14話 イシス教会
女神イシス様を祀る教会に来た。
失礼のないようにしなければ天罰が下るかもしれない。
そう思っていると
「ようこそおいでくださいました。爆煙龍の討伐お疲れ様です。話はヤーマンさんより伺っております。その爆煙龍の肉をわた、いえイシス様に捧げに参りに来たというのが訪問目的でよろしかったですか?」と出迎えの修道着姿の女性が言いに来た。
「私は女神イシス様第424番目修道女 イシス・サトライ・ルーミアです。この教会の守衛兼案内人です。イシスというのは修道女になると貰える苗字です。お見知り置きを。」
この人は青髪長髪でとても可愛らしい人だ。とても礼儀正しくちゃんとしたオトナって感じの人だ。
「イシス様の祭壇へご案内致します。私の後ろに付いてきてください。決して離れてはなりません。もしはぐれてしまうとこの教会の守護精霊のアキュア達のおもちゃになって守護弓の嵐を受けるでしょう。この教会やイシス様を歯向かおうとする者には制裁が。イシス様や教会のために尽くす人には祝福を。ですがあなた達の中ではぐれて、歯向かいもしなければ精一杯尽くすわけでも何もすることの無い人にはおもちゃの矢が1秒間に100発程度の速さで降ってきます。痛くはないですがとても鬱陶しいそうです。私達修道女の後ろを歩く者は客人であるから打たないようになっています。なので離れないでください。」
ルーミアさんの後ろを歩くこと5分大きな広間のようなところに出た。
屋根にはステンドグラスが使われそのステンドグラスの光が広間の祭壇の中央にあるイシス様の像と思われるものに朝日の光が集まり、像が7色、いやもっとカラフルに光り輝いている。
私達は捧げ物の龍の肉をストレージから取り出し。祭壇の前の大理石の机の上に置いた。
ここでの儀式のやり方として、手は日本のように合わせるのではなく組み、立ち膝で祈るようにして貢物献上の儀式を行うのと龍の魂の鎮魂をするよう願い鎮魂歌を歌い龍の魂を鎮めるというものだ。
一通り儀式を終えた私達はしばらく教会を案内してもらい美しい庭の池などを見て回ったあと、お腹がすいているでしょうと言い料理を振舞って貰ったあとビギニングシティに帰る支度を整えた。
「ありがとうございました。また何かあればお立ち寄りください。あとこれを1人ひとつどうぞ。それぞれの袋に名前が書いてあります。ご自分のをお取りください。」と小さな袋が渡された。
私たちを見送り、教会の中に入る瞬間、ルーミアさんの体が一瞬光ったように見えた。
気のせいだろうか。
些細なことは気にしない。きっと装飾の石かなにかが反射したのだろう。
袋は宿に帰ってから開けることにした。
今回は少し少なめです。
今この話と並行して1つ小説を作ろうかなと思っています。候補が3つありまして1話のみ投稿してあります。ぜひ読んでこれの続きが見たい。これは面白くないなどあればコメントください。
検索でLLENNと入れると出てくるはずです。