう!レーヴァさんも選んであげますね!」
「レーヴァ…ごめん」
俺は、ちょっと自分の行動に後悔しながら水着を売っている露店に足を運びに行ったのだ。
ー読者のみなさまへ
この小説が、[面白い]と感じ、[続きが見たい]と思ったらぜひ、[ブックマーク]そして[☆の評価]をおねがします。
最近更新頻度が非常に遅くて申し訳ありません、是非応援のほどお願いします。




