5話 緊急クエスト開始
私達はビギニングシティー守護門まで来た。
そこには、100近くの冒険者が集まっていた。
「ねぇ楓ちゃんなんのクエストだろ?」
いや分かるわけないじゃん。
「またアナウンスかかるまで待とうよ」
〈緊急クエストを発表します。メロンとスイカ狩りです。〉
「え?メロンとスイカ?意味がわかんないよ。それ私たちの仕事じゃなくない?」
「そうだね楓ちゃん、でも冒険者の集合がかかったんだよきっと何かあるよ。」
〈今回のスイカはみずみずしくて美味しいのでギルドでは1玉5千オシリスで買い取ります。メロンはまだ実ってないので次の街まで飛ばせますので取らないでください〉
ちょっと待ってスイカとメロンが飛んでくる?え?何言ってるの?スイカもメロンも畑で取れるものでは?
でも今お金持ってると回収されちゃうからもう帰ってもいいのか?と混乱してるとまたアナウンスが流れた。
〈スイカは切っても砕いても約1分後には1回だけ再生するので切っても爆発させても構いませんが取ったものは後ろの檻に入れてください。今回は数が多いのでこのクエストの報酬は1週間後になります。それでは緊急クエスト開始!〉
「1週間後って口座の解禁日じゃん!回収されないならやるしかないね!」
由香はやる気満々だ。
ところで戦うにしても魔法やスキルは私は何が使えるのだろう?スクリーンのmagicを開いてみた。
ショックとプラズマとファイヤーブレードの文字があった。まぁLv1の私にちょうどいい魔法かな?
〈今回のスイカの大軍は3回ほど来ます。まず第1波が来ます!構えてください!〉
まぁ腕試しと行くか。魔法がどの程度のものか見てみたいし。由香は準備出来たかな?心配はいらなかったようだ。
なんかもう構えてるし大丈夫そうだ私は私の心配をしよう。
なにかが砂埃を立てながらやってくる。
あれがスイカとメロンなのか?なんでもいいから切ったりしてあの柵の中に入れればいいんでしょ。
よしなんか強そうだからファイヤーブレードを使ってみよう。
周りの人がなにか口々に言い始めた。魔法詠唱のようだ。よしじゃあ私も!
「深紅の龍の炎を纏いし爆炎よいまこの剣の力となれ!」
すると手に持っていた私の剣に炎がまとわりついた。なんかカッコイイ!
「行くよ楓ちゃん!」
なっ先越された?まぁいい気にしない!
「OK由香!」
私たちの初戦はスイカとメロンの群れとすることになった。
キャベツと戦うのどこかで聞いたことないですか?wそれを参考にさせて頂きました。これって著作権とかに当たるのかな?もしそうなら即刻変えねばw