美少女魔王 第15話 [フォレストキングまたの名を]
俺たちは見てしまった、そう巨大の樹木の中心にいる、あの魔族、角があり翼が生えており、人型だが肌は褐色、そして禍々しい魔力、俺たちはフォレストキングと対面したのだ
「ほぉ...よもや人間共がここに来るとは、あの魔法を破ったのは君たちが初めてだよ」
魔族は俺たちの事を見下しながら発言をした
「お前がフォレストキングか?この森を攻略しにきた」
「ふん、如何にも俺がこのフォレストの森を納める王である、いやはやこの森を攻略しにきたって?無理無理、だって君たちは今ここで死ぬのだから」
「勝手に殺さないでください!何故あなたはこの森を支配するんですか!」
「冥途の土産に教えてやろうではないか、俺はここで新たな魔界を作る、そして俺が!このザンクティングスが!魔王に君臨し、人間共を制圧するための根城さ」
「魔界に魔王ね...それは無理じゃないかな」
俺はちょっとため息をつく、何故なら俺が魔王だからだ、ロードと呼ばれる魔王とは違い純粋に魔王として君臨している、そして今からその幻想をぶっ壊すと決めた
「...むっ、戯言は終わりだ!死ね!!」
魔族は右手を前に出した、すると奥の樹木が動き闇の影から鋭い鞭みたいな蔓が出てきて俺たちに襲い掛かった
「そぉおおおい!!」
俺は剣を横になぎ払い相殺し、カレンとマイは後ろに引き回避はしていた
「人間の癖にこれを避けるとは、ええい!次だ次!」
魔族は左手を出しなにやら詠唱を唱え始めた
「風よ!我の元に集いて力を示せ!」
魔族の目の前に魔法の紋章が浮かびや上がる、それと同時になにやらカレンの方にも紋章が浮かび上がる、あれ?こいつ詠唱してたっけ?
「食らえ!!ウインドブラスト!!」
「いっきます!ウインドブラスト!」
激しい風のぶつかり合いがおこり、俺たちは立っているだけで吹き飛ばされそうになり、魔剣を地面にさし、耐えていたマイは風の影響が少ない所にいた、そして風が治まった
「ま、まさか俺と同じ魔法を使えるとは!しかしいつのまに詠唱をしていたんだ!」
「詠唱は...以下省略です!それに私はあんな中級魔法なんてポンポン出せますからね、はい!ウインドブラスト!」
「ぎぃいあああああ!!そんなの反則だろおおおおお!」
今回は同情するわ、そういえばこいつ最初から会った時にまともに長い詠唱聞いた事なかったわ、というか断然カレンがチートだよね、どうなっとんじゃ神様!?
その光景を見ていたマイは両手に爆弾を4個ほど生成していた、だからいつの間に!?
「ボムクリエイト、私の最大火力!食らえ!4連続ライトニング!!」
「はっ!?え!?ちょ!?」
マイは4つの爆弾を同時にぶん投げた、そしてピカっと光った直後雷が生成された、一つ一つの威力は弱いが、4つ同時に発動された魔法は桁違いな威力になり魔族を襲った
それはもう、見るに無残な光景だった、もう魔族の奴黒焦げみたいになってるぞ
「けほっ...なんだ今のは魔法の同時使用なのか!?魔法の発動なかったじゃないか!」
「私のスキルボムクリエイトは私の魔法をボムに作り替えて放つのよ、割と魔力食うのよね今の」
「て...てめぇ...やりやがったな!もういい全員まとめてぶっ殺してやる!こい!俺の親衛隊」
なにやらこの魔族は親衛隊を呼んだようだ、すると急に周りの空気が変わった、なにやらどんよりとした空気にすると六つの影が浮かび上がった
「皆避けるのじゃ!!」
俺たちは、その声でハッとその場から逃れるように逃げたすると各個いた所に矢が飛んできた、黒い影が形を成すとそこには六つの魔族がいた
剣を持つ魔族、槍を持つ魔族、弓を持つ魔族、杖を持つ魔族、盾を持つ魔族、大斧を持つ魔族、それぞれ姿を現した
「ゆけ!我が親衛隊!そいつらをなぎ倒せ!」
6匹の魔族は動き出した、杖の魔族と弓の魔族がそれぞれ遠距離攻撃をし、近距離戦の魔族はその隙を狙いにきた
「やれやれここは我の出番かのぉ!」
そうすると、魔剣モードから人の姿になり、俺たちの目の前に立ち右手をまえに出した、するとシールドみたいなそんな膜が俺たちの周りにできた
それは、魔法や矢を弾き押し寄せる魔族をそれぞれ押しのけた
「それ、カレン、マイよ、おぬしたちは散らばった二つの影を終え、それぞれな」
「えぇ!?あんなの討伐するんですか!?無茶苦茶です!?」
「とっていっても…敵さんは待ってくれないみたいよ!」
マイが矢の攻撃を躱しカレンも遅れてよける
「しょうがないのぉ…我が遠距離タイプ相手するから、おぬしらはあっちを頼む」
といって、一番奥に構えている魔族に向かってレーヴァは向かっていく
「あれ…?私は?…丸腰だしなぁ…とりあえず、コルニに作ってもらった、特注のグローブでも付けるか」
俺はひそかに作ってもらったこのグローブをはめる、これは前に使っていたグローブとは違い、衝撃を吸収し、使用者の負担を軽減し、吸収した衝撃を前方に放つことができるまさに近接タイプ御用達の装備だ、だって今後レーヴァが使えなかったときのために用意した代物だ、あ、ちなみに魔剣のリンクは途切れないので結果魔力は吸われたままなのでレーヴァ自体は俺の魔力でポンポン魔法だせるチート性能
さてと…
「ふん!とぉりゃあああああ!」
「ぶへぇ!?」
あ、まさかの油断してたんだ、思いっきり顔面を殴ってしまった、そうとう後ろにぶっ飛んでしまったため樹木にぶち当たってしまった、うそん…そんなに強く殴ったっけ…
「…て…てんめぇ…今すぐぶっ殺す…」
おっと殺意マックスですなこりゃ…気を入れんと…死ぬかもしれないな…これ
俺の今後のことはどうなるのやら、次回!ハル死す!
「うぉい!?勝手に殺すな!?」
ー読者のみなさまへ
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