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美少女魔王 第24話 [破滅]

※ライボルト視点


僕は今、村を調査している途中だ、先日この村が滅ぼされた、多分だけど僕が追っているヴァンパイアロードの仕業だろう、ヴァンパイアロードが滅ぼした村にはある、一個の証拠が残っている、それは鏡だ、僕は鏡を使い村人を操り滅ぼしているのだと、僕がビックボアに吹っ飛ばされたあの民家…薄らではあるが見かけた覚えがある、僕はその記憶を頼りに進んでいる。


「なんだ…?あれは…アンデットか?まさかヴァンパイアロードが使役しているのか?」


辺りにはアンデットがウヨウヨしていた、多分あれが村を滅ぼした存在だろう、あれは神聖魔法や炎魔法でしか滅ぼせない存在、アンデットが生み出される原因は、死体、怨念、そして魂を使役できるネクロマンサーの存在だ、だが…多すぎるんじゃいか?全然隙がないぞ。


「流石に数が多すぎる…何を探しているんだ?」


僕は、目の前の光景を見ながら考え事をしているせいで周囲を警戒することを怠っていた、後ろからくる気配に気づくのが遅れたのだ。


ーヴァああああ!


「…っ!危ない!はぁ!」


僕は、後ろからきたアンデットの攻撃を躱し、剣で切り裂いた…やはりこの程度の攻撃では死なないか、流石にここにいる事は難しいか。


「場所を変えよう、ここにいると見つかるのも時間の問題か」


「おっと?どこにいくんだい?まさか僕から逃げるのかい?」


「…っ!いつからそこに!ヴァンパイアロード!」


「ヴァンパイアロードなんて堅苦しいじゃないか、僕はスクアーロ、君は…あぁあん時逃げ出した冒険者か」


「覚えてくれて光栄だよ!今ここで僕は仲間の無念を果たそう!」


僕は剣を構え、目の前にいるヴァンパイアロー度に向かい剣を降ったが。


「おっと、どうやら前よりは強くなってるじゃないか」


「なっ!片手で僕の剣を受け止めた!?」


「僕は、昔の僕ではない、あの時から莫大な量の魂を食らった、僕に勝てる存在などいやしない!」


こいつ…どんだけ魂を食らったのだ…だけど僕にはこの神器『雷神剣』を持っている、これはあの日崖から落ちた際に祠を見つけ、そこに祀ってあった剣だ、それを持ち帰り、確認し神器だということが判ったが今まで解放できずに困っていたが、あの3人と闘技場で戦った時発動できた、こいつは僕を認めてくれたんだ。


「神器…解放!」


剣が光を放つ、次第に雷を帯びる。


「それは…神器だと!?それをどこで!?」


「食らえ!『雷神剣』!!」


僕は、この雷神剣を目の前のヴァンパイアロードに向けて切り掛かったが、


ガキィン!


「なっ!?僕の雷神剣を受け止めただと!」


「ふん、神話級の神器だとしても使い手がこうも弱くてはうまく力を引き出せまい」


ヴァンパイアロードが右手に持っていたのは、血の剣である、あれはヴァンパイアロードの血と魔力で作った剣なのか。そして発現して筈の雷神剣は輝きを失っていた。


「なっ…!?雷神剣が…効かないだと!?」


「君は、その剣を正しく使えてない、だから攻撃は効かないし輝きも失う、つまり君は弱いのさ」


ギィィン!


僕の剣が弾かれその隙を逃さず、ヴァンパイアロードは腹部に蹴りを放ち、僕は避けれず受けてしまった。


「くっ...あぁ!」


「さて、茶番は終わりかな、神器を使えると思って期待してたのに興が覚めたじゃないか、じゃあね、人間!」


ヴァンパイアロードは剣を構えていた、僕は先ほど受けたダメージにより動けなかった、結局仲間の仇はとれずやられてしまうだけなんだ...。


(あぁこんなことならもう一度会いたかったよ...“ハル”)


ヴァンパイアロードの剣が振り下ろされる、僕は死を覚悟して目を瞑ってしまった。


「死ね!」


僕は...後悔と共に...死んだ...はずだった。


目を開けると、剣を持っていた筈のヴァンパイアロードは肩に魔法で作られた矢を受けていた。


「ぐぅ...なんてことだこの僕が伏兵ごとき見破れんとは」


「…なんだ…何が起こっている」


「ククク…お前も考えたな、まさか自分を囮に使うとは」


ヴァンパイアロードの肩から血が滴り落ちる、なぜだ、相手はヴァンパイアそれ程の傷は癒せるはず。


「なら、お前にまた絶望をくれてやろう、先ほどの射手…位置を特定した」


「な!まずい!いかせるものか!」


「ふん、そんな遅い動きでは僕の動きは捕らえられんよ、さぁ位置はあそこだな!」


パシュ


今何か投げた!まずいあの投げた方向に多分こいつを撃った射手がいるはずだ、一体誰なのだ…今は不味いなさっきヴァンパイアロードを撃った冒険者が殺されてしまう!


「っく…なんでだ…なんで動かないんだ…僕は…恐怖しているのか…また…あの時と同じ気持ちをただただ…」


膝が動かない、足が動かない、僕はそこから一歩たりとも動けない…ハル…ごめん…。


…ハル!、そうかこの話を持ちかけたのは僕だ、つまり今撃った矢はまさかハルなのか。


「それなら…なおのこと…動かないと行けない!もう失うのはごめんだ!あんな惨めな思いをするなら今ここで僕は…!」


その時、手に持っていた神器『雷神剣』が光る…そうかこいつの本当の使い方は護るための力、あの闘技場の時もハル達と戦いながらも絶対護ると思っていたから発現できた、そしてさっきはヴァンパイアロードを殺すだけに使おうとしたから輝きを失ったんだな…。


「急ごう、このままだとハル達が危ない!」


僕は、ヴァンパイアロードが駆け抜けた道を追いかけた。

ー読者のみなさまへ


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最近更新頻度が非常に遅くて申し訳ありません、是非応援のほどお願いします。

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