美少女魔王 第25話 [もう一つのパーティ]
時間は戻り、ここはギルド内である。
「ライの受けた依頼は極秘らしい…受付嬢も教えてくれない」
「なるほど…でも一応あの村についての調査をどうにかできないものですかね」
「無理だろうね、これはA以上Sランクの依頼らしくて私たちは手がつけれない」
「万事休すですねぇ…ギルドを無視して行くとバレたらやばいことになりますよ?」
「無断ね…ならバレなきゃ犯罪じゃ…ないって言葉があるんだけど」
「なら私の出番ね」
そして俺たちは、すぐさま行動した、マイが盗賊の時に使っていた裏侵入ルート使い街から出て、そこから獣人の手を借りて、馬車ですぐさま移動した。
そして今、村に着くと俺たちは言葉を無くした、村が全焼している…あたりは焼け野原周りには魔物が徘徊している、そして…生きているものは何もないと言うことがわかる風景だ。
「なん…ですかこの…状況…」
「しっ…徘徊している魔物に気づかれる」
あたりにはゾンビみたいなやつ”アンデット”ってやつかな、反応速度は悪いけど、感知範囲はとてつもなくでかい。
「…多いですね、千里眼で確認しても…多すぎます…っ!なんですかこの反応!」
それを聞いていたのかレーヴァが出てきた、なんか弓持っているんですけどこいつ。
「主、この娘借りていくぞ」
「え?ちょレーヴァさん!?」
わぁ…連れていかれたよ、とりあえず俺たちもレーヴァに続くか。
「娘よ、奴の位置が割り出せるか?」
「娘じゃないです、カレンです、奴って一体誰なんです?」
「決まっておろう、ヴァンパイアロードじゃ、この地にきてから奴の魔力がプンプンするのじゃ、それと何やら別の魔力もあるみたいだが場所が特定しにくいのじゃ」
「多分、ライボルトの魔力だろうね、あいつヴァンパイアロードを追ってたみたいだから」
「わかりました……見つけました…場所はここから1時の方向距離はわかりません」
「いい出来じゃ、場所さえわかれば…スキル『ロングレンジ』…くらえ!」
レーヴァは弓の弦を弾き、魔力で作った矢を射った。
「お前…便利だなそのスキル」
「ふふん、前回の戦闘にてあらかた魔力とスキルを強奪できたからのぉ、しかもこの弓は弓の影からの複製品で複製スキル『ウェポンマスター』を使いありとあやゆる武器を生成できるのじゃ、魔力を吸収すればじゃが…」
レーヴァが何か自慢のようなことを言っている途中で魔剣モードで俺の手の中に帰ってきた、大体こんときは大抵…
「はぁ!」
俺は剣を勢いよく凪った、するとこちらに撃たれたであろう魔力の球を打ち消した、予感って怖いね。
「ククク…まさか僕の魔力を消しとばすとは、1人は殺したと思ったんだがな」
そこに現れたのは悪魔の羽、角、そして牙…まさに吸血鬼…これがヴァンパイアロード…なのか。
「ふん、この我を倒せると思うでないぞ、この3流悪魔が、どうやら我に撃たれた傷の治りは遅いようじゃの」
レーヴァがなぜか魔剣モードを解き人間体になっている。
「き…貴様は…この魔力はレーヴァテイン!?なぜお前がそちら側についている」
「そちら側もなにも我の主だからのぉ」
「はん?お前如き魔剣を扱える奴なんて命知らずの馬鹿者だろう」
「お前...聞こえているぞ」
俺は爆発的な怒りでヴァンパイアロードの正面に立ち右腕を後ろに引いている、これは顔面パンチの刑だな。
バキィ!
パンチがモロに炸裂する、いやー...いい感触殴り具合、あいつの時いい、魔族って殴りがいあるわー。
「...た...ただ人間風情がこんな力を...だがレーヴァテインを使い続けてみろ身を滅ぼすぞ」
「現在進行形で魔力吸われまくってますけど」
「...そうかなら...これならどうだ?」
目の前のヴァンパイアロードが姿を消した、速い...あのスピードでまさか奇襲をかけてくるんじゃないだろうか...俺は身構える。
「くくく、こっちだよこっち」
ヴァンパイアロードが姿を現した、そして俺はその光景を...見てしまい動けなかった。
「す...すみません、ハルさぁん...捕まってしまいました」
「くっ離しなさいよ!」
カレンとマイがヴァンパイアロードに捕まってしまったのだ、不意を取られてしまった。
「汚いぞ!この悪魔!2人を人質にして!」
「はん!なんというがよい、こいつらを殺されて欲しくなければ、お前...“こっち側”にこい、おっとレーヴァテインよ迂闊に動くなよ」
「“こっち側”?」
「あぁ、お前の潜在能力は素晴らしい、殺すには惜しいからな、僕の血をお前にくれて、ヴァンパイアになるんだよ」
「断ったら?」
「この2人は死ぬ」
逃げれない...ここで逃げたらいけない...2人が死んでしまうぐらいなら...。
「は...ハルさん!逃げてください!私達の事はいいから!」
「あんたが...敵になったら私達太刀打ちできないんだから...!」
「カレン...マイ...」
逃げろ...だって!?馬鹿か!逃げるわけない!ここで逃げたら男が廃る!俺のことを信頼に置いている2人を死なせてたまるか!
そして俺はゆっくりと歩んだ、ヴァンパイアロードに向かい歩いて行った、大丈夫...だって俺は元々魔王だ...ヴァンパイアの血なんて...怖くない!
「くくく...いい判断だ、受け取れレーヴァテインよ!」
レーヴァに向かい2人を投げ、すかさず俺の首に爪を食い込ませてきた。
「受け取れ...これが、ヴァンパイアの血だ!」
ぐぅ...!熱い...俺の中に何かが入ってくる...!熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!燃えるように...俺は耐えられるのか...このままだと...俺が!俺じゃなくなる!
すると...目の端になにやはら綺麗な光が見えた。
「そこまでだヴァンパイアロード!はぁあああああ」
ライは俺とヴァンパイアロードの間に入り、ヴァンパイアロードの腕を真っ二つに切断した。
「げほ...けほ...おせーよ...馬鹿...」
俺は、ヴァンパイアの血の衝動に駆られながらも耐えただが...体がゆうことを聞かず俺の意識は闇に落ちたのだ。
ー読者のみなさまへ
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